同題SS紡時/桜

蓉子 @yohko_k4k

(主リュセ) 忙しくしている間に、桜の季節は終わり始めていた。緑が混じる枝を見上げるリュセリの、曇った表情に胸が締め付けられて、思わず口走る。「来年は満開の桜を一緒に見ようね」曇りは晴れて、舞い落ちる花びらが、彼女の微笑みを彩った。 #同題SS紡時 （お題*桜）

ひなさん @hinasan26

<ｻﾞｳﾞｨｾﾞﾌｫ/桜>「春に桃色の花を満開にする樹だよ。トルマリーにもあったはず」「知らん」「一度見たら二度と忘れないよ。行ってみる？」「必要ない」彼は付き合いが悪い。不貞腐れていたら不意打ちが来た「貴様はここの方が安らぐのだろう？」…なんで知っているの？ #同題SS紡時

@kaiki_xx

【ゼフォ主/桜】「ああ。君のきれいな髪には桜が似合うね。」手に持った小さな小さな桜の花びらをそっと彼の御髪に。僕にとって君は桜の花びらのように儚くて美しい存在だ。長い年月の中で唯一見つけた安らぎな空間。この空間を守りたい。彼は笑顔で今日も僕の心に溶かすのだ。　#同題SS紡時

@sg_snb2

＜桜/レギ主＞抵抗なく木から風に乗って落ちていく、桜の花弁を手で受け止める。手の中に収めた花弁を目を閉じているレギウスの顔の上に散らす。黒い服の上に桜色の花弁が狂い咲いた。「レギウスにも春の訪れをお裾分けだよ」そうやって僕は眠る彼の唇に口付けた。 #同題SS紡時

めっくん@エオルゼア在住 @mekkun123

ふわりと仄かに香る桜を求めて歩く。大きな桜の木の下に見知った顔があった「寝ているのか」覗き込めば聴こえる微かな寝息(無防備すぎる)髪についた花びらを一つ手にしそれに口付けた「…僕にも、してよ」いつの間に目を覚ましていたのか「…お前は、」厄介な奴だ[ザヴィ主/桜]　#同題SS紡時

あきら＠レギ主元素Rg @akilaregishu

<桜/レギ主>「時代樹の花も散るのかな？」「さあどうでしょうか。人知を超えた存在ですから」急に静かになったので問い質すと、「花は必ず散るって寂しいよね。人もいつか死ぬし」「死しても残る物はありますよ」桜吹雪の中で一言囁いておく。「私が貴方を愛したという事実です」#同題SS紡時

ゆきな @miramirastar

「うわぁ…」思わず声がもれた。現代に戻った僕の視界を埋めつくすのは薄桃色の花。『桜は好きかい？』突然そう尋ねてきた彼の真意に気付いて回れ右、時代樹に触れる。「今から植える所だったんだけど…まいったな…」苦笑する彼の手には小さな苗木。それは百年後に続く、命の始まり… #同題SS紡時

カメヤマ @Vimk_el

綺麗なサクラだね、と年相応微笑む貴方がぼんやりと霞むようだ。ああ、そういえば。とうの昔に滅びたとある外の国では、サクラをこう記すのです。「樹の傍に花弁を纏った女性が立つ…“桜”」と。なるほど、今が私の“桜”。 #同題SS紡時 レギ主 桜

飽人 @akihito89

レギウス「本当に宜しいのですか」紡主「うん、お願いするよ」イリア「こちらも大丈夫です」デュ「さぁて、花見始めるぞ！みんな、歯ァ食い縛れよ！」レギ・ギジェ「いきます、桜花殺！！」イリア・モーディ「母なる海！！」この世で最も激しい花見の始まりである。＞桜 #同題SS紡時

あきら＠レギ主元素Rg @akilaregishu

<桜/レギ主>本が落ちる音がして振り返るとレギウスが眠そうに本を拾い上げていた。「居眠り？珍しいね」と笑えば、「春になったので」と返される。闇色の髪に舞い降りた桜の花びらを取ろうとするとその腕を掴まれ「昼寝の時間です」などと眠そうな目でこう言うものだから断れない。 #同題SS紡時

あきら＠レギ主元素Rg @akilaregishu

<桜/レギ主>「小さい頃、ツツジの花吸ったりしなかった？桜もかじってみたけど甘くなくて」「しませんでしたね。機会が無かったのかもしれません」「じゃあ綺麗な花取ってあげる。試してみてよ…って何でしゃがんでるんだい？」「勿論、貴方を肩車するためですが」「？！///」　 #同題SS紡時

よしなんとかさん @YsnLoid

ここの桜は非常に美しい。私は毎年、毎月、いや毎日この木を見に来ている。ときに、風の噂で聞いたところによると、未来から来た｢宿星｣というものがあちこちに現れるらしい。もしかしたら、私の所にも現れたりとか…！ ……する筈がなかったよね、うん。 ＜桜＞ #同題SS紡時 by村人A

飽人 @akihito89

【主レギ】「桜の花は好きですね。儚いですが、美しい」そう言いながら、舞い散る桜を目を細めながら見つめるものだから、短い間でもその瞳に映り彼の心を満たす桜が憎らしくなって地面を踏みにじる。（こんな数日で散ってしまう花にレギウスの心を奪われるなんて、妬ましいな）＞桜 #同題SS紡時

よしなんとかさん @YsnLoid

｢セウ・ジンはこの桜のように愛らしいな｣｢花見だからって鬱陶しいぞオッサン酒臭い｣｢セウ…｣｢うっせーな！俺が桜ならテメーは俺の根元で養分になりやがれ！土の中で一生埋まってろ！！｣｢ああ！俺はこの先ずっとお前の側にいるぞ！｣｢そういう意味じゃねーよ！！｣ ＜桜＞ #同題SS紡時

日野 @dinh_ff14

｢ゼフォンは桜に似てるね｣｢なに？散り行く運命って言いたいの？｣｢違う違う、そうじゃなくって｣そう言って、困ったように笑いながら君は言う。｢来年も、その次の年もきっと咲いてくれそうだから｣だから待つよって、僕が居なくなる事に気付いた君の遠回しな牽制。 ゼフォ主/桜 #同題SS紡時

シュレーディンガーの秋香 @syurooon_GT

桜をまるで自分達のようだと言ったのは誰だったか。統べる核を囲むように寄り添う花弁のつくるそれは、天魁星を囲む我ら星々を描いたようだと。そこに白い花弁が問う「でも花はいつか散ってしまうよ」と。その問に核は「ならそれは平和だからだね」と返した。七分咲きの桜の話。<桜> #同題SS紡時

夕凪レト @reto0027

【レギ主/桜】強い風が吹いた。舞い散る桜の花びらが貴方の姿を隠してしまって――思わずその体を引き寄せた。｢どうしたの？｣驚いたように見上げられて言葉に詰まる。言えるわけがない。（貴方が消えてしまいそうだったなんて）｢大丈夫。ここにいるよ｣そう微笑まれては、尚更。 #同題SS紡時

夕凪レト @reto0027

【ゼフォ主/桜】｢なんて顔してるのさ｣｢…君がいないと、思って｣息を切らして走ってきた彼におかしそうに笑う。｢何処にもいかないよ｣今は。最後の言葉だけは心の中だけで呟いて桜を見上げた。｢不安なら魔法をかけてあげるよ｣｢ゼフォン？｣桜の季節にはきっと君と会える魔法を。#同題SS紡時

高菜 @takana_don

[ﾚｷﾞ主]綺麗すぎて恐いね。闇に浮かんだ薄紅の花を見上げ、少年は呟いた。恐いと言いながらほんのりと微笑を湛えた横顔に、鼓動が高鳴るのを感じる。綺麗すぎて恐い。その言葉、そっくりそのまま貴方にお返ししよう。心も、身体も、その在り方全てが美しい貴方にこそ、相応しい。#同題SS紡時

日野 @dinh_ff14

｢知ってる？｣｢知らない｣｢…君、僕の話聞かないよね｣｢で？｣｢……桜が綺麗な薄紅色なのは、桜の下に綺麗な女の人が埋まってるからなんだってさ｣｢…へぇ｣だから？とでも言いたげな目で僕を一睨みし、彼女の右手が僕の袖を握りこんで離さなくなった。ゼフォミュラ/桜 #同題SS紡時

夕凪レト @reto0027

【ラスザヴィ/桜】｢なんで貴様と二人で花見なんて｣｢えー、だって綺麗ですし｣少年の伸ばした手が、低い枝を傷つけない程度にザヴィドの頭の近くに引き寄せた。｢ほら、綺麗｣無邪気にザヴィドと桜を並べてそんなことを言うので、とりあえず蹴り飛ばしておいた。顔が熱い気がした。#同題SS紡時

夕凪レト @reto0027

【ロド主/桜】｢こんな花があるとは知らなかった｣｢僕もつい最近知りました｣花弁が風に舞う。掌に落ちてきたそれを眺めて。｢白いかと思ったが｣｢それ…誰かを想って染まる色、なんですって｣恥じらうように俯いた少年を抱き寄せた。ああ全く、こんな花があるなんて、知らなかった。#同題SS紡時

紅葉 @MH_Asteres

＜桜/レギ主2前半＞買い出しの帰り道、少し遠回りしてトルマリーを通ることにした。理由はもちろん、桜の木を見るためだ。｢申し訳ありません。本来ならば寄り道など、私が諫めるべきなのでしょうが｣｢何言ってるのさ、ぼくだってまた見たかったんだ。たまには息抜きしなきゃ｣ #同題SS紡時

ひなさん @hinasan26

<三百年組/桜>「桜と梅、どっちかな？」「それは馬鹿の話かな？」「そう、この時代樹はどうなんだろうね」あの会話は、軽い茶目のつもりだった。我々を守る神の樹は、どちらにせよ美しかったからだ。「梅かと思っていたけれど、どうやら桜みたいだね」切られて腐ってしまったよ #同題SS紡時

紅葉 @MH_Asteres

＜桜/レギ主2中半＞相変わらず見事な桜の木の前に立つ。が、すぐに少年の行動が気になった。｢何をしているのですか？｣｢苗木があれば、砦の近くに植えられるのになあと思って｣｢…時代樹ではないのですから｣｢あはは、それもそうか｣ #同題SS紡時