マーケティングとかブランディングとか。

ふと思いついたことや考えたこと、マーケティングやらブランディングについての投稿のまとめです。
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Masazumi Matsumoto @mur_mur_twins

@kikidiary そういう事をしなければいけない時点で大間違いでしょうね。行き当たりばったりな商品開発をしてきたツケかと。真偽の程は定かではないですが、新工場を建てたのに新型iPadの液晶にも選ばれなかった様ですし。

2012-03-17 20:45:23
kikidiary @kikidiary

消費者の言うとおりにしていったらいいモノが出来るはずがない。お客様は神様、というのはよく日本で聞く言葉だけど、お客様は今の製品にはお金は払うけど、将来の製品やサービスの品質はまたその時その時で見極めるわけだから。

2012-03-17 19:21:37
kikidiary @kikidiary

あ、ちなみに電子材料のような製品ではやはり市場の声というのは耳を傾けなくてはいけない。ただ、最終消費者ほどではないにせよ、セットメーカーの設計も二律背反する要素やら特性を材料には求めがち。その声をどこまで取り入れられるかは物理的な限界もあるので話半分になりがち。

2012-03-17 19:23:44
kikidiary @kikidiary

ただ、こと、電子材料分野では顧客の声を聞き続けて実現出来そうなものは即立ち上げるスピードがライバルとの戦い、市場での勝利に繋がるわけで顧客の声をいかに聞き続けていられるかが、大事なポイントになる。

2012-03-17 19:25:18
kikidiary @kikidiary

コモディティ化が進んだ化学材料だと、電子材料とは打って変わって値段も品質も完全に落ち着いていて技術革新が起こり得そうにない分野なので、顧客の声も大事だが、それ以上に収益を確保するかが重要になる。原材料高騰する一方なので、値上げも辞さないわけで電子材料とは一線を画す。

2012-03-17 19:27:28
kikidiary @kikidiary

一次化学メーカーも汎用化学メーカーの営業も値上げが日常茶飯事。電子材料メーカーでは段階的に値下げするのが普通で値上げを切り出す時はお断りする時、という思想は根強い。車関係の電装メーカーくらいじゃないかな、値上げを受け入れてくれる土壌があるのは。

2012-03-17 19:29:30

そんでもってちょうど、ソニーの河野透さんという方の著書を読み始めていてブランドやらマーケティングやらの話が目についたのでいくつかピックアップした。

kikidiary @kikidiary

前略)チャレンジャー時代のソニーはどんどん新しい物を作って出した。それが天然の振る舞いの中でやれる会社だった。ところが、チャレンジャーを卒業して、自分らはディフェンダーカンパニーだと思うようになると、新しい物を意識して、新しい物が出来ました、と言いながら出すようになる。(河野透)

2012-03-17 19:48:23
kikidiary @kikidiary

新しいかどうかは、世の中やお客さんが決めることでしょう。皆さんにそう納得してもらえるかどうかにかかっている。ソニーが新しいと言って出した物が、本当に新しいのかという問題。そこにはもう、出した瞬間に微妙なズレがあってね。(ソニーのふり見て我がふり直せ 河野透)

2012-03-17 19:49:58
kikidiary @kikidiary

「クオリアとは」なんて学説の説明から切り出すなんて、全然ソニーの流儀ではないもの。そういうことは。かつてなかった。先に最新の学問を教授してやるから、頭が良くなったら中に入れ。そう言ってるようなものじゃない。なんだ、こりゃと思った。。(ソニーのふり見て我がふり直せ 河野透)

2012-03-17 19:52:51
kikidiary @kikidiary

製造物責任は製造者にあるわけで、お客さんのせいにするのは変でしょ。「これだ!」と思うものでズバっと行かないと。と思うこの感覚も、ソニーらしさのひとつの表れじゃないかな。(ソニーのふり見て我がふり直せ 河野透)

2012-03-17 20:06:57
kikidiary @kikidiary

わかりやすい話、ルイ・ヴィトンやエルメスは消費者アンケートやグループインタビューの結果を見てデザインを決めているのか。そんなのバカこけですよ。良いと思うから出した。出したら貫く。微動だにしない。。(ソニーのふり見て我がふり直せ 河野透)

2012-03-17 20:08:32
kikidiary @kikidiary

魂のないブランドってブランドじゃないでしょう。企業も確固たる何かぎあるんだろうけど、それに疑念を持ったり弱気になったりすることが間々あるでしょう。(ソニーのふり見て我がふり直せ 河野透)

2012-03-17 20:33:50
kikidiary @kikidiary

そうすると、たとえば宣伝の場合は、宣伝の意図や目的を解説するようになる。感じさせることよりも、説明しやすいほうに重点を置く。口数の勝負に変質してしまう。宣伝やブランドを解説されてもさ、それがおもしろいのか。そんなことをやる価値があるのか。(ソニーのふり見て我がふり直せ 河野透)

2012-03-17 20:35:18
kikidiary @kikidiary

ものの喩えですが、非常にソニー愛顧の強い人からソニーブランドが溢れ出して周囲の人に伝染していく。それでソニー教に入信してくれるならいい。だけど、ソニー愛顧者とアンチ・ソニーの人を足して二で割ってみると、こんなスコアになりました。そんな均した見方に意味があるのか?( 河野透)

2012-03-17 20:48:54
kikidiary @kikidiary

むしろ、ブランドが精強になればなるほど、世の中の八割には嫌われるはずだ。その方が自然だろう。そう思っていました。僕らがやってきたのはブランディング。マーケティングなら落第でしょうね。(ソニーのふり見て我がふり直せ 河野透)

2012-03-17 20:46:19
kikidiary @kikidiary

いったんセグメントで顧客を理解し始めると、モデル通りに顧客行動が違ってもらわないと変だとなる。生身の人間がそんなわけないのに、そういう整理をしたものだから、セル毎に施策を変えるようになる。。(ソニーのふり見て我がふり直せ 河野透)

2012-03-17 20:57:24
kikidiary @kikidiary

だけど、変えたとしても結果はそうならない。なぜなら、最初のセグメントがもう変わっている。現実重視の立場で見ればね、そうなるよね。(中略)で、いつまでもセグメントとかモデルという仮説に拘束されて時機を失う。どっちが損失だよって話です。(ソニーのふり見て我がふり直せ 河野透)

2012-03-17 20:59:27
kikidiary @kikidiary

一時期、ソニーのブランドをさらに強化しようという機運があって、(中略)ソニーを徹底的に解剖して、整理・分析を進めてみた。だけど、それを再編成・再統合して、ソニーとは、ソニーらしさとは、そういうのを言えば言うほど、書けば書くほど、つまらないものしか出てこない。(河野透)

2012-03-17 21:02:09
kikidiary @kikidiary

ソニー製品は他社の製品より高く売れている。それがブランドのメリットでかり、ブランドのパフォーマンスを測る唯一の目安でした。それ以外には求めようがない。(ソニーのふり見て、 我がふり直せ。河野透)

2012-03-17 21:20:48
kikidiary @kikidiary

勘で仕事をやるなんて、とんでもなく前近代的という風潮が日本にはあったけれど、人が物を買う時の心理はどうですか?"ああ、いいなぁ、素敵だなぁ、欲しいなぁ"何気なく覚えた渇望から始まる。それは変わらないでしょう。そのことと向き合うための感度を磨く、センスを育てる。(河野透)

2012-03-17 21:09:10
kikidiary @kikidiary

カテゴリーの中でのメーカー間の違いなんて、大衆の眼から見ればみんな同じですよ。大同小異。だから、松下さんはこうだから、うちのはこうで。そんな尺の取り方をしていたら、差なんかつきやしない。(ソニーのふり見て、我がふり直せ。河野透)

2012-03-17 21:24:33