「光市母子殺害元少年、死刑確定へ」昨日2月21日(火)のの新聞一面は、どこもこの記事がトップでしたね。2月20日の夕刊やテレビもそうですが、報道が一変しました。元少年の実名が出ました。そして顔写真まで出ました。
2012-02-22 08:26:16元少年の名前は大月(旧姓・福田)孝行被告。そして逮捕当時(18歳1ヶ月)の写真が公表されました。私は去年、面会しましたが、そのときは「福田孝行」君でした。面会の申請用紙にもそう書きました。その後養子縁組したのでしょう。
2012-02-22 08:27:42死刑が確定されると、もう一般の人は面会できません。弁護士や肉親だけです。そのための養子縁組だったのかもしれません。私が会った30歳の大月被告は大人でした。
2012-02-22 08:29:00先々週の文化放送でも、この事件を取り上げました。「死刑は覆らないでしょう」と私はいいました。私は制度としての死刑は廃止すべきだと思います。でも死刑があるかぎり、最高裁は極刑を課すしかないだろう、と思いました。結果はその通りになりました。
2012-02-22 08:31:04実質上、少年法はなくなったようなものです。”そんなものは必要ない。少年でも死刑を避けることはない”という風潮、主張が、これからは圧倒的になるでしょう。確かに、「残虐で非人間的」な犯罪です。弁解の余地はないでしょう。
2012-02-22 08:37:24でも日本には裁判がありますし、、どんな極悪人でも弁護士はつきます。弁護士なしでは裁判は開けません。そして弁護士はどんな極悪人でも必死に弁護します。私の尊敬する弁護士だった遠藤誠さんは「私は極悪人の見方です」と言ってました。
2012-02-22 08:40:18に弁護士は存在するのだ、と言ってました。光市母子殺害事件の大月被告の弁護士も、必死になって弁護したのです。だが、その「必死さ」が「そこまでやるのか」と思われたし、「死刑廃止運動に利用してるのではないか」と誤解されたこともあります。
2012-02-22 08:43:10これは不幸な事だと思います。私が去年面会した時は、最悪の判決を覚悟してましたし、自分の謝罪の言葉がきちんと伝わらないことにいらだっていました。
2012-02-22 08:48:36多分、頭がパニックになって口走ったことや、友人からの冗談まじりの手紙に冗談で返したものなどが「証拠」にされたことにも戸惑っていたのでしょう。又、マスコミの人たちが勝手に面会にきて大げさに言われたり、あげあしをとるように書かれた事
2012-02-22 08:49:33又、大月被告も名前がでましたし、顔写真も出ています。どこの新聞にも「説明」というか「弁明」が載ってます。「元少年を実名で報じる」理由として、どの新聞もこう言ってます。「更正、社会復帰への配慮が必要なくなるためです」。
2012-02-22 08:55:15これを読んだ時は、ゾーッとしました。もっと別の表現があってもいいでしょう。この元少年は、この元少年は二度と社会に出てくることは絶対にないのだから…。と言ってます。残酷な言葉だと思いました。
2012-02-22 08:58:20余りにも「残虐で非人間的な犯罪」を我々が見聞きし、それに慣れ、我々の感情までもが残虐になっているのではないかと心配しました。
2012-02-22 09:00:36