@team_nakagawa (東大病院放射線治療チーム)のお話 「フクシマではがんは増えない」

3.11の地震による福島第1原発の事故後、放射線に関する情報を提供してきた東大病院放射線治療チームが1/6よりツイートを再開。有意義な話をされてるのでまとめてみました。 ズバリ「フクシマではがんは増えない」
29
朝日出版社 第二編集部 @asahipress_2hen

【備忘】ICRP Pub. 96 放射線攻撃時の被ばくに対する公衆の防護──「10 mSv以下(実効線量)|個人への影響=急性影響なし、非常にわずかながんリスクの増加|集団に対する結果=大きな被ばく集団でさえ、がん罹患率の増加は見られない」http://t.co/GnpNq2RL

2012-01-17 15:40:44
東大病院放射線治療チーム @team_nakagawa

 「リスク評価」は科学的データに基づいたリスクの定量化とその理解ですが「リスク管理」は、科学的判断ではなく、放射線防護の“ポリシー”を導きます。たとえば、「100ミリシーベルト以下では、被ばくと発がんとの因果関係の証拠が得られない」は、科学的論拠を持つリスク評価です。

2012-01-18 11:24:00
東大病院放射線治療チーム @team_nakagawa

「100ミリシーベルト以下では被ばくと発がんとの因果関係は科学的には不明」というリスク評価を受けて、「“念のため”が可能な平時では、自然・医療被ばく以外の放射線被ばくを1ミリシーベルトまでにしよう」というポリシーが、リスク管理です。しかし、このリスクの評価と管理の混同が問題です。

2012-01-18 11:27:18