ドキュメンタリーカルチャーの情報サイト「neoneo web」

萩野亮氏 @ryohagino の丑三つ時の呟きをトゥギャりました。
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hagino ryo @ryohagino

構想から2年は経っただろうか。ドキュメンタリーカルチャーの情報サイト「neoneo web」がついにオープン。たくさんの方の賛同と協力があってここまで来られたことに感謝します。6月にはさらに雑誌を創刊。おもしろいことをやりつづけます。http://t.co/crkTyqXU

2012-04-01 01:43:37
hagino ryo @ryohagino

「neoeno」はドキュメンタリーをめぐる状況を活性化させることを望んでいる。けれども一方でそれが周縁的なジャンルであることはおそらくこれからも変わりがないだろう。ドキュメンタリーは現実に対して批評的に距離をとるものだからだ。

2012-04-01 01:53:59
hagino ryo @ryohagino

だからこそドキュメンタリーという領域では、作家の発言こそが影響力をもってきた。映画に限ってみても、日本で出版されているドキュメンタリー関連書は、ほとんどが作家の手になるものだ。作家がどのように現実に向き合ったかが、唯一の正解のようにみなされるふしがあったのだ。

2012-04-01 01:57:45
hagino ryo @ryohagino

あらゆる作品が作者の意図を越えるものであることは、バルトとエーコ以降もはや自明なことだ。それはドキュメンタリーにおいてもむろん変わりがない。ドキュメンタリー映画が描かれたテーマに還元され、そこから映像と音響のレベルが捨象されるとき、忘れられているのはそのことだ。

2012-04-01 02:02:03
hagino ryo @ryohagino

「neoneo」は、ドキュメンタリーにおける批評の領域を確立することを第一義としている。テーマで語られる作品に方法論を取り戻し、逆に手法や美学のみで論じられる作品にテーマを回復すること。これは故佐藤真が「素材主義」と「作家主義」とをともに越えようとしたことの批評的な応用でもある。

2012-04-01 02:05:47
hagino ryo @ryohagino

わたしは「neoneo」において、「ドキュメンタリーカルチャー」という概念を提案している。映画やテレビのみならず、写真や演劇、美術など、あらゆる領域でいま方法としてのドキュメンタリズムが台頭している。記録するという行為は、二次的なものでありながらかつそれ自体が文化・表現でもある。

2012-04-01 02:10:14
hagino ryo @ryohagino

『広告批評』が終刊したとき、「もう《広告》では社会を見通すことはできなくなった」(大意)と彼らは述べた。わたしは《ドキュメンタリー》が、いまの社会を読み解くひとつの鍵になるのではないかという予測をもっている。「911」「311」以降の、リアリティのあり方が大きく変容した現在。

2012-04-01 02:18:40
hagino ryo @ryohagino

丑三つ時の連投、失礼しました。身に余ることをやろうとしています。わたしたちの活動に賛同し協力してくれる方を募っています。物書きの方、編集に協力いただける方、ご賛助くださる方、ご意見をくださる方、お待ちしています。わたしか編集室 @neoneo_mag 宛てに気軽にご連絡ください。

2012-04-01 02:41:48