自分で書いた短編的なもの

です。
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@abiabi722

夕方の映画館。安いポルノが掛かってる。ストーリーはありきたり。盛りを過ぎた女優がプロデューサーに身体を好きにされる。女は仕事を干されることを恐れて抵抗出来ない。俗に言う、枕。視線が横顔に刺さる。明かりが落ちてから、バニーは画面を一瞥もしない。凝っとこちらを見ている、透明な眼差し

2012-03-31 02:36:59
@abiabi722

夕方の映画館、好きにされる、枕 もう一回

2012-03-31 02:18:45
@abiabi722

半休が急に転がり込んだ。特にやることもなくて単館上映の古い映画を見に行くことにする。夕方の映画館には客が一人も居なかった。席を3つ開けて、自分の部屋のように好きにする。映画が終わる頃には膝が枕にされていた。

2012-03-30 16:16:29
@abiabi722

まりこさんは、「夕方の映画館」で登場人物が「好きにされる」、「枕」という単語を使ったお話を考えて下さい。 #rendai http://t.co/CCZHfIH

2012-03-30 16:09:27
@abiabi722

「動いてるから、あなたを見ていられる」そばに居てほしい。ふれられなくても。自分にしか見えなくても。それだけなのだ。

2012-03-29 00:03:38
@abiabi722

バーナビーは指輪を拾って、同じものが嵌る自分の薬指に嵌めた。これでいい。「なあバニー?」「はい?」「お前、それでいいの」「もちろんです、愛してます」「バニー」「愛してる」「バニー」「あなたが、ただの幻でも、愛してます」「俺の時計は、止まっちまったのよ」「僕のは動いてる」

2012-03-29 00:01:22
@abiabi722

「無理だね」「指輪、買ったんです。あなたの指輪と一緒につけても目立たないやつ…一度だけ着けてほしい」虎徹は困ったように左手を差し出す。天鵞絨の小箱からあらわれたのは、ごく細い金のリング。バーナビーは、虎徹の指に慎重に嵌めた。バーナビーが手を離した瞬間、指輪は虎徹の指をすり抜けた。

2012-03-28 23:57:03
@abiabi722

彼に伴われて、初詣に向かった。早朝の空気が頬や目蓋に刺さるようだ。「寒くないですか」「平気」着いたのは本当に小さな神社だった。バーナビーは習った手順を丁寧に踏んで、祈った。真剣だった。長いこと頭を垂れて、虎徹をみたバーナビーの目は静かだった。「僕と結婚しとほしいです。虎徹さん」

2012-03-28 23:49:55
@abiabi722

大晦日、彼の故郷に来た。殆ど徹夜で酒を飲んでいた。朝になってご家族と年始のご挨拶をする。安寿さんはにこにこして、僕に見慣れない衣装を着せた。初詣の正装だという。確かに背筋が伸びた。虎徹さんはいつもの格好だ。「いくかー」だらしなく寝そべっていた身体を起こして、似合ってる、と笑う。

2012-03-28 23:35:04
@abiabi722

かしわぎさんは、「早朝の神社」で登場人物が「プロポーズする」、「時計」という単語を使ったお話を考えて下さい。 #rendai http://t.co/CCZHfIH

2012-03-28 23:23:27
@abiabi722

本当に嫌になる。携帯の液晶に涙がぼたぼた垂れた。床にも。ここに、あの人はよく座っていた、だらしなく。僕を叱る時はいつも正座だった。あの人が座っていたところに丁度、夕日が差していた。触ると少し温かい。あなたはここに居ないのに。メール一通、元気か、ひとことだけ。涙がこぼれる。

2012-03-28 01:15:54
@abiabi722

まりこさんは、「夕方の床の上」で登場人物が「泣きじゃくる」、「メール」という単語を使ったお話を考えて下さい。 #rendai http://t.co/GfXslx3

2012-03-28 01:03:08
@abiabi722

カルピスって今はコンビニでも売ってるけど、俺が子どもの頃はお中元の時期しか飲めなくてさ。茶色い瓶が白に水玉の紙でくるまってて特別な感じだった。本当は薄めて飲むんだけど、こっそり濃いまんま飲んだらすっげぇ甘くてさ。なんか、急に思い出した。甘くないけど、ちょっと似てる。 #ss

2012-03-27 19:52:36
@abiabi722

こてつさん、虎徹さん、なんであなたここにいないんですか。非道いじゃないか。僕たちバディなのに。ピンチの時は助け合うのが相棒でしょう。嘘つき。嫌い、大嫌いだ。痛い。帰ったら、置きマヨ捨ててやる。買っておいた焼酎も、ひとりで飲む。嘘です。ほんとうはあなたがここにいなくて、僕はうれしい

2012-03-27 17:42:55
@abiabi722

痛かった。いや、まだたぶんすごく痛い。エンドルフィンでマスクされてるからこんなぼんやりしてるんだ。どこが痛いのか分からない。もう少ししたら脳内麻薬は切れる、今のうちに動かなきゃ。喉に何か詰まってる。ドロドロ。ちくしょう。立てない。手を、持ち上げてみた。あぁ、まだ僕、生きてるのか。

2012-03-27 17:35:39
@abiabi722

昨晩の残滓がまだ残る後ろにぬるりと入りこませた指で、肉のあたたかさを感じる。ねえ起きて。もう一回、しましょう。ねえ、もっと僕に溺れて。僕だけがあなたに夢中でくやしいの。うでの中で身じろぐ身体。あいしてる。彼と僕の性器をすり合わせる行為に耽る。ティーンみたいに熱心に。魔法の絨毯の上

2012-03-27 01:25:13
@abiabi722

朝のベッドは魔法の絨毯。ふわふわ僕らをのせて漂う。腕のなかにはまだ眠っている虎徹さん。可愛らしい寝顔。昨日の夜シーツに撒いた赤い花びらはすっかりしなしなになって彼に、僕にも貼り付いている。ばらの薫り。虎徹さんの足の間をまさぐるとゆるゆるかたさを増していく。もう少し、いいなか。

2012-03-27 01:15:44
@abiabi722

まりこさんは、「朝のベッド」で登場人物が「耽る」、「花」という単語を使ったお話を考えて下さい。 #rendai http://t.co/CCZHfIH

2012-03-27 01:10:05
@abiabi722

あぁ、その顔たまんない。バニーは俺の髪を掴んで、すぐにつっこんでくれた。ばんばん腰をぶてけてくる。あ、あ、バニー、やっぱ俺、バニーのちんこ、一番好き。もっと、抉って。

2012-03-26 14:21:47
@abiabi722

ばつん!尻が熱くなる。蹴られた、痛い、けど、いい。よだれが垂れる。 早く突っ込んでくれよ、もう、つま先でもいいから。自分の指で、いっちゃいそう。 息を荒くしてるバニーを見上げる。 「、ひでぇ…ばにぃ、俺たち、バディだろ?」 バニーの目が一瞬正気を取り戻して揺れた。

2012-03-26 14:21:32
@abiabi722

やら、はずかし、から、見るな」 嘘だ、本当は見てほしい。自分でいじってほぐした後ろは、指3本でも余裕。見られたくない、鼻にかかった声を出しながら、指を出し入れする。ゆるすぎかな。ま、バニーのちんこでかいから何とかなんだろ、 「この淫乱」

2012-03-26 14:21:06
@abiabi722

もっと、近づいて、甘えろよバニー。

2012-03-26 02:16:52
@abiabi722

ラジオの音で目が覚めた。単調な気象情報が流れる。 海上風…報 波の高…は三メートル ノイズまじりの音は、不眠症のバニーの子守歌だ。ロフトから降りて、ソファで丸まっている金の髪をなぜる。合鍵は渡してあった。バニーはいつも虎徹が眠りについた後やってきてはラジオを点けてソファに丸まる。

2012-03-26 02:16:05
@abiabi722

まりこさんは、「早朝のソファ」で登場人物が「寝る」、「ラジオ」という単語を使ったお話を考えて下さい。 #rendai http://t.co/CCZHfIH

2012-03-26 02:03:43
@abiabi722

タッチの差で終電を逃した。滑るようにホームを出ていくモノレール。家まで歩けない距離じゃないけど、雨だし。ワンコールで奴は電話に出た。深夜の電話を詫びると文句が十倍くらい返ってくる。そのリズムが心地いい。ときめいちゃう。なぁ、今すぐ迎えにきてよバニー。蛇の目でさ。相合い傘で帰ろう。

2012-03-25 15:49:52