『映画 けいおん!』視聴後(2回目)に起きた印象の変化について(ゆるバレ)
【ゆるバレ】(えけ01)『映画 けいおん!』について、致命的ではない程度にネタバレしつつ考察経過をゆるついーと。(※未見の方はスルーしてね)
2012-02-08 00:38:00【ゆるバレ】(えけ03)初回を観た後、一緒に観にいった野郎ども数人で酒飲みながら感想のやりとりをしたのだが、その際舞台が「ロンドン」な時点でこれは厳密には「けいおん!」の世界観とは別モノではないのかというニュアンスの感想も聞かれた。
2012-02-08 00:38:34【ゆるバレ】(えけ04)「けいおん!」が軽音部員とその周辺の日常を描くのが基本構造なのは全くその通りである。アニメ化に当たって拡充されたのは桜高の同級生たちを始めとする軽音部の外周の「厚さ」であるに過ぎない。
2012-02-08 00:38:55【ゆるバレ】(えけ05)映画を観た初回の時点では、そうした基本構造と「ロンドン」がいかにもミスマッチであり、日常パートの中に入れ子として非日常パートが置かれているようにしか思えず、その結果、勝手知ったる日常パートが延々と続く序盤がどうしても冗長に思えたのだ。
2012-02-08 00:39:17【ゆるバレ】(えけ06)2回目に観て「おやっ」と思ったのは、実はこのお話の作りは日常パートと非日常パートではなく、(海外へフライトしても)実は「陸続き」な継ぎ目のないお話なんじゃないかという濃厚な疑念だ。
2012-02-08 00:39:37【ゆるバレ】(えけ07)つまり「ロンドン」パートは日常の一環であって、(4人が)「あずにゃんに伝えたい思いを曲にする」上での試行錯誤過程をゴージャスに風呂敷広げてみましたということではないんだろうか?
2012-02-08 00:40:00【ゆるバレ】(えけ09)「あずにゃんに伝えたい思いを曲にする」上で、「いつものあたしたちで良いんだ」という気持ちに4人(主に唯)が辿り着くまでの物語であって、「ロンドン」はいわば「修飾語」の位置取りという図式になるだろう。
2012-02-08 00:40:44【ゆるバレ】(えけ10)しかしながら「ロンドン」のエピソードは「修飾語」としては強烈であり、そのままでは完全に「主筋」を食ってしまっていただろう。
2012-02-08 00:41:03【ゆるバレ】(えけ11)だからこそ、「ロンドン」から戻ってからのお話が必要になったのではないか?さわ子先生のエピソードを絡めた早朝教室ライヴの話が「後輩へ思いを曲にして伝え残す」行為の二重写しとして機能することで、お話しの「主筋」の補強となっているように思うのだ。
2012-02-08 00:41:34【ゆるバレ】(えけ12)「ロンドン」に決定する経緯からして、対抗馬に「ヨーロッパ」があったり、トンちゃんが最終決定下したりというおちゃらけも実は「ロンドン」の強烈な印象を軽減する役割があったと考えれば、脚本のパワーバランスは意外に計算ずくだったのかも知れない。
2012-02-08 00:41:57【ゆるバレ】(えけ13)2回目に観た際には、おおまかな筋が頭に入っていたせいで「主筋」が案外ストンと腑に落ちたのだろう。日常と非日常の継ぎ目を意識しなくなったことで、序盤の冗長な感じは必然的に解消されたように思う。
2012-02-08 00:42:17【ゆるバレ】(えけ14)以上、現在感じてることなど。レンタルDVD出たらまた見直すこともあるだろうから、そん時また考えてみますかね…。
2012-02-08 00:42:31