ヨーロッパで長年信じられていた伝説「バロメッツ(スキタイの野菜羊)」の生態→日本への伝来やカニ味の由来もあった
バロメッツは英語でVegetable Lamb of Tartary(韃靼の野菜羊)。スキタイの羊とも。 どうも綿花を羊毛と誤解した辺りが元ネタらしいが、14世紀頃に出た探検家の見聞録や修道士が聞いた噂話で、東方には変な生き物がいるらしいとブレイクした。 なおカニ味なのは日本人による付け足し。 #ダンジョン飯 pic.twitter.com/wuDiOYVnEj
2024-05-16 23:27:37インド人やペルシャ人「これは綿花といって、植物から採れる毛(のような繊維)なんだ」 ヨーロッパ人「東方じゃ羊が木になってるの!? エキゾチック!」 たぶんこんなカンジ。
2024-05-16 23:32:42日本語版よりも起源などが詳しく解説されています↓
The Project Gutenberg EBook of The Vegetable Lamb of Tartary, by Henry Lee
さまざまな書籍の引用や分析がありおすすめ
「スキタイの羊」「ダッタン人」の羊として知られている
スキタイには不思議な動植物がいるらしい、として広められたそうです。
バロメッツって何だっけって思ってたけど、なるほど綿花か。交易品の綿を見てこういうう想像になるのは納得。 x.com/coatl303/statu…
2024-05-17 13:09:43綿花の綿を見た欧州のヒトが植物って聞いて「どう見てもウール、 なるほど遠方には植物の羊が……」ってなったやつ
2024-05-17 21:40:27生態が珍妙すぎる
茎に繋がったまま周りの草を食い尽くしたらそのまま餓死するらしくて草 ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90… x.com/coatl303/statu…
2024-05-17 09:12:00ジョン・マンデヴィル『東方旅行記』より 木になる羊、バロメッツ 「ひょうたんのように大きな果実で、割ると中に血肉と骨がある獣がいる。それはまるで毛のない子羊で、現地ではその果実も羊も食べる」 図は 15世紀 St. Gallen Cod Fab XVI f.84v pic.twitter.com/yEXcMnqcMq
2024-05-16 23:29:45澁澤龍彦の「幻想博物誌」の「スキタイの羊」の章だったかな?「わたしのプリニウス」だったかな? もはや、これは文学だ(澁澤龍彦) x.com/coatl303/statu…
2024-05-17 00:55:50そういえば、あれがバロメッツか!
『ぷよぷよ』のバロメッツの元ネタを『ダンジョン飯』で初めて知った。 pic.twitter.com/cpIymj0vsE x.com/coatl303/statu…
2024-05-17 12:38:28「カニ味」も由来があるっぽい
ここでも伝言ゲームっぽい要素が