「おまかせ民主主義」からの脱却を

「強いリーダー」に依存する気持ちは、「面倒なことは「強いリーダー」に任せてしまいたい。自分では何もしないけど」という、怠惰な心理に裏付けられていないか。「私に何ができるのか」それを一人一人が問う社会になって欲しい。そしてそんな社会作りのために、マスコミも協力して欲しい。
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shinshinohara @ShinShinohara

2012年4月13日朝日新聞の湯浅誠氏のコメント、よかった。「主権者としての自分たちの力を過小評価し、政治家や官僚のそれを過大評価していると、過度な期待と失望を繰り返すだけです。」

2012-04-18 21:52:35
shinshinohara @ShinShinohara

続・湯浅氏コメント「今待望されているのは、10の利害から1を取って9を捨てられる強いリーダーですね。しかしそこで切り捨てられるのは誰か。おそらく私たちでしょう。」「複雑なものを無理にシンプルにしよう、ガラガラポンしてしまおうという欲求の高まりには危機感を覚えます。」

2012-04-18 21:54:57
shinshinohara @ShinShinohara

続々・湯浅氏コメント「「おまかせ民主主義」の延長に橋下さんへの期待がある。・・・決定に至るまでの調整を誰かに任せて、観客のような、評論家のような気分でいるという点では・・・どちらも民主主義の形骸化という意味で問題です。」

2012-04-18 21:58:13
shinshinohara @ShinShinohara

橋下氏を応援している人は、「橋下氏に何か問題があればそのとき引き摺り下ろせばいい」という。私は橋下氏に批判的なことを口にするが、一番批判したいのは、橋下氏を応援する人の、そういう心理だ。橋下氏に依存しつつもご都合で捨てようとするその心理が、すでに民主主義の放棄だからだ。

2012-04-18 22:04:09
shinshinohara @ShinShinohara

「橋下氏に任せれば何かやってくれそう」という期待は、「自分では何もしないけれど」という心理で裏打ちされている。橋下氏がたとえ何も為せなくても、「私はこれをやる」という気持ちを一人一人が持つ。これが民主主義においてとても重要なことだ。

2012-04-18 22:05:55
shinshinohara @ShinShinohara

ささやかでもいい。公園の掃除でも子ども達の登下校の無事を手伝うのでも地域の行事を手伝うのでも、何でもいい。自分から働きかけ、世の中のためになることをする。それが民主主義に大事だ。おまかせ民主主義は「強いリーダー」を弊履のごとく捨てる薄情さがある。そんなことはもうやめにして欲しい。

2012-04-18 22:08:02
shinshinohara @ShinShinohara

マスコミも変わって欲しい。2012年4月14日朝日新聞夕刊、浜田陽太郎氏の湯浅氏の問いかけに対する答え、これがよかった。町の人が地域の抱える課題についておしゃべりし、新聞はその内容を紙面に載せる。市民の社会参加を支援する取材手法はパブリック・ジャーナリズムと呼ばれる、のだという。

2012-04-18 22:10:44
shinshinohara @ShinShinohara

パブリック・ジャーナリズム、よいではないか。現在のマスコミはステレオタイプな批判ばかり。権力者は堕落し、庶民はかわいそう、そんな図式。それはそうなのだが、そんな図式で語るばかりだから、市民自身の手で社会を変える仕組みがちっとも育たない。パブリック・ジャーナリズムで育てて欲しい。

2012-04-18 22:13:03
shinshinohara @ShinShinohara

社会がよくなるようなビジネスを考えるのをソーシャルビジネスというのなら、市民の社会参加を促し、世の中をよくする報道スタイルをソーシャル・ジャーナリズムと呼んでもよいだろう。いいかげん、「権力者を批判すればマスコミの仕事は終わり」というステレオタイプな形から脱却して欲しい。

2012-04-18 22:15:02