肩凝りと腕の痛みについては「なになにをしたら治る」ということは数年前から実にいろいろ試して,それでむしろ悪くしてしまった。いまかかっているペインクリニックの先生からは「マッサージやストレッチの類は一切しないように」と言い渡されている。
2012-01-26 05:16:30「痛み」は「行動」ですから,それを決めるのは「遺伝と歴史と文脈」です。 RT @SweetField33: 人間の身体的構造は主に同じですよね。だとしたら身体的に変化があれば、有効です。あとは脳がどう処理するのかの違い。
2012-01-26 06:09:04「そう言い換えるべきだ」と思います。 RT @victorinox1701: 「行動の動機を説明しろ」というのは「文脈を説明しろ」と言い換えられるのでしょうか?
2012-01-26 06:18:47プラセボに実際の薬効があるのはそのためです。 RT @3vc: 同様に「学習された薬の効き方」も割とありそう。 RT @ynabe39: 慢性の痛みの中には「学習された痛み」がかなり含まれると思う。
2012-01-26 07:55:30@ynabe39 先生の午前中のお話にありました、痛みの条件づけについて幾つか分からないことがあるのですが、ご教授いただけないでしょうか。よろしくお願いします。
2012-01-26 12:28:01ynabe39 動物において「痛がっているように見える行動」を条件付けることはできますが「痛がっているように見える行動」と「痛み」の区別がつきません。今まで「痛がっているように見える行動」は必ずしも実感として痛いとは限らないと解釈していましたが、これは妥当でしょうか。
2012-01-26 12:28:36@ynabe39 そして、「痛いから痛がっているように見える行動をした」を強化した場合、「痛がっているように見える行動」と同時に「実感としての痛み」も強化されていると考えるべきでしょうか。
2012-01-26 12:29:26@ynabe39 さらに、もし「痛がっているように見える行動」と同時に「実感としての痛み」も条件付けられるとすると、その条件付けられた痛みの所在は体の何処に存在すると考えればいいでしょうか。
2012-01-26 12:32:05これはすごく難しいです。「痛みを感じるとはどういうことか」「痛みの表現と痛み自体を分離できるか」,これはヴィトゲンシュタインも考察していた問題です。それに「もともと痛みが体内に局在するのか」という問題。@yanagida_motoi
2012-01-26 12:34:29@ynabe39 これらが分かると、条件付けられた痛みが大元の痛みと同様に薬剤で制御可能であるかどうかと、そのためにどのような機序の薬剤を使用すればいいかが見えるので、診療上とても役に立つと思います。よろしくお願いいたします。
2012-01-26 12:35:08@yanagida_motoi ヴィトゲンシュタインの痛みの問題,ここで池田光穂先生が述べておられます。http://t.co/xznw9fgT
2012-01-26 12:37:25@yanagida_motoi それもそうですし,鎮痛剤の沈痛の機序というのは「痛みの原因そのものを抑えている」のではなく「痛みの伝達経路を封鎖する」ものですよね。そこも考えるとますますわからなくなる。
2012-01-26 12:39:21@yanagida_motoi しかし,予想として「ほんとうの痛み」に効いた薬は「それと同じ痛みが条件づけられたもの」にも効果があると思います。「同じ痛み」である以上は「体の同じ部分の機能」が関与していると思うので。
2012-01-26 12:40:41@ynabe39 ありがとうございます。単純に「理論上効果のあるはずの鎮痛剤を使用しても行動に変化を起こさない行動は条件づけされた痛みである」と言えれば多少楽なのですが。まずよく読んでみたいと思います。
2012-01-26 12:41:34@yanagida_motoi 毒薬と砂糖水を繰り返し対提示することで砂糖水に毒薬と同じ力を持たせ,砂糖水だけを与えてマウスを病気にさせたみたいな実験があったと思いますが,ここでも条件づけられた「症状」の機序は「ほんものの症状」と同じだったわけです。
2012-01-26 12:44:53@yanagida_motoi あと「痛みの局在」に関して言えば,幼児の多くは痛みがあるときにそれがどこの痛みであるか他者に伝えることができません。これは言語発達の問題ではなくて,大人が「それはおなかでしょ」「痛いのは足でしょ」と教えて初めて痛みを定位できるようになるという話。
2012-01-26 12:47:25@ynabe39 すると、痛みに限らずあらゆる「症状=行動」を強化すると病弱な個体が発生しても不思議ではないことになるので、飼い主さんが動物の「症状」を無意識に強化するのはよくあることですが、これは危険ですね。
2012-01-26 12:49:26