Vシネマ「田山幸憲のパチプロ日記」についての増駄堂氏とシグマの会話

おそらく日本一有名であろうパチプロ、故田山幸憲氏。彼の日記にはファンも多く、単行本も現在ではプレミアがついています。その日記がVシネマ化されており、増駄堂氏がご紹介されていたのを目にしたシグマも視聴。そこからこのVシネマについての会話が繰り広げられました。
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増駄堂氏とシグマの会話

増駄堂健忘録 (TOP) @Masudado_TOP

http://t.co/OIZlpPiU 『田山幸憲のパチプロ日記』 今映画化したら当時の店のセットだけで膨大な予算がかかるだろうなと思いつつ、時代の雰囲気をギリギリ描く事の出来た1997年の作品。しかし今のパチンコ屋は豪華になり過ぎた。色々と考えてしまう作品。

2012-02-19 16:34:04
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シグマ提督 足柄135 Hornet162 @777_sigma

@masudado ご紹介のリンクから最後まで見ちゃいました。ちょうど自分が本格的に触り始めた頃の作品ですね。パチプロ日記は文章や劇画は一部入手していて多少は知っていましたが、映像もなかなか良い感じでした。古いVシネマなんかもそうなんですが、よく雰囲気が出てるなあと思います。

2012-02-20 00:29:52
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@777_sigma ノンスターVシネマの利点がよく表れていますよ。細かい部分のツッコミも出来るけどそういう類の作品じゃないですね。さしたるドラマがある訳でなし、淡々とパチプロの日常を描いたのが良かったです。

2012-02-20 00:44:57
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@777_sigma 何気に魚拓さんがエキストラで出てますよね。ラストの辺りで^^

2012-02-20 00:46:09
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@777_sigma 映画の制作的に言うと、パチンコ屋のシーンで店内にかかっている筈の音楽が一切ないのは著作権に金がかかるから。でも、パチプロたちのセリフをオンにするのには、逆にバックミュージックがない方が効果的だった。撮影時期があと三年ズレるとリアリティーが薄れましたね。

2012-02-20 00:52:49
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@777_sigma http://t.co/9RiT1Ue2の5;30あたりです。「すぐ叩くんだから」という女性のセリフの後に、声の方を振り返る三人目のお客さん。です。

2012-02-20 01:04:20
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シグマ提督 足柄135 Hornet162 @777_sigma

@masudado ああ、そういえばBGMかかってなかったですね。仰るとおりセリフも良かったですし、パチンコ台の音もダイレクトに伝わってきました。強打の女性が最後ガラスをぶちわってもあたっててドヤ顔でそのまま打ってたシーンは凄いなあと思いましたね(^^;

2012-02-20 01:05:55
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『田山幸憲のパチプロ日記』(1997年)の中田信一郎監督。wikiによると「今村昌平、大林宣彦の助監督を経験」とあります。道理で淡々とした手堅い演出をしているわけだ。パチファンは必見。http://t.co/OIZlpPiU

2012-02-20 01:08:55
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シグマ提督 足柄135 Hornet162 @777_sigma

@masudado ほんとだ、いますね~。まさにあのシーン(^^;

2012-02-20 01:14:16
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@777_sigma つまりあのクライマックスには、僕たちの知らない白夜編集部の人も何人かガヤ(エキストラ)に駆り出されていた筈です。こういうのは昔カチンコを腰にぶら下げて現場を走り回った人の視点なわけです。えへんっ。

2012-02-20 01:20:23
シグマ提督 足柄135 Hornet162 @777_sigma

@masudado いやあ、さすがですね。今、映画の余韻にひたって、手元にあったパチプロ日記のベスト版をパラパラめくっております。

2012-02-20 01:23:53
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@777_sigma 追記すると、中田信一郎監督はかつて『パンダ物語』や『北京的西瓜』の助監督についていた。だから田山さんの人間性を描くのに中国女性のエピソードをメインに据えたのでは?

2012-02-20 01:26:42
シグマ提督 足柄135 Hornet162 @777_sigma

@masudado そんな事情があったんですか。個人的には、パチ部分が淡々としたものになりがちなので、女性との交流をクローズアップしないとさすがにメリハリなさすぎるからかと思ってました。何れにせよ大筋の話や雰囲気は外してないと思います。S氏役がきたろう氏というのはともかく(^^;

2012-02-20 01:31:52
増駄堂健忘録 (TOP) @Masudado_TOP

@777_sigma 作品に色を付けるという商業的な目的もあったでしょう。しかしパチプロの孤独を表現するに、中国女性、それも病気持ち、という設定を持ってきたのは、やはり監督としての狙いでしょう。このエビは嘘か本当かは知りませんが、映画のリアリズムとはこういう嘘をつく事なんですね。

2012-02-20 01:35:45
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@777_sigma 中国人が中国人を演じているので見落とされがちですが、監督が中国人に対して思い入れが無かったら、ああいうリアルな感じは出せませんね。ってか、僕も十数年前にスナックで魅力的なチャイナに出会い、××だったんで、あのリアルには頷けるんですよ。がはは。。

2012-02-20 01:39:13
シグマ提督 足柄135 Hornet162 @777_sigma

@masudado 一応、自分が読んだ日記と劇画の記述では、当該女性との交流は事実だったようです。一緒に飲みに行った人と偶然入ったスナックで一目惚れのような出会い、最後までプラトニックな関係だったようで…。尤も、真実はご本人のみが知るところですが(^^)

2012-02-20 01:41:31
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@777_sigma しかし不思議なのはこの映画が公開されたのは97年。まだ田山さんが存命の頃で、何故中国女性に膠原病という設定を持ってきたのが不思議。氏が無くなられた原因を今の僕たちは知っている訳ですが、当時の撮影クルーが知る筈もなく、今この作品を見ると別の感動がありますね。

2012-02-20 01:48:27
増駄堂健忘録 (TOP) @Masudado_TOP

@777_sigma 価値のある映像作品にはこういう偶然が付きまといますね。芸能人がインチキ霊能力者に騙される感覚、なんとなく分かりますかね。没後の記念作品であれば、このシナリオは当たり前なのですが、このタイミングで撮影されたのは奇跡でしょう。

2012-02-20 01:50:44
シグマ提督 足柄135 Hornet162 @777_sigma

@masudado 病気の話や帰国したお話も記述はありますね。1995年の日記です。田山さんがまさにそういう女性と交流があったこと、そして中国人にこだわりがある監督がこの映画を撮ったということは、増駄堂さんが仰る通り奇跡的なものを感じます。いや、だからこそこの監督だったのかな?

2012-02-20 01:56:17
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@777_sigma この監督が助監督時代についた『北京的西瓜』には深い因縁があって、ドラマの後半を北京で撮影しようとした直前、例の天安門事件があり、撮影部隊は北京ロケを断念せざるを得なかったんですよ。それから10年後に作られた作品であるわけです。

2012-02-20 02:00:27
増駄堂健忘録 (TOP) @Masudado_TOP

@777_sigma 『北京的西瓜』のエビは⇒http://t.co/caz1o69L です。読んでいただくと分かりますが、この映画に参加した監督が中国人出稼ぎに思い入れがあって当然ですよね。

2012-02-20 02:08:43
増駄堂健忘録 (TOP) @Masudado_TOP

ああなるほど。これはもしかして『北京的西瓜』の別の意味の完結編か。。。映画人の執念ってスゲェなっ。だから敢て田山さんが貰った中国女性からの手紙を作中では最後まで読ませなかったわけね。未来に繋いだんだ。ふむふむ。。。

2012-02-20 02:14:02