｢高学歴発達障害者の挫折｣で思うこと。

megumi baby💙 @loveandpearl

@siraiyuka こんにちは。一連ツイを読ませて頂きました。ところで、そのツイをトゥギャッターに纏めても宜しいでしょうか？優秀な発達障害者は、新卒以降に初めて悩む人が多いです。学生までは何の問題も無いですし、就活も資格次第では即内定なのが現実ですね。

白井由佳 @siraiyuka

なんとなくダラダラ思いつきで書いたから、まさか、まとめになるとは思いませんでした(^_^;)　でも高学歴発達障害って、プライド高いのに自尊心低いから、厄介なのよね(^_^;)　お手数おかけいたしますが、よろしくお願いいたします。@loveandpearl

白井由佳 @siraiyuka

３人死刑執行。そのうち１人は下関通り魔事件の被告。彼は国立大学出身で回避性人格障害で対人恐怖症だった。「高学歴・人格障害・対人恐怖」という三つ巴を持つ人は珍しくない。私も似たケースに何度も会ってきた。(犯罪者はいないけど）このタイプは、高学歴のプライドを捨てられずにいる。（続く）

白井由佳 @siraiyuka

本来であれば特別な存在である自分なのに、家庭も仕事も上手くゆかない。自分の素晴らしい能力を生かすことができない社会に対して、深い逆恨みがある。私が会ってきた人によくあるパターンなので、この事件はずっと心に残っていた。被告は事件当時、心神耗弱状と鑑定され、パラノイアとの指摘も有。続

白井由佳 @siraiyuka

発達的な事は分からないけれど、資料を読むとＡＳ気味な感じも受ける。いずれにせよ、死刑は廃止し、このような悲惨な事件を事前に防ぐことに力を注いでいかなければキリがない。暴力(死刑）で犯罪を抑止する事は、続く犯罪を生み出し続け、犯罪と死刑の連鎖を生むだけで、何の解決にもならない。

白井由佳 @siraiyuka

日本で一番とされている国立大学を出て、一流企業に就職。でもほどなく退社。その後は引きこもり。母親と２人暮らしで、時々母親に暴力をふるう。という人に会った事がある。この人も自分の経歴に対して猛烈な自意識があり、それが自分を支えるよりどころになっている。でも社会適応はできていない。続

白井由佳 @siraiyuka

社会適応が困難なのに高学歴になった発達障害は難しい。プライドからの脱却がなかなか出来ないから、仕事選びにも人間関係にも、つまらぬ条件をつけて、回避しようとする。また、高校までは優秀だったのに、大学は希望に進めず三流大学で終わってしまった発達障害も厄介な感情を抱え、苦しむことが多い

白井由佳 @siraiyuka

両者の根底には共通して「本来ならば自分は人より優れた人間」という思い込みがある。その根拠は「学校での勉強ができたから」それだけで選民意識を持ってしまうのだ。でも実際の現実は過酷。そのギャップは心身を激しく蝕みほど辛く、精神障害に発展したり、最悪のケースには犯罪にも。続

白井由佳 @siraiyuka

どうしてそんな困った人間になってしまったか。それはもう、親の責任。親が成績や学歴以外での価値を認めてこなかったから。大人しいタイプの発達障害で勉強ができると(暗記力があると成績は良い）、親は子供に特別な注意を払わない。また過剰に教育熱心だと、有無を言わさず子どもを勉強漬けに。続

白井由佳 @siraiyuka

こんな環境で育てられたら、本人が勘違いするのは当たり前。約１２年間、私はこのケースを何度も何度も見てきた。もういい加減嫌だ。困った大人を増やさないために、今子育て中の親御さん。毎日の生活の中、勉強以外のことでも、子どもの価値を教えてあげて欲しい。無理して褒めなくてもいい。続

白井由佳 @siraiyuka

ただ「あなたは生きているだけでも、人のために役立つ人間なんだよ」という事を繰り返し教え上げてほしい。こんなに簡単なことを子どものうちに教えるだけで、今回死刑執行された被告のような人間や、社会適合できずに苦しむ人たちを、ぐっと減らすことができると思う。親御さん、ぜひお願いいたします