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@0vega
君を殺してもいいかい。紅茶を注ぎながら彼は問いかけた。「いつ殺すんだ？」私は他人事のように返事をする。「来週の土曜あたりかな。桜が咲いてる丘でサクっと」「貴方、そんなとこまで少女趣味なのか？」「いいだろう、綺麗な貴女を美しい風景の中で永遠にしたい」と彼ははにかんだ。 #書き出し
2012-04-05 17:45:05
蒼樹里緒＠声優活動13年目
@ao_rio
屋根の上に座り込んで、星空を見上げる。夜の空気は、昼間とは違う匂いがする。景色がひっそりと静まり返った頃、本当に美しく輝くのは人工的な光ではなく、月や星たちだ。今ならかぐや姫にも会えそうな気がする。夢見がちに想像しながら、スッと夜空を横切る流れ星を、僕は指でなぞった。 #書き出し
2012-04-05 20:39:05
@0vega
僕と君の世界は微妙にずれているから、その分だけ生まれた氷の欠片を放り投げる。三つ編みを束ねながら「貴方って人に共感する？」と櫻井は言う。彼の長い前髪を切りながら「しない」と頷いた。シャキ。シャキ。落ちていく髪が氷を解かす。「貴方って世界が怖い？」「お前より怖くない」#書き出し
2012-04-05 18:00:12
*ris*
@xcatenax
もう、楽になってもいい？彼女は笑った。いいんじゃないかな。僕は、それを許可した。あれ、止めないんだね。意外そうに首を傾げた彼女は、ありがとうと小さく頭を下げた。うん、ごめんね。僕は、振り向かなかった。 #書き出し #twnovel
2012-04-05 18:49:12
@0vega
サラサラと指の間から零れていく思い出たち。すり抜けていくよ、僕の時間。重ねた日々は無駄だったのか、あっけなく風化していく。「忘れてしまいます、お客様」涼やかな声でオペレーターは僕を諭す。忘れてしまいたかったよ、忘れてしまうんだろうよ、欠片のなくなった僕は何になる。 #書き出し
2012-04-05 21:21:39
無窮真@布団
@mukyuma
ｻﾗｻﾗと指の間から零れていく思い出たち｡いよいよ私にも劣化が始まったのだろう｡楽しい思い出､悲しい思い出､貴方と過ごした日々も霞掛かり砂塵と消えてゆく｡また新しく思い出を作ろうと､健気な貴方に涙した｡どんどん忘れて､分からなくなっても…愛してくれますか? #書き出し
2012-04-05 22:19:00
wacpre
@wacpre
私と彼女の、何が違うのかしら。身長や体重はもちろん、声やスタイルだってほとんど同じ。それなのに彼女だけがちやほやされるのは納得がいかない。合コンに行っても、どこにいっても同じ。親だって同じなのにね。こういうことを考えないところかしら。 #書き出し @nayotaf
2012-04-05 22:35:55