福田健治さんの「自主避難の権利」に関する講演まとめ

世田谷パブリックシアターレクチャープログラム「震災・原発事故から国家と国民の関係を考える―私たちの権利とは何か」をまとめました。
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ありす @alicewonder113

(続き)そうした現実を分析するために、アリストパネースの喜劇が登場してくるのです。

2012-02-29 09:47:13
ありす @alicewonder113

鴻さんは、福島における住民の分断の話を聞いたあと、ルワンダ94という演劇について話をされた。ルワンダはドイツに植民地化された後、意図的に分断される。ドイツはツチ族とフツ族を交代で要職につかせ、対立と憎しみを煽ったのだ。分断統治はドイツ敗戦後のベルギー時代まで続いた。

2012-02-29 09:57:04
ありす @alicewonder113

この演劇は6時間ぐらいの長丁場の劇で、夜始まって朝終わるという。日本でも演劇人は反権力の気骨のある人が多いが、ギリシア悲劇からの伝統ということなら大したものだなぁ。

2012-02-29 10:00:11
ありす @alicewonder113

住民の分断について。福田さん:分断を解消するのはどうしたらいいか、というのは私が聞きたいぐらい。本来、非難するべきは事故を起こした東電であり、国策で原発を進めてきて、今回の対応のまずさを露呈している国。それなのに、福島では隣の人を非難する。

2012-02-29 10:03:24
ありす @alicewonder113

「隣が自分より多く賠償金をもらうのが許せない」といった感覚がある。白河は自主的避難区域から外れてしまった。賠償金がもらえない。ところが隣の郡山はもらえる。なんでだ、となって、急に線量調査など熱心にやり出した。自分の地区もこれだけ汚染されているから…との根拠づくり。

2012-02-29 10:05:31
ありす @alicewonder113

福田さん:(無念そうに)決まる前に熱心にやってくれれば、決定内容に影響を与えられたのに、何で決まってからやるかなぁ。

2012-02-29 10:06:15