陽炎天幕、読みました。「孔貨」のまほろ的雰囲気すごい。「空座」の展開、どことなく透明な文体に惹かれました。本から愛が溢れ出てますな…!まほろ世界を大事に大事にしてるのが伝わってきました。
2010-06-03 21:40:58『天帝の二十重なる孔貨』読了。休憩のバカ騒ぎの意味がよくわかりません。原稿蒐集中の呟きの意味がだんだんわかってきてるかも。凄く納得した結論でした。 #mahoro
2010-06-19 14:00:59「天帝小説のためのダブルラリアット」読了。これぞオブジェクト指向探偵小説。新しいものはたいていの場合慣れていないから読みにくいものです。 #mahoro
2010-06-19 14:51:13#mahoro 「探偵小説のためのリメリック」読了。ファルスである、H.M卿が巨体フリフリ舞い踊りそうな。ノリノリだった。グルーヴに酔え!
2010-06-19 15:32:42#mahoro 最後の古畑トリビュート(違 も読了。型を成立させるために相当無理してるけど、そこはそれ。探偵小説ブロックでは一番これが好きかな。
2010-06-19 16:10:16一本目の孔貨のあまりのまほろっぷりに、あっは!、と大笑いさせていただきましたが、個人的嗜好から「天帝のおはします空座」「求誰共憐深夜月」の二本をあげさせていただきたく。好み丸分かりですねそうですね。――ああ、終幕。
2010-07-04 18:04:12外鳩さんの「天帝小説のためのダブルラリアット」がなによりもすごかった。本格ミステリの論理的形式を使った大胆な実験小説。ただ本格ミステリの形式による実験の大胆さが理解できないと、何が面白いのかわからないだろうことが難点といえば難点。
2010-07-06 21:13:59にらさんの「帝都に宛てられた手紙」と夜鷹さんの「天帝のおはします空座」はコインの表と裏の関係のような関係。そのふたつのあいだに先ほどの「ラリアット」が挟まれて載せられているのは意図的なのかもしれない。そういうことだと理解しておいたほうが美しいかな。
2010-07-06 21:17:06すでに述べた3篇は実はかなりの異色作ですが、それに比べ繰田さんの「天帝の二十重なる孔貨」は正統なトリビュート作。だけに、驚きの展開が読者を待ち受ける。言葉の選び方も本家に倣っていて、とても心地よく読めました。あとGガンネタには大爆笑。
2010-07-06 21:29:05紗竹さんの「探偵小説のためのリメリック」は、これも素直なトリビュート作で、工夫された演出にキラリとひかるところがありました。記憶でつぶやいているのですが、まあ、本格ミステリとしてはちょっとつっこみたいところもあった気がします……。
2010-07-06 21:48:55『陽炎天幕』届いた! 表紙裏表紙格好いい&背表紙から漂う名状し難きオーラがすごい。そしておまけはまさかの『神戯』小冊子(笑) 確かにこれは禍々しい意味が込められてるぜ。
2010-12-10 19:11:21『陽炎天幕』読了。めちゃくちゃ面白かった。というか同人誌とは思えないレベルの高さでびっくらこいた。二次創作としても本格としても良くできた作品ばかり。各短編の扉も非常に凝ってるし、贔屓目でなく商業出版物と並べても遜色ない一冊だと思う。
2010-12-11 00:33:15白眉は何と言っても「天帝小説のためのダブルラリアット」。論理性を限界まで突き詰めた先に待ち受ける異次元。「本格の極北」と評された作品はいくつかあれっど、その名称は本作にこそ相応しい。てか「公理1」を読んだときは大爆笑してしまった。これでネタバレさえされてなかったらなあ……。
2010-12-11 00:39:55あと感心したのが「天帝の二十重なる孔貨」の謎に対するアプローチの仕方。従来の作品とは全く異なった合理的な方法で唸らされた。そして核となるネタを知ってたにも関わらず「五十円玉二十枚の謎」との関連性に思い至らなかった自分に呆れた。しかもいくら考えても真相がわからない……。
2010-12-11 00:47:35@tomarin 今もう一度ぱらぱら読み返したらわかりました。条件の四つ目を世間一般に当て嵌めようとしたのが失敗だったみたいです。先入観は恐ろしい。
2010-12-11 01:04:24「氷川透対古野まほろ」読了。与えられたテーマを使ってちゃんとミステリ仕立てにしてるのがすごかった。尋問シーンを省略してるのも読みやすくていい。てかまさかラストでああくるとは。
2010-12-12 18:57:16陽炎天幕読了。一番は決められないけれど、探偵小説サイドが好きみたい。二次創作はその作品の本質を照らし出す意味もあるだろうし、頭では優劣を付けていない原作も深層心理では探偵小説に傾倒しつつあるのかもしれない。
2010-12-12 22:59:17そういや「天帝小説のためのダブルラリアット」の発想元は佐野洋先生の「推理日記」じゃないかと思うんだけどどうだろう。「主観を一切廃して客観に徹した地の文を書こうとしたけど無理だった云々」って奴。あとあの作品は氷川さんの「本格のロジック=屁理屈」説の正しさを最も明確な形で証明してる。
2010-12-13 03:40:18陽炎天幕届いてた。自分でも気持ち悪いほどにやにやしている。折り目をつけるのが勿体なくて開けません。いや、読まないと意味ないんだけど
2010-12-13 18:29:38