ストーリー乱入戦

#30MMLSD の個人用纏め。
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1.

@makamikouya

#30MMCOLORS #30MMMSC #30MMLSD 自ら選んだこの道が 正しかったのか。間違っているのか その答えが出なかったとしても 無意味と断じてしまっては それだけはと仰いだ大空に まだ、色はついていなかった

2021-04-25 23:04:24
@makamikouya

前章 『インビティション・ゲート』 夕暮れ時。我々の下に指令が届いた 隊長(X台地、か) 見つめる地図には、大きく分けて〝三つ〟の陣地が示されている [連合]、[バイロン]。そして[マクシオン]と呼ばれる第三勢力… pic.twitter.com/G8lJNaHCge

2021-04-25 23:05:29
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@makamikouya

以前の寒冷地戦での決戦直後から、両軍で噂になっていた[連合軍寒冷地第三部隊]が消息を絶った事件 それ以降、私自身も様々な形でその存在を垣間見る事があった 隊長(【准将殿】からの記録データ。そして『伯爵』から見せられた設計データ…。もうここまで侵攻が……それに…)

2021-04-25 23:06:07
@makamikouya

この[マクシオン軍]と呼ばれる勢力。このMSCにも『落ち武者』という名の集団が合流し、既に組み込まれているらしい そのためか、今回の指令書は、連合でもバイロンでもない。まったく別の布陣場所が指定されている ここが、恐らくマクシオンが布陣する区域。我々は今回ここへ向かう

2021-04-25 23:07:50
@makamikouya

灰被り「次はここですか。噂には聞いていましたが…」 隊長「大量配備されているという[スピナティオ]タイプは、従来機より駆動性能に優れていると聞きます。気を付けねばなりませんね」 琴里「…敵にも、なるの?」 pic.twitter.com/zQnZWy6XZf

2021-04-25 23:08:55
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@makamikouya

隊長「ただの実行部隊である我々でさえ、様々な要因が元で存在を事前に知っていた。であれば、少なくとも各組織の上層部にはほぼ渡りきっている可能性は高い。そう考えていいでしょう」 pic.twitter.com/F5iX47AvW8

2021-04-25 23:10:05
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@makamikouya

もうウチでも技術融合は試作されていてもおかしくは無い。少し前に納入された大型近接兵器群は、恐らく[彼ら]の技術の一端と見ていいだろう。より人体に近い構造の機体を操るというのなら、わからなくもない 灰被り「それにしても『復権軍』だなんて。時代がかった方々ですね♪」 pic.twitter.com/QCBBVBnwAL

2021-04-25 23:10:41
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@makamikouya

貴女が言うかとも思ったが、我らに合流した分隊はどうやら『連合、バイロンの一部を従え参陣した』という『てい』で行くそうだ なんでも『密偵』とやらのお陰で、マクシオン本軍の有力な将のいくらかとすでに話が付いているのだとか

2021-04-25 23:11:35
@makamikouya

隊長「では出立の準備をしましょう。今回はいつもと勝手も違う可能性は十分あります。念入りに、ね」 琴里「…うん」 灰被り「了解です!」 まったく、いつもながら風が悪い…

2021-04-25 23:11:52

2.

@makamikouya

――マクシオン軍本陣。その片隅の小規模陣営―― 隊長「琴里、身体の方は大丈夫ですか?」 琴里「うん。いまの所、問題は無いよ」 隊長「ならばいいです。何かあったらどちらにでもいいから言って下さいね」 pic.twitter.com/9qgRYZ7AZ6

2021-04-25 23:13:00
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@makamikouya

本当は【魔女】との接触から彼女の身体について何か改善策が掴めないかと踏んでいたが、思いがけず大規模作戦が始まってしまった だが作戦期間の間、ずっと帰還も出来ないわけでは無い 私たちでちゃんと見ていればいい。それだけの事だ 灰被り「そういえばマクシオンってご飯は美味しいですかね?」 pic.twitter.com/XqvjXqdGlE

2021-04-25 23:14:25
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@makamikouya

突然何を言い出したかと思えば。だが、これから宿営地を使うのだから需要ではあるか 隊長「レーションに相当するものはあるでしょうが、味はどうでしょうね」 琴里「お菓子あるかな?」 灰被り「あったらお姉ちゃんが甘すぎないか毒見して進ぜよう♪」 琴里「うん。お願いね」 pic.twitter.com/BJuArTx6qL

2021-04-25 23:15:50
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@makamikouya

そんな事を言い合っていると、突如機体に通信が入る 発信源ははるか上空からだった 隊長(ククルビタ級、キュルビスから専用通信?) 聞いていない事態だ。悪い予感がする… pic.twitter.com/0Z0BZcODug

2021-04-25 23:17:05
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@makamikouya

『こちらMSC所属艦、ククルビタ級キュルビス。特務によりMSC特権申請。シエル・コーラス及び搭乗ユニットの配備転換、回収に応じよ』 抑揚の無い、だが異様に高圧的な音声が、突如我らに告げられる 隊長「ナニッ!!?」 灰被り「隊長!? こ、これはどういう…」 pic.twitter.com/yzqSKNpTz7

2021-04-25 23:19:07
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@makamikouya

隊長「え、MSC特権申請! 貴公の目的を伝えられよ!! こちらはそんな事聞いてはいない!!」 『特権の重複申請。質問拒否、並びに再度の配置転換、回収申請』 隊長「ぐぅッ!?」 聞く耳持たずか…ッ!

2021-04-25 23:20:15
@makamikouya

『強硬措置実行。ヘイゼルユニット、バイタル維持をこちらに。休止措置実行』 琴里「ッ!?」 灰被り「そ、そんなことをしたら!!」 ヘイゼルユニットは琴里の座るコックピットを含めた、彼女の安全を保つ機構を備えた部分だ そこが掌握されたら… pic.twitter.com/jHvymYAQjf

2021-04-25 23:21:58
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@makamikouya

琴里「ううっ!? …あ、ああ……」 こちらのモニタには既に彼女のバイタルデータが入って来ない 聞こえてくるのは彼女の嗚咽だけだ 隊長「や、やめろッ!! 一体どういうつもりだ!?」

2021-04-25 23:22:13
@makamikouya

すると、降下するククルビタ級の発信口が開く そこには例の二機、シエルノヴァ・バルバロイと、ラビオット・コマンドFの姿があった 隊長(理由はわからないが、伯爵の差し金であるのはほぼ確定か…!) pic.twitter.com/IcUQ5W6hMB

2021-04-25 23:28:12
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@makamikouya

マクシオン将校『小隊長殿、あれは援軍ですかな?』 周りはこの事態を知りはしない。だが… 隊長「……将校殿は、ここの責任者でしたね…?」 将校『そ、そうですがそれが…』 pic.twitter.com/ElwPmJryIc

2021-04-25 23:29:01
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@makamikouya

隊長「…MSC特権、私闘の許可を申請します!!」 私は自分の奥底から滾るナニかを押さえそう言い放っていた 将校『ば、バカな!? まだ合戦の準備も整っていないというのにそんな…』 pic.twitter.com/ijRzChALUS

2021-04-25 23:29:50
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@makamikouya

『申請をこちらからも。『伯爵』の名において、どうかその顔を御立て下さいますよう…』 今度は将校殿にも、いや、この一帯のMSCの息のかかる者達にも聞こえるように語った その名を聞き動揺する将校の答えを待つかのように、場に沈黙が走る…

2021-04-25 23:30:13
@makamikouya

将校『あ、相分かった。だがせめて陣の内での戦闘は御勘弁願いたい…。編成離脱に関しては不問に処す故に……』 『ありがたく…』 キュルビスのカタパルトから一気に猛スピードで飛び出して来た二機に掴まれ、私と灰被りは宿営地の外へと放り出される pic.twitter.com/BBJgfO1eVP

2021-04-25 23:31:40
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