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♡ぷっち♡
@_mininchu_poem
シロツメクサの花で冠を編もうよ。昔、母が教えてくれたの。──彼女はそう言うと無心に冠を作り始めた。正直言ってそんなものには興味はなかったが、その時の彼女が眩しいくらいに輝いていて、不思議と心安らぐことに心惹かれた。そのシロツメクサにはどんな魔法がかかってるのだろう。 #書き出し
2012-04-18 01:51:06
吹雪舞桜
@yukiuta_32
#twnovel ほらね、無理したって長続きしないんだよ。そう、自嘲気味な笑みと共に自分自身へ毒を吐いた。 @ayakashi_bot #書き出し
2012-04-17 20:28:59
水木ナオ
@nayotaf
#twnovel 三つ数えると、雨が止んだ。どよめく村人を余所に、男は荷物をまとめ始める。｢お待ちを、今後もこの村で雨を止ませて…｣｢僕の力じゃ無理です｣｢またご謙遜を｣｢僕は雨を移動させるだけ。今の豪雨を探して、また何処かに動かさないと｣ @Tears_Legend #書き出し
2012-04-19 23:19:10
水木ナオ
@nayotaf
#twnovel 何にでもない誰かになれる街に逃げ込んだ｡さあ、僕は自由だ。夢だった物書きをするんだ。細々と物語を綴る毎日。ある日、｢久しぶり｣訪ねてきたのは捨てた妻。何故僕だと？｢私、貴方の文章のファン第１号なのよ｣妻が取り出したのは、古い恋文。 @mukyuma #書き出し
2012-04-17 23:54:23
千早
@tatsuya_chi
君の物語に、僕はいない。そう君の瞳には僕は映っていないからね。僕は君を舞台袖から見つめている。君の人生という物語の大道具を用意したり照明で華やかに照らし、影で支えている存在が僕だ。それで十分だった。僕は君の足長おじさん。君の花嫁姿を見ることができて満足だ。おめでとう。 #書き出し
2012-04-17 20:13:43
千早
@tatsuya_chi
君の物語に、僕はいない。そう君は言ったね。偉そうな物言いだね。兄弟のように一つ屋根の下育てられ、物心ついた時からいけない遊びを覚えてしまった君に、今さら女が愛せると言うのかい？君は戻ってくる。僕から離れることなんて出来ない。君に近づく女は、僕が傷物にしてやる。 #書き出し #BL
2012-04-17 21:13:55
千早
@tatsuya_chi
僕の物語に、君はいない。君は用済みだ。君は僕の物語の小道具に過ぎない。さっさと出ていってくれ。そんな酷い言葉に、彼女は流石に出ていってた。椅子に倒れこむ。そろそろ潮時か。肺とリンパ節への転移が確認されて、もう無理だと悟った。彼女を幕引きまで付き合わせる必要はない…。 #書き出し
2012-04-17 20:22:17
千早
@tatsuya_chi
僕の物語に、君はいない。君は僕の可愛いお人形の一人に過ぎない。お人形は沢山いるのさ。確かに、君はベッドの上で輝いていたよ。でも僕の女の部分にまで踏み込んでくるとは、正直思わなかった。小憎らしい娘だ…。でもね、怖かったのかもしれない。女の自分に触れられるのが…。 #書き出し #GL
2012-04-17 21:23:43
楠樹 暖
@kusunokidan
#twnovel 僕の物語に、君はいない。「ねぇねぇ、今度の新作の物語に私も出してよ」僕の物語が一部で人気なのを知った彼女がおねだりしてきた。いいけど、どうなっても知らないよ。彼女をモデルにして、主人公とロマンスするキャラを登場させた。ＢＬ小説で。 #書き出し
2012-04-18 00:22:22
@kisarabbit_001
虚ろに瞬く外灯が眼界に入り込む。それは私を薄暗い中浮かび上がらせたり溶け込ませたり。溶け込むのが下手な私を笑っているようで、息をつまらせた #書き出し
2012-04-17 21:58:04
蒼山れい
@aoimokuba
虚ろに瞬く外灯がぱちんと弾けた。黒い掌が両目を塞ぐ。「後ろの正面だあれ」子どもの笑い声が首筋を舐めた。「ねえ、知らない？」ぱちんと光が戻った瞬間、わたしは駆け出した。あの外灯の下で通り魔に殺された少女がいた。彼女を背中から斬りつけた犯人は、まだ捕まっていない。 ＃書き出し
2012-04-18 18:49:02