『奪われた性欲』をめぐって

川上　伸（日本酒） @KawakamiShin

@redtail2733 ブログ拝見しました。というより私も年末年始読みました。私も同じところがあるなとキツネにつままれた思いです。確かに相手との距離を置く点では「いい子」なんですよね。でもその「いい子」という戦略が裏目に出て温室育ちと何ら変わりない結果になるという皮肉ですね。

赤尾晃一 @redtail2733

@KawakamiShin ただ，そういう関係でも，積み重ねていくことで，「ちょびっと肉食化」が可能になるんでしょうね。女性が求める「関係」に少しは敏感になる。ま，私の人生に限れば「受け身」であり続けていることに変わりはないのですが。

川上　伸（日本酒） @KawakamiShin

今一生は資料を多用はしているもののうまく論展開ができてないという印象を私は持ちました。でも先生がおっしゃったように、草食系の本質を再提示したという点では評価に値すると思います。と半ば大学生活を振り返りながら思うのでした。

川上　伸（日本酒） @KawakamiShin

そうなりますね。能動的になるか受動的になるかというのは戦略の問題なので男女どっちに適用されるべきかというのとは別問題ですね。異性に対する「アンテナ」を敏感にしておけるようなコンディションを維持するのがせいぜいできることなのではないのでしょうか。

赤尾晃一 @redtail2733

@KawakamiShin ま，誰か社会学者に，統計，文献，フィールドワークを駆使して，このテーマに挑んでもらいたいものですね。基本文献はほとんど集めているけどね。私はやらないよ，たぶんね。

川上　伸（日本酒） @KawakamiShin

@redtail2733 宮台真司はテレクラのフィールドワークで大成してますからね。性の分野はまだまだアングラ（というよりも永久に？）なのかと思います。唯一、今一生に反論するなら、「ダメな男（≒ムッツリ草食系）は風俗にはまったままでいてもらいたいものだ」は暴論でしかないです。

川上　伸（日本酒） @KawakamiShin

佐藤留美が書いた「結婚難民（朝日新書）」で、女性の機微を学ぶ場として風俗を利用せよという論を展開しているのがまだ懸命なのだと思います。コストは結構痛いですが、今が論じた「生身の女性に触れる」という点では開かれた関係を体験できるのではないかと思います。スローセックスも同様に。

川上　伸（日本酒） @KawakamiShin

あと、スローセックスに関しては少し分野は違いますが杉田聡の「ＡＶ神話―アダルトビデオをまねてはいけない」が面白い形で論じられています。

赤尾晃一 @redtail2733

@KawakamiShin 杉田聡『AV神話』はもっと広く読まれるべき。「AVリテラシー」ですかね。「これはフィクションなんだ」と思うことの重要さ。佐藤留美の本は知りませんでした。セカンド・ベストでしょうね。ただ，最近は「草食系男子」に媚びた，妄想全開系の風俗が多い気も。

川上　伸（日本酒） @KawakamiShin

@redtail2733 ここでの『ＡＶ神話』で注目すべきだと思うのは、「ＡＶリテラシー」ではなく「ＡＶは主に男性視点で描写されている」という点と「女性の性的快楽の獲得方法」という点ですね。スローセックスを達成するためには重要だと思うのです。

川上　伸（日本酒） @KawakamiShin

佐藤留美は女性の視点から「女性批判」を軸として婚活の問題にアプローチした画期的な著作だと私は思います。風俗に関してはＡＶも同様で今が述べたとおり「妄想全開系」が多いのには同意です。痴女やらレズやらオナニーやら…草食系男性の願望が如実に反映されているといえますね。

赤尾晃一 @redtail2733

@KawakamiShin 男性視点のAVを女性視点で意味を組み換えることを指して「AVリテラシー」と称したつもりです。もっとも，女性の性的快楽り獲得方法は，まさに千差万別ですから，パートナーで「手さぐり」で模索していくしかないんですけどね。

今一生＠『子ども虐待は、なくせる』（日本評論社） @conisshow

@redtail2733 ありがとうございます。ご指摘に拙著を以前から読まれていたことがわかり、感謝のいたり。

今一生＠『子ども虐待は、なくせる』（日本評論社） @conisshow

草食男子は結局の所、内発性（自発性）そのものを奪われて育ったから性欲が薄いんだろう。それは主体的な戦略や自意識があいまいであるのと同義。　http://togetter.com/li/2704

今一生＠『子ども虐待は、なくせる』（日本評論社） @conisshow

関係作法の違いは端的に2極化されているが、同質の共同体への馴染みが、それを見えなくさせる。言語に依存した作法と、身体に依存した作法の間には、生き方の違いほどの差があるのに。

今一生＠『子ども虐待は、なくせる』（日本評論社） @conisshow

ヤンキーは体で世間を覚え、インテリは言葉で社会の肌さわりを知る。しかし、両方を持つハイブリッドなものは常に孤独であると同時に豊かだ。

赤尾晃一 @redtail2733

@conisshow 遅レスです。オナニーで「幻想の女性」を抱いた先に，「生身の女性」を抱けない虚しさを感じることができるかですね。「去勢」の根深さを感じます。それを素直に認めればいいのに，「虚勢」を張るから「草食がこじれる」結果を生むわけですよね。

赤尾晃一 @redtail2733

@conisshow 50前後の「ポスト団塊世代」の性犯罪の多くは「草食をこじらせた」結果だと思うんですが，性的暴行とか「みだらな行為」に至らないケースが多い気がします。卑劣な手段で女性に近づき，わいせつな写真を撮ったり，フェチの対象物を盗んだり，なんだか陰湿。

今一生＠『子ども虐待は、なくせる』（日本評論社） @conisshow

@redtail2733 ポス団は「敵を見失った」世代で、そのチルドレン世代は「敵がない」ために同時に味方も誰かがわからないのではないでしょうか？　それゆえ主体性の軸を欠いてしまい、倫理も公と直結しないため、陰湿化してしまう気がします。

今一生＠『子ども虐待は、なくせる』（日本評論社） @conisshow

@redtail2733 レスに感謝します。幻想の段階でそのイメージが創造的ではなく、ゲーム（動画）で見たキャラの動きそのままを受け入れているとしたら、リアルの虚無にすら至らないのも道理な気がしますが、これは検証しにくいところです。