為末さん【怪我で悩んでいる君への返信】について。まとめ

爲末大 Dai Tamesue　熟達論発売中 @daijapan

おはようございます。今日は【怪我で悩んでいる君への返信】について。メールに対しての返答です。

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こんにちは。メールを見ました。怪我は苦しいですよね。チームスポーツのような全員で一つの目標を目指すものならなおさらだと思います。チームスポーツほどではないかもしれませんが僕も怪我で辛い事はありました。何が辛いのかももうよくわからなくなって、ただひたすらに自分を責めた事があります。

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人の内側にはモチベーションという名の無邪気な子供がいます。普通はその子をなだめがら頑張るのですが、余裕が無いと無視したり無理矢理頑張らせすぎて、その子が傷つき何も言わなくなります。そうすると人は自分が何をやりたかったのかわからなくなります。

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辛い時に耐えると成長するという事はありますが、それはその子が声を上げて戦おうとしているからです。メールの印象からどうもそもそものモチベーションが傷つきそうになってるように見えました。そうだとすると少し休んで、本当は何をしたいか考えた方がいいかもしれません。

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人は思い込む生き物です。そして苦しくなると視野が狭くなり、今生きている範囲の中で手詰まりになるともう終わりだと思ってしまう。でも、一歩違う世界に移ってみると、一体あの時自分が何で悩んでいたのかばからしくなる事すらあります。自分が全てだと思ってる世界は想像より狭いんです。

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人は環境によって苦しみますが、一番自分を追い込むのは、逃げてはならないと責める自分自身です。両親の事チームの事将来の事。追い込まれると人はいろんな軸に影響されて何がなんだかわからなくなりますが、本当は全部些細な事で、自分の心の声より優先すべき事はありません。

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追い込まれている時、自分が縛られているものを、人は見る事ができません。だからそういう状態でいくら考えても答えは出ません。そういう時は少し休んで、離れる事です。遠くから見れば自分を縛っていたものが何かが見える。それには心の余裕と距離が必要なんです。

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最近、笑いましたか？楽しみにしている事がありますか？わくわく感の無い所で人は能動的になれず、クリエイティブにもなれません。僕もそういう時は休みます。無邪気に楽しむ子供に、義務感では太刀打ちできないんです。

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【まとめ】一つ覚えておいてほしいのは、人生はなんとかなるという事です。そして、悩んでいる事も後から振り返るとたいした事無いと思えたりするものです。やめてもいいし、続けてもいいし、休んでもいい。自分に許可を与えて、離れた所からもう一度何がしたかったのかを考える時間が大事だと思います