でもどこにもそーちゃんはいません。そうして何時間歩き続けたことでしょうか、ふと泣きはらした目で見上げた先にはおおきなおおきな監獄がありました
2012-01-21 02:34:05はち「なんだろう・・ここ・・・・はちこわいよぉ、そーちゃぁんp_q」そーちゃんからの返事は当然ありません。「おい、そこでなにやってるんだかわいい子猫ちゃん」後ろから聞こえた野太い声にはちは振りむきました
2012-01-21 02:36:19はち「あなただれなのp_qおかおがじゃがいもみたい!」「おれは鬼と呼ばれている。じゃがいもだなんてあまりいわれないものだから照れるな・・・・そんなことよりおまえはどうしてここに?」
2012-01-21 02:39:19はち「そーちゃんをさがしていつのまにかここに辿りついたの・・・帰り道がわからないわ」鬼「そーちゃん?きかないなまえだな。まぁ帰るところがないのならしばらくここにいるといい」はち「あ、ありがとう・・・」
2012-01-21 02:44:56はちにょは鬼のそのじゃがいもみたいなおかおからは想像できなかった優しい言葉にとても感動しました。少しの間だけれど鬼とはうまくやっていけそう、そうはちにょはおもいました。
2012-01-21 02:46:12鬼「子猫ちゃん、その、いいにくいんだが・・・ここにはたくさんのじゃがいもがいてな・・・その・・・・・・・部屋を用意できないんだ・・・だからアノソノエットォ~~~~おれの部屋においで子猫ちゃん」鬼はじゃがいものようなかおに食紅でも塗ったかのように赤くしていいました。
2012-01-21 02:50:49ふたりで過ごす初めての夜。でもはちにょはそーちゃんを想って泣くばかり。鬼もそんなはちにょにかける言葉がみつからず、そっと部屋を出てその日はじゃがいも畑でねむりにつきました。「フッ・・・・いい肥料つかってやがる」
2012-01-21 02:57:58そして次の日の朝。はちにょは2日間そーちゃんを想って食事ものどを通らなかったのでとてもおなかを空かせていました。鬼に手をひかれて着いた先には色とりどりのジャージに身を包んだじゃがいもたちとおいしそうな朝食が並んでいました。
2012-01-21 03:01:55おいしそうなごちそうを目の前にしてはちにょのおなかはけたたましく鳴りました。鬼「昨日は言いそびれていたんだがここでは合宿をしている。おれはテニスプレイヤーなんだ」
2012-01-21 03:04:17はち「まぁ!そうなの!?わたしこれから恩返しにいっぱい応援します!」はちはごはんをたべてげんきになったのか力いっぱいこぶしを突き上げ鬼にアッパーを食らわせながら張り切りました。鬼はうれしさにのた打ち回っているようです
2012-01-21 03:06:04それからはちにょは毎日鬼に声援を送り掃除や鬼の身の回りのお世話に励みました。もう宗ちゃんを想って泣くはちにょはどこにもいません。鬼もそんなはちにょを見て嬉しそうに笑って過ごしていました。そんなある日
2012-01-21 03:09:14