memo：　伊勢崎賢治×蓮池透　2012/02/21 マガ9学校

鈴木邦男 @SuzukiKunyon

「横田めぐみさんこそが金正恩の真の母親である、と匂わせる仕掛けになっているのだが、本文中でそのことを明示的に表現した箇所はない。あくまでも、金正日と横田めぐみさんが深い関係にあったことを匂わせる表現に留められている」

鈴木邦男 @SuzukiKunyon

「もっとも、飯山氏はウェブ上では「横田めぐみさんこそ金正恩の母親である」と明示し、横田めぐみさんに成り代わって横田ご夫妻への手紙まで代筆し、発表している。

鈴木邦男 @SuzukiKunyon

氏自身が臆することなく公言している明示的記述を避けたのは三五館の意図的編集であろう。万が一、裁判に訴えられた時のことを考えて、「断言」を避け、オブラートにつつんだのか。

鈴木邦男 @SuzukiKunyon

『月刊日本』では、このレポートに続いて、論説委員の山浦嘉久氏が「国母・横田めぐみさんの登場」を書いている。拉致事件のために日朝は半永久的に交渉不能な状態が続いている。

鈴木邦男 @SuzukiKunyon

＜だが、今回ついに「横田めぐみさん」が生存しており、しかも金正恩の母親、すなわち北朝鮮の「国母」であるという情報がながされるようになった。ここには北朝鮮のみならず、日朝交渉を促す勢力が介在している。すなわち…＞

鈴木邦男 @SuzukiKunyon

「すなわち」以降は、本文を読んで欲しい。

鈴木邦男 @SuzukiKunyon

この「噂」は私も数ヶ月前から聞いている。「ありえない」と思った。でも、いろんな所で、いろんな人が言う。「都市伝説」と言うには、問題が大きい。「その証拠に、ほら、顔がそっくりじゃないか」などと言う。「こんな怪情報が流れてますよ」とマイクを突きつける人もいる。

鈴木邦男 @SuzukiKunyon

だから、２月２５日（土）、蓮池透さんに聞いてみた。２月２５日（土）午後２時から新宿のカタログハウスで「マガ９学校」があり、そこで会ったのだ。ウェブマガジン「マガジン９」が主催し、伊勢崎賢治さん（東京外大教授）と蓮池透さんの対談だ。

鈴木邦男 @SuzukiKunyon

蓮池さんは１９９７年から２００５年まで「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」の事務局長を務めた。又、１９７７年から２００９年まで東京電力に勤務した。『拉致 左右の垣根を超えた闘いへ』などの他、『私が愛した東京電力—福島第一原発の保守管理人として』（かもがわ出版）などだ。

鈴木邦男 @SuzukiKunyon

蓮池さんは、この本のことを知っていた。新聞広告で見て、驚いたという。「”読んでみろ”と言われたが、読む気がしない」と言う。「２００％ありえません！」と断言する。「拉致したというのは”敵の人間”なんです。それを自分のファミリーに入れるはずはありません」と言う。

鈴木邦男 @SuzukiKunyon

他にも理由をあげる。実は、金正恩の名前が「後継者」として出た時から、この奇妙な噂は出はじめた。誰かが意図的に流したのだろう。私も聞いていたが、書けなかった。馬鹿な！と一笑に附していた。ところが、何と三五館から、この噂について書かれた本が出た。

鈴木邦男 @SuzukiKunyon

又、新聞広告にも大きく出たし、『月刊日本』にも詳しいレポートが出た。もはや「社会問題』になっている。それで、私もあえて書いてみた。

鈴木邦男 @SuzukiKunyon

伊勢崎産と蓮池さんの対談のテーマは、＜世界はFUKUSHIMAから何を学んだか＞でした。とても勉強になりました。５時１５分に終わり、急いで飯田橋へ。６時から「仕事センター」に行く。「連合赤軍事件殉難者追悼会」に出る。

伊勢崎賢治 @isezakikenji

東外大伊勢崎研学生による「世界はFUKUSHIMAから何を学んだか」マガ９イベント盛会終了。ゲスト蓮池透さん。鈴木邦男さんも来場。世界は学んでいなく、新たな安全神話が生まれている現実をうまく伝えられたか。

伊勢崎賢治 @isezakikenji

蓮池透さん：「脱原発」は「原子力技術の消滅」ではない。原子力ムラではなく「廃炉技術」「核廃棄技術」を日本のお家芸として、若者を引きつける研究分野としていかに盛り上げて行くか。

伊勢崎賢治 @isezakikenji

「国内で忌諱する原発技術を他国に売る」ことの道義的な問題は明確だが、原発を止める気はさらさら無く事故を起こしそうな巨大隣国をどうするか。やはり答えは出なかった。