サンリオアニメの映像表現やメッセージ性について真剣に考える

「妖精フローレンス」を中心に、サンリオ作品について個人的に色々と考えて書いたことのまとめ。*一部、過剰な妄想あり
0
もり・こはる @mori_koharu

どれ…少しだけフローレンスの自分なりの妄想混じり解釈を書いておこうかしら。相当変な妄想だから、突っ込みは禁止ね。

2011-12-11 23:46:30
もり・こはる @mori_koharu

まず、物語の舞台となるベゴニアで一杯の温室は何を意味してるのかというと、四季を失った近代世界の縮図ではないだろうか。ベゴニアは四季咲きの花。沢山並べれば、そこは一年中春の世界。夏や秋や冬が来ても、もしかしたら気付かないかも知れない。そんな場所でマイケルは一人花の世話をしている。

2011-12-12 00:11:31
もり・こはる @mori_koharu

(続き)マイケルは温室を唯一安心できる居場所として、幼い頃からずっと自分の家のようにして暮していた。まるで、まだ母胎から出ていない子のようにね。ある日の夜、彼は大事にしていたベゴニアの花の妖精と出会う。「愛の挨拶」に乗せて、愛の告白をする妖精。惹かれる男の子。二人の愛の芽生え。

2011-12-12 00:39:34
もり・こはる @mori_koharu

(続き)マイケルは孤児だった。指揮者だった父とバイオリニストだった母。亡くなった理由は劇中では明らかにされないが、きっと悲惨な最期であったと思われる。指揮棒は強い男性の象徴。バイオリンは女性の象徴だろう。マイケルはオーボエ奏者。この楽器もまたフルートと同じく男性の象徴に違いない。

2011-12-12 00:54:55
もり・こはる @mori_koharu

(続き)練習に身が入ってないことを理由にコンサートのメンバーから外されてしまい、社会的に死んでしまったマイケル。失意のまま唯一の肉親であるお祖父さんのところへと帰る前に温室へ立ち寄るが、不意にあの時の妖精の声が聞こえてくる。光る木の棒を蕾に触れると妖精はこの世に出現できるのだ。

2011-12-12 01:18:38
もり・こはる @mori_koharu

(続き)長い木の棒を蕾に触れること自体が凄く性的な描写に見えてしまう私を許しておくれ^^;。触れられた蕾が花開く描写なんかもうね、何かね(苦笑)。そんで、足元に3回輪を描いて(この3という数字が大事)、妖精たちが暮す花の国へと旅立つわけだけど、その道中には苦難が待ち構えていて…。

2011-12-12 01:40:41
もり・こはる @mori_koharu

あ、ただのあらすじになってしまっていたわ。作品の解釈や考察を書くのがホント苦手ねぇ、私って。この続きは明日の夜中に独り寂しく書こうかしら…。

2011-12-12 01:47:00
もり・こはる @mori_koharu

次回。マイケルの混迷する精神世界遊行。そして花の国へ…。ご期待下さい。

2011-12-12 01:53:46
もり・こはる @mori_koharu

それにしても、音楽学院がある国の設定はどうなっているのかが見る度に気になっているのだけど、私の中では一応ドイツってことにしている。イギリスやイタリアとも考えたけど、音楽の先生がヒゲムジカさんという名前だし、生徒たちがサッカーをして遊ぶ場面があるので、やっぱりドイツかな?と思って。

2011-12-12 13:26:30
もり・こはる @mori_koharu

学院にいる生徒や先生の髪の毛の色が黒か茶ばかりなのも意味深だ。唯一の例外は、バイオリニストでありコンサートマスターでもあるローラが金色のブロンド髪であること。なので、学院内で彼女一人の存在が際立っているのね。逆に花の国へ場面が変わると、今度はこげ茶髪のマイケルが目立つようになる。

2011-12-12 13:44:03
もり・こはる @mori_koharu

サンリオさんのアニメ映画では、よく陰陽思想的な表現が使われていて、シリウスやねずみでもそうだったりするのよね。シリウスでは水の子の体に赤を、火の子の体に青を使っていて、火と水の世界でその子らの存在を際立たせていた。ねずみでも赤と青のキャラに反対色のスカーフを着けさせていたり…。

2011-12-12 14:01:56
もり・こはる @mori_koharu

サンリオさんのアニメ映画は色彩で観るような作品なのよね。それは感覚的であるというか…絵画的であるというか…。50年代から60年代にかけてのカラフルな抽象絵画を思い出していただくと解りやすいかも知れないね。1度観るよりも、2度3度と観ていくとだんだん良さが分かってくる、そんな感じ。

2011-12-12 14:16:17
もり・こはる @mori_koharu

そのカラフルな色彩の情報という魅力に、クラシック音楽という音の情報が加わって、さらに魅力的になったのが「妖精フローレンス」なんだよね。映画は4次元の芸術であるとパンフレットで波多さんが言っていたけど、一つの作品に無限の解釈があっても良いし、観る度に見方が変わっても良いんだろうね。

2011-12-12 14:40:25
もり・こはる @mori_koharu

(…要は、「白昼の幻想」をアニメにしたようなものなのねは、ちょっと違うから禁止ね。最後はちゃんと成長して戻ってくるから、やっぱり別物だからね。)

2011-12-12 16:24:09
もり・こはる @mori_koharu

そうだな。アニメの「おしん」が興行的に成功していれば、ユニコの3作目が作られていたんだよな。こりゃ本格的に、もしもボックスが欲しくなってきたぞ…。

2011-12-16 15:18:59
もり・こはる @mori_koharu

小さな小人の女の子と身体の弱い大人しい男の子の組み合わせで、すぐにフローレンスを連想したのは多分私だけだろうな。アリエッティ家族はイギリスのケルト民族の血筋のようだし、ケルトには妖精の伝説が伝わっているしで、少し似てるんだよね。

2011-12-16 22:20:24
もり・こはる @mori_koharu

「君は僕の心臓の一部だ。忘れないよ、ずっと…。」ほぼフローレンスのラストと同じじゃないの!(ニヤニヤ)

2011-12-16 22:59:42
もり・こはる @mori_koharu

心を開き合って、壁を越える…。これが平和への第一歩なんだね。RT @taipeiquote ~いつまでもみんな仲良く~ 21年続く「サンリオ」社長の熱い思い | 多摩ニュータウンタイムズ http://t.co/QG8IFmuu (台湾ニュース:TAIPEI QUOTE) #台湾

2011-12-29 19:43:11
もり・こはる @mori_koharu

輪る自己犠牲か…。愛が巡れば命も巡るのね。逆に言えば、愛が巡らなければ命も巡らず、生物は死に絶えていってしまうのだろうね…。

2012-01-07 23:25:01
もり・こはる @mori_koharu

フローレンスでも、マイケルがムランダに飛び込んでフローレンスと花の国を救ったけれど、その代償でセンパの棒が消えて、花の国へは二度と行けなくなってしまったんだよね。フローレンスはマイケルのことが心配で人間界にきたのだけれど、その代償で花の国に戻れなくなって消滅してしまったのよね…。

2012-01-07 23:42:59
もり・こはる @mori_koharu

美しく花を咲かせるマイケル→愛を告白するフローレンス→人生に絶望したマイケル→独りぼっちのムジカ→昆虫の大群と戦うマイケル→捕われたフローレンス→瀕死のマイケル→雫になるフローレンス→皆んなのためにオーボエを吹くマイケル→心の中のフローレンスが、物語内の愛の行き先になるのよねぇ。

2012-01-08 00:25:25
もり・こはる @mori_koharu

言いたかったのは、愛は止めどない川の流れってことよ。決してせき止めることは出来ない永遠の流れってこと。伴侶のいない私が言っても説得力は無いのだけどね^^;。

2012-01-08 00:33:20