#リレー小説 “プロジェクト・DEATH”

ひらばるまなぶ（平原学）＠もの書き @chocolatesity

「冥界の魂在庫が切れそうだ。新米死神、現世で魂を狩ってこい」「畏まりました」と、エリート死神学校卒の彼は考えた。人間一人一人狩るのは手間だ。手っとり早くあの国の核兵器庫に侵入して――「誰が戦争起せと言った！？人類絶滅したぞ！」「わ、私もこんなことになるとは…！」 #twnovel

嘘つきプラム @ps_plum

@chocolatesity 新米死神は先輩死神に連れられ部長に人類絶滅を報告。前例のないことを冒してしまったと汗が止まらない。部長｢在庫が余りすぎだぞ☆｣新米「…？」先輩「…(失笑)」部長「それで、仕事が無くなったから君達クビね」先輩「君達!？」先輩の目が怖い #リレー小説

ひらばるまなぶ（平原学）＠もの書き @chocolatesity

「部長、今は天界も新人類創造のため大混乱の筈。そこで、我々が天界より仕事を受注するチャンスかと！」叫ぶ新米。正に逆転の発想。「その仕事、取れるか？」「我々にお任せを！」今、二人の死神による人類創造の熱いドラマが始まる――プロジェクト・ＤＥＡＴＨ #リレー小説 @1017_kyoa

嘘つきプラム @ps_plum

@chocolatesity 「プロジェクト・ＤＥＡＴＨ案あるの？」先輩は不安げに尋ねる「もちろんＤＥＡＴＨ☆」「お前今星付けただろ」「気のせいＤＥＡＴＨよ★」「もっかい言ってみろ」「お…オフコースＤＥＡＴＨ☆」先輩の鎌がきらりと輝き、新米は星になる覚悟を決めた #リレー小説

ひらばるまなぶ（平原学）＠もの書き @chocolatesity

先輩の死神は鎌をバットのように構え、勢いよく振るって後輩を打ち上げた！高く高く飛ばされる後輩は、やがてキラリと光る一つの星となって消える。「一時間程度で天界へ到着するでしょう」「流石、よく飛ぶなあ」「まあ、甲子園には毎年出場していましたからね」 #リレー小説 @1017_kyoa

嘘つきプラム @ps_plum

「天空列車代が経費で落ちないからって先輩酷いよ」高速回転しながら新米はひとりごちる。「結局プロジェクトの内容聞いてないし」天界まで後３０分。新米はのんびりとプレゼンの準備を始める。つい先程、天界にライバル社が着いたことを知らずに。 @chocolatesity #リレー小説

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数時間前、労働力不足に喘ぐ天界にて。「人間の魂循環にはコウノトリが必要だが、それすら絶滅か…代りの鳥はいるか！？」「直ぐ手配を！」――「おお、まだこれ程の労働力が…って全然働かないぞ？寧ろ職場が余計侘びしくなった気が…この鳥は？」「閑古鳥です」 #リレー小説 @1017_kyoa

嘘つきプラム @ps_plum

@chocolatesity 天界につくと誰もいなかった。「なんだ？この鳥」逃げようとしない閑古鳥に新米は火をつける。「昼飯なんも食べてなかったんだよ。この焼鳥イケる！」そこへ現れる謎の天使「天界では殺生は禁止です。署までご同行願います。」新米まさか逮捕される！？ #リレー小説

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長年刑務所暮らしをしているが、今日来る新入りは今迄耳にしたこともないような変人だった。地獄の死神だったのだ。ここは天界、死神が来る筈は…まさか俺を殺しに！？――送られた刑務所には天使がいた。驚く死神の私。まさか私を昇天させる気か！？ #書き出し #リレー小説 @1017_kyoa

嘘つきプラム @ps_plum

二人は目を離せなかった。初めて見る死神の鎌はぎらぎら輝き、天使の羽根を震わせた。一方、震える羽根に殺気を感じ、緊張で顔が赤くなる新米―「お前達ホモなのか？」看守が訝しげに尋ねる。「死神なんてとんでもない！」「天使って両性じゃないの!？」 #リレー小説 @chocolatesity

ひらばるまなぶ（平原学）＠もの書き @chocolatesity

死神が捕らわれの身となっている間にも、天界のオフィスビルの中では商談が進んでいた。「この狭間の世界製の『魂転移装置』を使えば、魂を電子化しネットワーク経由で人間界に転送することが可能。コウノトリは不要となります」「便利な世の中になったもんだ…」 #リレー小説 @1017_kyoa

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人類復活のプロジェクトが天界と狭間の世界との間で進行中も、獄中での天使と死神の愛は深まりつつあった。「君と離れたくない…」「俺も…」「囚人共、天界の代表取締役ゼウス神が昨晩急逝なされた。恩赦によりお前ら釈放だ」「「離れたくない！！」」「えー…」 #リレー小説 @1017_kyoa

嘘つきプラム @ps_plum

仲良く出所した天使と死神。初めての二人っきりに会話が弾む。「そういえば死神は普段どんな仕事をしてるんだ？」「ん…仕事!？」慌てる死神。天使の手を握り駆け出す。「待っ、どこに行くんだ？」「天界オフィスビル!」急がないと殺される――先輩に #リレー小説 @chocolatesity

ひらばるまなぶ（平原学）＠もの書き @chocolatesity

その頃ゼウス神の葬式中、どこからか聞こえてくるヒソヒソ声。「ゼウス神の死の原因は『魂転移装置』の誤作動？本当か！？」「ああ、このレポートにゼウス神の魂が強制的に人間界へ送られてしまったとの報告が」「事が知れたら一大事…このレポートは破棄する！」 #リレー小説 @1017_kyoa

嘘つきプラム @ps_plum

オフィスビルに向かう途中、火葬場の近くを通った。「ゼウス様…」「いい神様だったよな…」速度を落とし、しばらく思いを馳せる。そんな二人に突如ぶつかってきた天使。持っている紙を落として行く。「…どういうことだ!？」「ゼウス様は人間界に!？」 #リレー小説 @chocolatesity

ひらばるまなぶ（平原学）＠もの書き @chocolatesity

天界オフィスビルにて。「それでは『魂転移装置』導入を決定…」「待った！」突然飛び込んできた二人。「何だ貴様等！？」「私は死神…」「同じく俺も！」と、天使が変装マスクを脱ぐと…「先輩！？」「驚いたか！」「そんな…私との関係は遊びだったの！？」「」 #リレー小説 @1017_kyoa

嘘つきプラム @ps_plum

「泣くなよ？」先輩は今にも泣き出しそうな新米に慌てる。「命令だったんだ。傷つけるつもりは…『聞きたくない!』部屋から飛びだす新米。走って追いかける先輩は叫び「待てよ!お前の泣き顔は見たくない」止まった背中に蹴りを入れて一言「早く戻るぞ」 #リレー小説 @chocolatesity

ひらばるまなぶ（平原学）＠もの書き @chocolatesity

天界のオフィス内に突然死神が入ってきたと思ったらすぐ出てった。一体何？てか完全に不法侵入じゃね？人員不足にしてもセキリュティやば過ぎ。あ、また戻ってきた。で、俺ら狭間の世界社製品に問題アリ？天界の皆さん俺ら睨んでますが…まじで一体何？予定調和？ #リレー小説 @1017_kyoa