第146回芥川賞選評の感想まとめ

田中慎弥さんの受賞会見も話題になった第146回芥川賞の選評が発表されました。今回はここ数年でもかなり読み応えのある内容となっています。詳細はぜひ文藝春秋3月号本誌を手に取ってご覧ください。
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文芸関連トピックス「屋根裏の文芸戦線」 @yane_bungei

第146回芥川賞、もりあがってますね!芥川賞といえばやはり名物は選考委員による「選評」です。ざっとどんなことを書かれているのか興味深いのためにざっくりまとめてみました⇒http://t.co/CXueuCu3

2012-02-11 22:54:15
文芸関連トピックス「屋根裏の文芸戦線」 @yane_bungei

○第146回芥川賞選評 ○黒井千次 ・候補作は『共喰い』と 『道化師の蝶』を両極端とし、その間にほかの作品がある感じ、というニュアンス。またダンディかつ紳士的な選評でおなじみの氏は今期で選考委員をご引退。25年間お疲れ様でした。 http://t.co/CXueuCu3

2012-02-11 22:55:21
文芸関連トピックス「屋根裏の文芸戦線」 @yane_bungei

第146回芥川賞選評 ○川上弘美 ・「シュレディンガーの猫」の話(「死んでいる猫と生きている猫が同時に存在しているという量子力学のエピソード」)を選評の半分くらい引用。 円城塔 は「死んでいて生きている猫」を書こうとしている作家と評。http://t.co/CXueuCu3

2012-02-11 22:56:41
文芸関連トピックス「屋根裏の文芸戦線」 @yane_bungei

第146回芥川賞選評 ※川上弘美さんの選評は正直私にはよくわかりませんでした。選評名人と言われる川上弘美ですが、ちょっと今回は大喜利が過ぎた感じ?とはいえ、ほとんどの読者が興味ないと思われるシュレ猫の話で半分以上引っ張る軽妙な語り口は流石。http://t.co/CXueuCu3

2012-02-11 22:58:00
白露@讃岐守(遥任) @hotsprong

芥川賞受賞作は読んでないけど選評を読んだのだが、川上弘美の選評なぁに。石原慎太郎の位になるとかえって面白いのだけれど。

2012-02-11 22:02:55
中村 みゆき @sarajyu_m

川上弘美氏の芥川賞選評、「シュレーディンガーの猫」を引いてるところ言い得て妙。川上作品あまり読んでないけど、読んでみようかな。 円城作品は、読者にどこか理系的(?)な要素がないとしんどいかも。って、受賞作はこれから読むんだけど。

2012-02-11 22:44:37
文芸関連トピックス「屋根裏の文芸戦線」 @yane_bungei

第146回芥川賞選評 http://t.co/CXueuCu3 ○高樹のぶ子 ・『共喰い』の中上っぽい「土着熱」(すごい言葉)はいまや逆に新しい。 ・『道化師の蝶』を支持したが、決して理解したからではないと強調

2012-02-11 22:58:52
文芸関連トピックス「屋根裏の文芸戦線」 @yane_bungei

第146回芥川賞選評まとめ http://t.co/CXueuCu3 ○山田詠美 ・『七月のばか』はつまらない描写が多い、「SO WHAT小説」。「つまらない文章に付き合わされる読者の身にもなってほしい」 ※ぼっこぼこです。

2012-02-11 23:00:19
文芸関連トピックス「屋根裏の文芸戦線」 @yane_bungei

第146回芥川賞選評まとめ http://t.co/CXueuCu3 山田詠美・『きなりの雲』について…主人公に覇気がない。ロハスっぽい。『まちなか』…読みやすいけど徒労感。いろいろ書いたほうがいいよ、とアドバイス(純文学やめろ、という風にも取れるあたりが麗しい)

2012-02-11 23:00:48
文芸関連トピックス「屋根裏の文芸戦線」 @yane_bungei

第146回芥川賞選評まとめ http://t.co/CXueuCu3 山田詠美・『共喰い』について…「息子のおまえになんぞ生理用品の心配をされる筋合いはねえ!」(最後の一行について)

2012-02-11 23:01:29
文芸関連トピックス「屋根裏の文芸戦線」 @yane_bungei

第146回芥川賞選評まとめ http://t.co/5bKl5kAI ○ 小川洋子『道化師の蝶』について「もし自分の使っている言葉が、世界中で自分一人にしか通じないとしても、私はやはり小説を書くだろうか。結局、私に見えてきた模様とは、このひとつの重大な自問であった」

2012-02-11 23:02:27
文芸関連トピックス「屋根裏の文芸戦線」 @yane_bungei

○島田雅彦 ・近代以降の小説を以下の3つに分類し、ついでに候補作も分類。 1)都会小説…受賞作以外の候補作が該当 2)仮想空間 …『道化師の蝶』が 該当 3)地方小説… 『共喰い』が該当 第146回芥川賞選評まとめhttp://t.co/5bKl5kAI

2012-02-11 23:03:33
文芸関連トピックス「屋根裏の文芸戦線」 @yane_bungei

第146回芥川賞選評まとめ http://t.co/5bKl5kAI 1)都会小説…受賞作以外の候補作が該当。『まちなか』…「ちょっとええ話」程度。「『SO WHAT』と返したくなる」、『七月のばか』…風俗ルポ程度でしかなく、アサヒ芸能以下。『きなりの雲』…たんなる日記。

2012-02-11 23:04:11
文芸関連トピックス「屋根裏の文芸戦線」 @yane_bungei

第146回芥川賞選評まとめ http://t.co/5bKl5kAI 2)仮想空間 …『道化師の蝶』が 該当 作品自体が言語論でありフィクション論。奇抜な発想を読ませる工夫もアリ。 3)地方小説… 『共喰い』が該当 地の文が素晴しい。古臭さが新鮮。女性登場人物が魅力的。

2012-02-11 23:05:03
文芸関連トピックス「屋根裏の文芸戦線」 @yane_bungei

第146回芥川賞選評まとめ http://t.co/5bKl5kAI ○宮本輝 ・『きなりの雲』を推したが、自分一人だけだった。「人々がいる」感じがあるから。次頑張ってほしい。・『共喰い』は何が表現したいのかわからない。怒りとかのマグマがどこから湧いてるのかもっと書いてほしい。

2012-02-11 23:06:42
かめだすサーティーン @kamedasu13

「共喰い」読了。芥川賞選者の宮本輝氏が、「生理的に受けつけることができなかった」と語っていた、といえば、どんな感じの話かわかってもらえるように思う。そんな話です。ワシは平気で読めるし、それなりに面白かったが、こころになにがしか残るかというと、それは無いなという感じ。

2012-02-11 22:03:37
文芸関連トピックス「屋根裏の文芸戦線」 @yane_bungei

第146回芥川賞選評まとめ http://t.co/5bKl5kAI ○石原慎太郎  純文学は衰退の一途。ちっこい人物ばかり登場しやがる。 純文学よりエンタメの人たちのほうが熱心だし技術的水準が高くない?(※まさか自己批判?)

2012-02-11 23:08:13
文芸関連トピックス「屋根裏の文芸戦線」 @yane_bungei

以上、芥川選評のハイライトでした。かなり大雑把なようやくですので、ぜひ文藝春秋の本誌を手に取ってご覧ください。

2012-02-11 23:08:57