「ブラック・スワンの戯言」を読んでの戯言
- yasuyasu1976
- 5574
- 0
- 3
- 68
「博識とは、知っていることの方が表に出すことよりも多い人のことを指す」確かに。ノーベル賞受賞者の研究内容とかを見ると、痛感します。
2012-04-18 02:28:01「仕事をしていると、公式には仕事をしていないときも仕事が頭にこっそり忍び込んできて、魂を蝕む。だから仕事は選んだほうがいい。」
2012-04-18 02:30:29「経済学は、集団は個人よりも扱いやすく予測しやすいという前提に立っているが、実際には個人よりもずっと予測が難しい挙動をする。お気楽な無知が、そのことに触れることなく、人生を終えさせる。」
2012-04-18 02:32:24「1日がどんな日になるかは、朝のうちにちょっとでも正確に分かるということは、ちょっと死んでいるということだ。より正確に分かるほど、より死んでいる。」
2012-04-18 02:34:27「ある本が本当に好きかどうかは、その本を何度読み返すかで分かるし、ある人が本当に好きかは、その人に何度会いたいかで分かる」確かにね。
2012-04-18 02:37:51「”どうして危機はこんなにひどくなったんだろう”とは問うても、”どうしてもっと危機的にならないんだろう”とは、中々問わない」確かに。このパースペクティブを持つと、より幅広に物事の構造が分かるかもしれない。
2012-04-18 02:39:19「筋が通っているからではなく、筋が通っていないからこそ、人は魅力的である」そのとおり。ツッコミどころがある方が、ないよりも、遥かに魅力的。
2012-04-18 02:40:51「お前がやったことは許せない、と彼女が怒鳴ったなら、もう彼女はお前を許し始めている」ですね・・・そのとおり。本当の怒りは、無視・無関心という形で現れます。
2012-04-18 02:42:24「信仰はまず、救われるということで人をひきつけ、その次に生きるための道理を教える」なるほど、これは、ある種のマーケティング。
2012-04-18 02:45:53「物事は、完全に遮断して止める方が、量を減らすということよりも、よほどたやすい」これって、意外とわかってないよねえ・・・。「ちょっとでいいから、勉強しなさい」というよりも「死ぬ気でガリ勉しろ!」の方がやりやすいのと同じかも。
2012-04-18 02:47:35「新聞を読むという習慣を止めたければ、一週間前の新聞を読み続ければよい」これは、競馬新聞でやると、本当にテキメンです・・・。個人的には、これを何度かやっているので、全ての世の中の「予測」に対しては、非常にコンサバな立場です。
2012-04-18 02:49:00「成功の反対は失敗ではなく、虎の威を借ることだ」これは、とても納得。虎の威を借りたままで一生を終える社会システムが存在していたかもしれませんが、幸いなことにそれは崩壊しつつある、と。
2012-04-18 02:50:35実際、個人的には友人に先ずは大企業に勤務して、しっかりトレーニングを受けることを勧めることが多いのですが、その後にぜひやってみて欲しいのが、さっさとそこを止めて、いかに企業名が大きいパワーを持っているかを体感すること。これはもう、痛快。それを覆えせるときは、さらに痛快。
2012-04-18 02:51:49「奴隷にならないだけでは、完全に自由とはいえない。完全に自由になるためには、主人になることも避けなければならない。」これは、デューイの思春期における凸凹理論とも通じるものがありますね。
2012-04-18 02:52:52「老いた人たちが一番美しいのは、博識・知恵・知慮、それに、勇ましい世代を過ぎて角がとれていたりするところだ」この美しさを持った、老人になりたいものです。若者と同じパースペクティブで勝負しようとしない風になりたいものだ。
2012-04-18 02:55:05「読みの鋭いカール・マルクスは、自分は会社員だと思い込ませた方が、奴隷はずっと飼いやすいことに気付いた」これは、考えさせられる。「奴隷制」に、特段の「奴隷に対する悪意」がないとすれば、それは尚更かもしれない。
2012-04-18 02:59:55「かつて、カトリックの国々は今よりもずっと一夫一妻制が強かったが、離婚は必要なかった。なぜならば、いまよりずっと平均寿命が短かったからである」人の寿命が伸びたというのは、物凄い生物的な変化。そこに、社会システムはどう対応するか?
2012-04-18 03:01:18「自分が今いるところを気に入っているかどうかは、そこを離れるときの喜びと同じくらい、そこに戻ってくるときの喜びが大きいかどうか、考えてみればいい」なるほど、これは過去の経験からも、参考になりますね。幸い、自分の場合は後者が大きい。
2012-04-18 03:12:09「誰を面白いと思うのかを聞けば、その人がどれだけつまらないかがわかる」書きぶりはニヒルですが、これは言えるかも。この質問、いいですね。自分にとって、その人が面白いかどうか、どんな人なのかは、この質問で分かる気がします。
2012-04-18 03:13:47「今どきの傾向をもうひとつ:会話は、この星の他の場所、同じ時に行われた、他の会話の切り抜きばかりであることが、どんどん多くなってきている」確かに。このあたり、現代と昔では、大いに違うところかもしれない。
2012-04-18 03:17:35「レストランでこそこそと言い争っているカップルを見かけたときに思い知る、日常の一番残念な側面とは、ほとんどいつも、自分たちが何のことで言い争っているか彼らにはわかっていないことだ。」これは、ビジネスの場面でもよくありますね。なまじっか扱っている内容が生真面目なだけに、尚更。
2012-04-18 03:20:03「ほとんどの場合、アドヴァイスをくれるのは一番さえない連中だ。著作や金融に関わることではとくにそうである。」これに派生して、若いころから色んな弁護士と仕事をするのは、とても大切だと思います。有難がっているのでなく、本当に優秀な人を肌感で知っておくと、後々大きな武器になります。
2012-04-18 03:21:48「人はやたらと因果関係を探したがるもので、無口な人も”なんでだと思う?”と挟むだけで、べらべらと喋り出す。」これは、まさに書籍「ブラック・スワン」の真髄を端的に言い表しているかと。失語症の人たちが、経営的に優れていると言われるのは、この部分と関係が深い?
2012-04-18 03:25:00