オフィスオーガスタ穂苅太郎さんによる「唄歌いが到達する場所」2012.3.9
唄歌いが到達する場所
唄歌いには進んでいく行程によって、人柄によって到達する場所が違うような気がする。ということ制作が立て込んでいる昨今考えてしまった。とても大事のなことのようにもどーでもいいことのようにも思えるけど忘れないうちに残しておくとする。
2012-03-09 16:23:42第一段階は「ただただ歌う事が楽しい」レベル。俺も含めみんながここ。いわゆる素人さんだが中にはこのレベルでプロを名乗っているお方ももちろん居るのが現実。
2012-03-09 16:29:46第二段階は「歌に感情を込める」ことが大切だとわかったレベル。カラオケで感極まって泣き出しちゃう人もここ。歌うだけじゃなく快感をより追求する段階とも言える。このレベルでの玄人さんを名乗っているのはさらに多い。「気持ちを込めれば伝わるはず」ってそんなに甘かない。独りよがりってやつね。
2012-03-09 16:34:55第三段階は「歌には技術が必要」だとわかったレベル。こうなるとプロだが、技術やテクニックだけで歌えてしまう「技術」だけに長けて、先細っていく事もしばしば。この時点でもう一段階レベルを上げられるかどうかでマスターへの道が開ける。
2012-03-09 16:39:06マスターレベルType1「求道者」感情と技術をセルフコントロールでき、どんな場合でも高いレベルの歌唱が出来る。非常に高い精神力を使うので、エネルギーコストが高い。だからたくさん食べないとやっていけない。オーガスタではスキマスイッチ大橋卓弥が代表格。秦基博も隠れこのタイプ。
2012-03-09 16:43:36マスターレベルType2「天然記念物」第三段階までは修行していたのだが、ある時から歌う際に頭が真っ白になって制御不能になる。憑依されているかのよう。本人は意識していないからどうしようもないが、破壊力はすさまじい。オーガスタでは元ちとせ。あがた森魚さんとかもこれ。人間にあらず?
2012-03-09 16:50:03マスターレベルType3「天才遊び人」第一段階で止まっているが、感情や技術をなぜか装備しちゃっている。お客様の反応により木に登る事が出来るととんでもない事に。ドラクエの呪文でいうところの「パルプンテ」何が起こるか予測不能。山崎まさよしが代表格。さかいゆうもたぶんこれ。
2012-03-09 16:56:41まあ実際はそれぞれの要素を併せ持っているんだけど、どうもこのタイプ分けの考え方は制作者にとって大事な事のような気がする。いやどーでもいいか?いややっぱり大事だ!
2012-03-09 17:02:44制作が立て込んでくるとどうしても「声」に意識がフォーカスされる。ダビングしたりするたびに視聴を繰り返すわけだが、声に集中するあまりイメージで声の絵が描けるようになった。一種の共感覚だが、オシロスコープよろしくその絵が歌とともにうにうに動いて楽しいんだこれ。
2012-03-09 18:27:18図に描いてみた
一度秦基博に声のイメージ図を描いて見せた事がある。透明な中心のまわりに倍音を表すヒダがついていて、さらにその周りをハスキー成分の細かい毛のようなモノが生えている。秦は怪訝そうな顔をした。どう見てもそれはタモリさんが描くところの安産祈願そっくりだったからだ。
2012-03-09 18:33:38