20120306 #NHK クローズアップ現代「“それでも生きる” 〜被災地3000人の声」
#NHK クロ現「“それでも生きる” 〜被災地3000人の声」NHKアンケート。「女川町で生きていきたい」高泉元幸さん28歳。牡蠣の養殖をしていたが、津波で家も養殖道具も流された。建築制限で、この場所に家を建てることはできない。去年4月、被災した直後の高泉さんを取材。
2012-03-06 19:34:06#NHK クロ現。妻・美幸さん、海のそばに住むのは反対。「こういう津波とか、私はもうたくさん」アンケートでは、家族のために漁業を諦めることも考えていた高泉さん。8月、家族は仙台に移り住む。警備員の仕事につくも、漁業への思いを断ち切れない。女川で元の生活を取り戻したい。
2012-03-06 19:35:44#NHK クロ現。子供が「パパ楽しくない。今のパパきらい」と。「子供にそう言われてハッとして。つまんないって言われたのが」養殖再開を決意。秋から、毎朝4時前に起きて女川に通っている。片道80km、車で2時間あまり。土日もない。毎朝、自分で握ったおにぎりを車内で食べる。
2012-03-06 19:37:02#NHK クロ現。午前6時。まず一部で再開された、銀鮭の養殖の手伝いから。日の出とともに餌をまく。ここで収入を得ながら牡蠣の養殖の準備も進めたい。養殖の道具を一人で作り直す。午後4時、また2時間かけて家路に着く。午後7時、家に着く。家族は徐々に仙台に住み続けたいと。
2012-03-06 19:38:55#NHK クロ現。海に抵抗がある妻と、女川に帰りたい夫の間でズレが。美幸さん「応援しつつ、心の中では『どうして?』って」元幸さん「嫁にとっての幸せ、オレにとっての幸せ、子供にとっての幸せにズレがある。家族の幸せが一番の幸せ」2月、牡蠣の種付けのために海へ出た。
2012-03-06 19:40:27#NHK クロ現。ゲスト、NHK社会部・中村淳記者「元の生活に戻るのは本当に大変だと感じた。高泉さん、若い自分が踏みとどまらないと、地域は復興しないと考えている。何より、養殖を自分の生きがいだと。東北の沿岸部、職場と住まいが一体になった地域が被災し、生活基盤が失われた」
2012-03-06 19:42:52#NHK クロ現。岩手県大船渡市。志田由紀さん。アンケートに母の最期を書いた。娘と毎日のように自宅跡を訪ねている。瓦礫の中から、古い家族の写真が。幼い娘を抱く父母が。地震の時、由紀さんは仕事で家に不在。家族、車で逃げようと。津波が迫り、母がとっさに「先に行け」と叫ぶ。
2012-03-06 19:45:36#NHK クロ現。由紀さんの母親、「生きろよ!こっち見るな!」孫の無事を確認し「バンザイ!バンザイ!」と流されていく。由紀さん「何もいらない。お母さんに会いたい。それだけ」仮設住宅で、父と隣同士の部屋で住む。あの日を境に、一緒に食事をとることもなくなった。
2012-03-06 19:47:13#NHK クロ現。父の気持ちをわかっていながらも、父を責める気持ちを抑えられない由紀さん。「お母さんを見殺しにしたくせに!と言ってしまったことも」娘・なつきさん、ショックで自分で食事をとることもできなくなった。
2012-03-06 19:48:39@shbttsy74 哀しい・・・誰も悪くないのに、娘さんの心の傷ははかりしれない・・・被災者の遺族にきちんとしたグリーフケア、グリーフワークがなされたら良い。人生の中でいく度もある新しい出発をする為に。
2012-03-06 19:51:19#NHK クロ現。「なっちゃんがいたからお母さんが遅れたのかな、と思ったこともあった。でも、自分が助けられているのは、なっちゃんの笑顔かな、と」名津紀さん、祖父に呼びかけられると、小さく返事をするように。その姿を見るうちに、由紀さん、羽前のように戻りたいと思う。
2012-03-06 19:49:46#NHK クロ現。「なっちゃんを助けてもらって、ありがとうと言わなきゃならない」2月中旬、自宅の瓦礫が全て取り除かれる。その前に自宅を訪れようと、由紀さん、父に声をかける。これまで自宅の跡に行けなかった父。母が最期の言葉を残した場所に、家族で一緒に行く。
2012-03-06 19:51:01#NHK クロ現。名津紀さんをはさんで、父と向かい合った由紀さん。「(名津紀さんに)きょうはじじと一緒だもんな。(じじが)逃がしてくれたもんな。助けられたもんね」アンケートの最後に「私は今、娘とともに『生きろよ!バンザイ!』を考え、答えを模索しようとしています」
2012-03-06 19:52:27ご当人達や、取材されたNHKの方々の重さに比べたら、我々なんて大したことないんですけどね…祈ることしか出来ない…(苦)RT @papa_pahoo: これは辛い。われわれは、ただただ、話を聴いてあげることしかできないかと RT これ、どうするのが一番いいんだろう…(泣) #NHK
2012-03-06 19:51:53#NHK クロ現。中村記者「志田さんが母親の写真を飾ることができるようになったのは、今年1月だという。他の方、アンケートに『生きろという意味がわからない』『夫に会いたい。普通に過ごすのに必死だった』」
2012-03-06 19:54:12#NHK クロ現。由紀さん「『任せるぞ』って言ってくれてるのか『頑張って生きろよ』っていう言葉だとも思うし、日々考えている。母の残した言葉を。亡くなった人の気持ちを思ったり、みんなの気持ちを考えたり、もらったものを返していくことを考えながら生活するのが、私の『生きる』」
2012-03-06 19:56:30@shbttsy74 津波で家族を喪うということ http://t.co/rVBajHA1 #Zenback @zenbackさんから
2012-03-06 19:57:35「バンザイ!」って濁流に流されながら祖母が叫んだのは、生き残る夫(と孫)に、「お前たちがこれからも生きることが、私はこんなにも嬉しい。私は幸せだったよ。だって、私は可愛い孫を助けられた、なんて最高の気分!私に心を残さないで」と、この場にいない娘にも伝えようとしたんだな。 #NHK
2012-03-06 20:02:18さっきの、祖母の自己犠牲で孫が助かり、見捨てて(と見える)生き残った祖父、を許せないその娘さん…みたいなケースこそ「物語」の力が必須なわけで。「あれはどういうことだったのか」というのを自分自身が受容するために、彼女は取材を受けて良かったと思う。物語を紡いでくれた #NHK さん。
2012-03-06 20:19:45そう。こういうがんじがらめをほぐすことが出来るのも、「物語」する力だけなんだよ。別に書物とか映画とかドラマとかだけじゃない。黙ってじっくり話を聞いて、「お母さんは立派だったね」とたった一言いってくれるだけでも、そこに物語が生まれて辛かった経験を救ってくれることがあるよ。 #NHK
2012-03-06 20:23:11