#この書き出しいかがですか まとめその12(3/29~4/2)

#この書き出しいかがですか で書き出しを提供していただき、 #書き出し でその書き出しを使って創作するお遊び。 たくさんの方が乗ってくださりました(*´∇`*) 本気の気まぐれ更新です。 続きを読む
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sodaame【#140字小説】 @sodaame140

雨が降っていた。男は煙草を吸いながら、暗い空を見上げる。灰色の重たい雲。屋根から雨が滴り落ちる。喫煙所も最近は少なくなった。隣に女が来る。「火を頂けますか」ライターを渡す。煙草に火を点ける。煙が空を舞う。煙の行末を見ながら、僕は女に話し掛ける。「パーティですか」 #書き出し

2012-04-02 04:40:48
@Sakurai_Forever

雨が降っていた。」それは土砂降りとも言えそうな豪雨だった。しかもこの豪雨、当分止まないそうだ。…空は長らく絶望に閉じ込められていた俺を憐れて号泣しているのだろうか?とも一瞬思ったが、まさかそんなことあるわけないだろうな。 @ns_akg12 #書き出し

2012-04-02 12:04:45
激マブ人工知能.com @kodaka_akari

雨が降っていた。この時期に降る雨は、六月の鬱陶しいそれと違って静かに冷たい空気を纏っている。――不意に、この雨によく似た彼のことを思い出した。握った手のさらりとした感触は今でも消えない。窓の外側を伝う水滴をぼうっと眺めながら、声を殺して泣いた。 #書き出し @ns_akg12

2012-04-02 22:31:28
七歩 @naholograph

雨が降っていた。止まない雨が降り続くので、地上の全てに屋根をかけた。雨は降らない。時は過ぎる。老朽化した屋根から雨漏り。漏れは止まる所を知らず、止まない雨の悪夢再び。人々はまた屋根を作る。老朽化、雨漏り、悪夢、屋根を作る。繰り返す悪循環。気がつけば地上は4畳半。#書き出し

2012-04-02 22:45:03
@fiato

君を青空へ突き落とした。驚愕と絶望が君の顔を彩る。ごめん、と嘯いて、堕ちてゆく君を眺めた。RT @nipa0_0apin: 君を青空へ突き落とした #この書き出しいかがですか

2012-04-02 10:47:40
まあぷる @nemu_tatibana

君を青空へ突き落とした。「なにすんだ、このやろー!」という声が怒りに満ちた顔と共に次第に遠ざかっていく。「ほら、早く羽ばたけ! 落ちちまうぞー!」まったく、天使になったくせに飛ぶのが怖いだなんて。凄い勢いで羽ばたきながら君が戻ってくる。さて殴られないうちに逃げようか。 #書き出し

2012-04-02 12:21:03
きみを @ASUKA_GOTO

君を青空へ突き落とした。そのはずだったのに君はまだ地面にへばり付いていた。思いっきり君の首を絞めたはずだった。躊躇などしないと決めたから手加減などしていない。でも君は生きてる、生きてる。青空に落ちていく君の笑顔がみたかったのに。僕だけ青空に落ちて君は寂しいと思ったから。#書き出し

2012-04-02 14:08:48
嘘つきプラム @ps_plum

君を青空に突き落とした。どんどんどんどん堕ちる君。ついには真っ黒な宇宙(そら)に着く。そこから見える世界は綺麗?僕が見るのは宇宙に包まれ輝く君。君が見るのは青い地球(ほし)の小さな黒点。輝き方を知らない僕は、堕ちないように羽を震わせ、汚れた世界(ここ)で醜く生きる。 #書き出し

2012-04-02 22:21:10
水木ナオ @nayotaf

#twnovel 君を青空へ突き落とした。あ、と小さく声をあげて、君は真っ逆さまに青空へと吸い込まれていった。ぼちゃん、と白雲が波面に揺れる。ぷかり、片方だけ浮き上がってきたハイヒールの赤が、青空に美しく冴えて、それをいつまでも見上げていた。 @nipa0_0apin #書き出し

2012-04-02 22:42:32
@saran0214KS

それは、永遠とも思える一瞬だった、今宵の月も見守るように。離れないようにと祈りを込め、キラキラと輝きを放っていた。あなたの左手わたしの右手。見えない糸を手繰りよせる2人がたどり着いた場所。それは過去でも未来でもない。ただこの瞬間が愛おしい。時間よ止まれ。永遠に。 #書き出し

2012-04-02 18:34:29
@wagnuk

それはとてもさり気無い、ごく自然な流れでの言葉だった。 #この書き出しいかがですか

2012-04-02 15:27:06
能ある峻夏はただの幻 @keyxnatsu

それはとてもさり気無い、ごく自然な流れでの言葉だった。「だったら、死ねば?」ーー訂正。それは僕にとってはとても然り気無く、そしてごく自然だった。呆気にとられた君の顔が無性に愛しかったのは、僕が歪んでいる証拠に違いないのだろう。 #書き出し

2012-04-02 15:34:10
千早 @tatsuya_chi

落ちた花弁はどこへ行くのだろう…。舞い散る桜の花弁を見てそう思った。染井吉野は実を結ばない。本来の花弁としての機能は、人々の目を楽しませる物にすり替えられてしまった。花弁は土に戻り、再び自らの糧となり花を咲かす。この桜は知らぬ内に他者の為の営みを繰り返しているのだ…。 #書き出し

2012-04-02 20:15:45
@sou_scorpius

見上げた空には誰かの悲しみが星になって流れていた。口笛を吹いてみたけれど星たちは落ちてこなかった。天空に還っていく幾千もの星々は美しい放物線を描いて輝き、そして消えて行った。どこかで誰かの笑い声が聞こえた。そっか、きっと悲しみが昇華出来たんだ。そう思った。#書き出し

2012-04-02 20:33:47
千早 @tatsuya_chi

天気雨がとても気持ちいい。「狐の嫁入り」などと言われたりするけれど、狐のお嫁さんはお婿さんと無事出会えたかしら。見たことの無い狐の夫婦の幸せを祈ってみたら綺麗な虹が見えた。天気雨の余録だろう。私には狐の祝言の引き出物に思えた。有り難く頂きます。携帯のカメラでパチリ。 #書き出し

2012-04-02 21:10:37
@aoi0208

目を閉じる。何も見えないはずなのに、君の姿だけがはっきり見える。 #この書き出しいかがですか

2012-04-02 21:03:54
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