えもりーのたのしいおーぷんまーけてぃんぐ 漫画『獣の奏者』

@emoryunick

極端な話、忠実にコミカライズするだけなら誰でも出来るんですよ。本当にそのまま全部描けば良いだけで。で、大概そういった漫画を読むと、頼んでもないのに自分の思いをペラペラ喋り倒し出したり説明タイムが始まったりお互い息継ぎ無しで会話し出したり…「あぁ…原作は小説だったよね…」みたいな…

@emoryunick

「メディアの違いを理解せよ！」ではありませんが。小説として世に出た物は当然ながらその形式で読んで面白くなる様作られてる訳です。漫画版「獣の奏者」が凄いのが、その本来小説で読む事を前提に作られた話をそのまま漫画化しているのに、それをそう感じさせない程「漫画として」面白い形になってる

@emoryunick

武本先生の他の追随を許さない画力によるコロコロ変わる豊かな表情の描き分けや細かな身振り手振りの仕草、ネーム力なんかで、小説のコミカライズにありがちな説明臭さや不自然さが綺麗さっぱりなくなっている訳ですね。文章前提だった情報を、「絵」で語らせている訳です。

@emoryunick

4巻のエピソードなんかは、僕今でもこれが元々は元は小説として書かれたシーンだったとは信じられませんもの。ここ本当凄い。漫画が原作小説のオマケ、付随物ではなく、あくまで単体としての魅力を獲得しているのです。昨日言った「良い意味で原作を読まなくてもOKな位の出来」とはそういう意味です

@emoryunick

べっ、別に私が漫画版「獣の奏者」の宣伝postをする度に講談社から300円振り込まれるとかじゃないんだから！定期的にこうやって元ネタの周知活動をしておかないと、私が「エリンたんエリンたん」言ってるだけの変態になっちゃうのが困って嫌なだけなんだから！か、勘違いしないでよねっ！