bjリーグ、新潟vs京都についてのつぶやき

荒木ユタカさんによる新潟vs京都戦のプレビューから試合中のつぶやきまとめ。
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@yutaka_araki

京都戦について考えてみました。実際には京都、というより浜口HCのバスケを考える必要があります。彼の代名詞はモーションオフェンス、これは仙台時代から続くものです。 モーションオフェンスとは何ぞや?ということで、

2012-04-14 08:50:30
@yutaka_araki

これは選手がディフェンスの状況に応じて、チームの一定のルールに従って動くというもの。そのルールはチームにより様々なものがあるのだけれど(シュートまでに最低3回パスするとか、パスした後にどの方向にカッティングするとか、

2012-04-14 08:51:00
@yutaka_araki

チームによって細かいルールがあります)、大事なのはその目的。24秒という限られた時間の中で、チームにとってベストのオフェンスを選択し、その確率をアップさせることにあります。

2012-04-14 08:51:20
@yutaka_araki

コートにいる選手はこの5人、ではこの選手にはこのような状況でこのようなシュートを打たせるのがベストである・・・と、高い共通認識を持ってチームがプレーする必要があります。

2012-04-14 08:51:41
@yutaka_araki

もちろん習得には苦労しますが、完成度が高まれば、つまりベストの選択、又はベターな選択を積み重ねることが出来るようになれば、理論上では、確実に勝利することの出来る仕組みということです。

2012-04-14 08:52:07
@yutaka_araki

面白いのは、このようはオフェンスというのはチームバランスの最適化を目指すものであり、特定の選手に依存することなく、安定したチームプレーを展開する為のもので、時に、選手のタレントの劣るチームが取り入れるということ。

2012-04-14 08:53:09
@yutaka_araki

ところが、京都には210センチクラスのビッグマンが3人いるだけでなく、アウトサイドのクマード、JBら外国人だけでなく、日本人も含めて計算できる選手が揃っている。タレントレベルは、bjでも有数のロスターと言えます。

2012-04-14 08:54:14
@yutaka_araki

また、浜口HCは各選手の出場時間を上手くバランスさせ、現状で1000min台の選手が7人、500min台の選手が2人、つまり概ね9人前後の選手を投入し、選手を常にフレッシュな状態に保っているのも特徴です。 

2012-04-14 08:54:29
@yutaka_araki

参考までに、新潟は1300min台が3人(ナイル、池田、クリス)、続いて800min前後が5人となっていますが、これはもちろんHCの考え方なので、良し悪しはありません。 

2012-04-14 08:54:43
@yutaka_araki

で、京都はインサイド、アウトサイドともタレントが揃っており、それをバランスよく使い、しかもチームプレーに徹したモーションオフェンスを展開してくる。

2012-04-14 08:54:54
@yutaka_araki

結果、京都は2ptFGが49.1パーセントと確実なオフェンスを展開し、794アシスト(リーグ1位)という数字からもそのオフェンスが機能していることを証明しています。ast/toレシオもリーグトップクラスです。 

2012-04-14 08:55:07
@yutaka_araki

ちなみにast/toレシオというのはアシストとターンオーバーの比率で、例えばNBAのアシスト1位と2位のロンド(BOS)とナッシュ(PHX)はちょうど3くらい。 

2012-04-14 08:55:25
@yutaka_araki

これはアシスト3に対してターンオーバーが1ということで、当然ですが、この数字が高いほうが確実性の高いボールコントロールをしていることになります。astが多くてもtoが多ければ意味ないですからね。

2012-04-14 08:56:03
@yutaka_araki

で、この比率をbjの各チームで計算すると・・・京都はリーグで2位(1.31)。ちなみに1位は大分で1.38ですが、その後は大阪(1.3)、浜松(1.26)、秋田(1.25)と続きます。 

2012-04-14 08:56:16
@yutaka_araki

リーグ最低は高松の0.73ですが、ウェストで1を切っているのは高松だけで、イーストでは横浜、富山、信州、岩手が1以下となっています。なお新潟は1.13でイーストでは4位、リーグ全体では10位になります。

2012-04-14 08:56:28
@yutaka_araki

しかし一方で、京都の3ptFGは約32パーセントと、このチームの強みではありません。また、FTも67.7パーセントです。しかも、FTを稼ぐであろうビッグマンのリカード、オーレッド、 

2012-04-14 08:57:03
@yutaka_araki

加えてドライブの出来るボイェットが揃って60パーセント前後というのは、確実なバスケを目指す浜口ハンナリーズにとってやっかいなポイントのはずです。最も、新潟もチームで71.5パーセントと大差ないのですが・・・。

2012-04-14 08:57:16
@yutaka_araki

ではゲームのボトムラインは?もちろんオフェンス型の新潟、ディフェンス型の京都とざっくり分けることが出来ますが、新潟のディフェンスもマンツーとマッチアップゾーンを巧みに切り替えるので京都にとってはやっかいなはず。 

2012-04-14 08:57:29
@yutaka_araki

リバウンドを支配したチームがゲームを優位に運ぶのは言うまでも無く、これは新潟にとっても、また京都にとってもシーズンを通したテーマになります。

2012-04-14 08:57:55
@yutaka_araki

京都は間違いなくゴール下でその優位を発揮するはずで、これに対して新潟がどこまで我慢して守り、得意とするトランジションの展開に持ち込めるか。

2012-04-14 08:58:15
@yutaka_araki

一方の京都、こちらも新潟のインサイドを守り、確実にボールを奪ってはハーフコートで得意とする展開に持ち込むはずです。

2012-04-14 08:58:26
@yutaka_araki

3ポイントは無いけどゴール下を中心に手堅いバスケを展開する京都。3ポイントにトランジションと爆発力のある新潟。ざっくりとしたところでは、80点オーバーなら新潟の流れ、70点台なら京都の流れ、これがベースとなりそうです。 

2012-04-14 08:59:16
@yutaka_araki

京都ブースターさんがいたので聞いてみたら、10人くらいが応援に来ているそうです。

2012-04-14 16:48:40
@yutaka_araki

久しぶりにババカを見たら、FTのフォームが普通になってる!

2012-04-14 17:07:19
@yutaka_araki

会場がガラガラだな。新潟市開催のホームは今回が最後なのに。

2012-04-14 17:24:53