林光さんに弔意を、ということで音声動画リンクを貼ってお話する、ということを偶然したわけですが、これって結構面白いかもしれませんね。ツイート向きでもあるし。ということで「茶色の小瓶」と頂きましたので、グレン・ミラーという人の残した影響みたいな事を、畑違いですがちょっと今夜の最後に。
2012-01-09 00:27:43グレン・ミラーという人はドーヴァー海峡で撃墜された最期の印象やヒットした伝記映画のイメージと、「カッコよかったり甘ったるかったりするダンスミュージック」という二極で考えられ易い、あるいはそんな認識すらされてないかも知れないけれど、彼の名は知らなくても音楽はたぶん誰もが耳にしていて
2012-01-09 00:36:10生前のグレン・ミラーの演奏を見るとhttp://t.co/qNqwyNQCどっから見ても糞真面目なドイツ顔の彼(バンド中央でトロンボーンを吹いている)が姿勢を変えたりする派手にアピールする演出以上にスライドで音程を微細に流すテクニック等
2012-01-09 00:45:01グレン・ミラーが以前は精々ソロだったのを多分史上初めてビッグバンドのトロンボーン集団にやらせてる事が目立ちます。最も顕著なの弱音器の開閉を大々的に適用している辺りhttp://t.co/E7I7TmK6
2012-01-09 01:19:09金管楽器の朝顔を開閉するのはジャズ一般で言う所謂Wow-wowミュートのテクニックですが、これと音程の変化と微細な組み合わせで「ラッパが喋る」ようになるんですね。グレン・ミラーが遺したのは単なるエンターテインメントを超えて大変に深く広い影響力を持つ仕事だったと僕は思っています。
2012-01-09 01:22:12@stinkfoot4u 送っていただいた画像トランペットのスタンド付きハットミュートなど、なるほどと思いました。何にしろ、アメリカの初期ジャズマンたちが始めたと思われる各種ミュート奏法がスウィングジャズで一大進化し取り分け金管奏者のバンマスの所で顕著な徹底が見られた訳ですね^^
2012-01-09 12:55:33@stinkfoot4u トロンボーン一本で「喋る」のは早い時期からあったと思います。ラッパでもそうですねサッチモとか考えれば明らか^^ 僕が自分の音楽作りで決定的に影響を受けたのはソロ一本が面白く喋るというだけではなくセクションで複数のラッパが喋りあう響きに衝撃を受けました^^
2012-01-09 13:31:51例えば80年前スウィングジャズではラッパが喋り30年前細野晴臣なんかの「イエローマジックオーケストラ」ではアナログヴォコーダー楽器が喋りヴォーカロイドなんて商標が一般的になった近年のデジタルヴォコーダでは人の声を音源に楽器の振る舞いが出来るように。ある一貫した筋はあります。ただ
2012-01-09 21:20:40@Hiro_a_kingdom 私自身が関連の譜面を書く際には通常ハーマンの芯管を引き出してその先の開閉を指定しています。同様のご指摘をトロンボーン奏者の方からもDMで頂きました。ツイッター上では極力平易に記すように努めていますが、ご興味でしたら私の譜面類をどうぞご参照下さい^^
2012-01-10 04:30:03僕らが子供の頃から習った伊福部昭「管弦楽法」という大きな教科書はクラシック音楽主体のオーケストレーションの本ですが、著者は北大農学部出身の木材(放射線)技師だった伊福部氏で音響測定のデータが詳細かつジャズのミュートや奏法も言及されており、門下の人は皆分け隔てなくこれらを使いました
2012-01-10 12:10:40今ジャズのらっぱのミュート(弱音器)で<ワウワウ>言わせたり巻き舌を使ったりする「ジャングルテクニック」等と呼ばれるものの話を伺っているのですが、戦後エレキギターが広まると、ほぼ同じ事を(アナログ)エフェクターを使って実現するようになります。ディストーションとかフランジャーとか。
2012-01-10 12:41:08