『悪魔のしるし(桜の園)』感想などまとめ
- chaghatai_khan
- 12388
- 10
- 0
- 3
劇団の解散や活動中止が次々と顕在化する昨今の現象も含め、『桜の園』とはなんともタイムリーな切り口。余談だが森翔太役の森翔太さんが下衆カワイイという独自の地平を切り開いているのも見所。
2012-01-06 23:54:24悪魔のしるし観てきたー。臼井さんにぐっとくる。勝手にマーキュリーなイメージがあった。危口さんの居方に興味津々。音楽のノリ方とか。いろんなことが生っぽくて楽しかった。生いいな。明日はトープレ『全員彼女』のアフターイベントで岡田あがささんと二人芝居します!19:30~の回!うしゃ!
2012-01-07 00:01:10悪魔のしるし、強烈。生々しかった。サクセスが頭から離れない。理解出来なかった。こんなものもアリなのですか。未完成なもののパワーなのですか。初体験だわ。
2012-01-07 00:50:31悪魔のしるし「桜の園/悪魔のしるし」。昨年のF/Tでの「グレートハンティング」のそれすら手ぬるかったと思わせるような、自己と状況への仮借ない自虐的・揶揄的言及に満ちた上演だった。でも、ドキュメンタリー演劇でも、その批判的亜種というものでもないと思う。
2012-01-07 02:00:45虚構を活性化するために現実性を参照するのでも、虚構を媒介として現実の認識を深化・多角化させるのでもなく、はたまた現実と虚構の境界を問うといった賢しらな問題設定とも無縁に、端的に、生の濃度を上げるために、劇や説話が行われているのだと思う。
2012-01-07 02:02:3321世紀初頭に20世紀初頭の作品を上演するという時間差に応じて導入された、22世紀初頭の時点から21世紀初頭を回顧するというきわめて知的な仕掛けが、結果的に特に活きてないところとかもイカしている。圧倒的な手数の多さが、方法的厳格さによって統御されてないところがやはり魅力的だ。
2012-01-07 02:04:52ともかく、オーセンティシティという仮象(という反語的な言い方を敢えてするわけだが)に対する抵抗の徹底性という意味において、危口さんは恐らく、ほとんど唯一岡田利規と比肩しうる存在かもしれないとさえ思った。
2012-01-07 02:07:33だから、危口さんは浅香光代に謝るべきではない。…と思ったのだけれど、作中臼井さんに怒られた森さんが何やら尊厳のかけらのようなものを見せる程度に、誠実さ―それはほぼ軽薄さと同義だが―の持ち合わせがあるところが、それ自体また彼らの脱安定的なあり方に資するものとなってもいるのだろう。
2012-01-07 02:12:47@keihibino あえてざっくりいうと、岡田さん的なずらし(をさらにグダグダな方向へと(非)徹底化)の演劇ではあるので、日比野先生の逆鱗に触れてしまう危惧はあるのですが…。でもチェルフィッチュのことも含めて、この辺りのことは一度日比野先生とじっくりお話してみたいです。
2012-01-07 02:16:29ドライブでのシーン。「こんなことやってて罰当たらないですかねぇ」と問うガーエフに、ワーリャが「神様が私たちなんかに目をかけるわけないじゃない、思い上がるな」と応える。カーステからはドリカムが流れる。昨日の悪魔のしるしでなぜか印象に残ったシーン。これから観る人は要チェックだね!
2012-01-07 05:03:29@queequeg 江口さんこのたびはプレイベントからずっと見届けて下さってありがとうございました。22世紀ネタ、設定したはいいけど後で回収するのどうでも良くなって放置、という、今思えばカーペンター的なテキトーっぷりだなと自分を省みつつ苦笑してます。
2012-01-07 06:01:13悪魔のしるしの真価はあの練習で作品が出来上がってしまうところである。 現代の錬金術と言って過言では無いが、出来上がった作品が金である保証は何処にも無い。
2012-01-07 09:27:35