FINAL FANTASY XIII-2 エトロ黒幕説

ファブラ ノヴァ クリスタリスに関する考察。
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黄金の米菓子 @OK_1111

FF13-2のストーリーに関していろいろと考えた結果、ある解釈が浮かんだのですが、自分で考えたその解釈に自分自身何だか非常に腑に落ちたので、ちょっとお話しておこうかと思います。ところどころ断定口調で行きますが、あくまで僕個人の解釈なので、アレしても、どうかアレしてやってください。

2012-02-22 22:16:40
黄金の米菓子 @OK_1111

初めてエンディングを見た時から腑に落ちないことがありました。それはストーリーの始めから露骨に敵としての存在感を放っていたカイアスが最後まで敵だったことです。これはおかしいと思いました。何かが違うと感じました。そして騙されていたことに気づきました。真の黒幕は女神エトロだったのです。

2012-02-22 22:21:35
黄金の米菓子 @OK_1111

何故エトロはカイアスに自らの分身である混沌の心臓を与えたのか、僕はそれが理解できませんでした。カイアスを上回る守護者が手を下せばエトロ自身が死んでしまうからです。それなのに何故と考えていたのです。そして気づきました。エトロが自らの死を望んでいたとすれば全ての辻褄が合うわけです。

2012-02-22 22:23:43
黄金の米菓子 @OK_1111

ヴァルハラからは全てが視えます。カイアスが目の前で何度もユールの死を見たように、エトロも人の死を視ていたと考えられます。人は最初にエトロの血から生まれました。人はエトロからすれば子供なわけで、当然心を痛めたはずです。エトロは混沌の女神で、心そのものだったとも言えるからです。

2012-02-22 22:25:18
黄金の米菓子 @OK_1111

そんなエトロには、カイアスに混沌の心臓を与え、そのことで彼が不死身になり、何度もユールの死を目の当たりにすること、それによって彼が心を痛めること、混沌の心臓を与えた自分を憎むことなどは当然予想できたはずです。だとすればそれは意図的なものだったと考えられなくもありません。

2012-02-22 22:26:52
黄金の米菓子 @OK_1111

カイアスは自分の意志でエトロを殺そうとしていましたが、エトロは最初からそれを望んでカイアスに混沌の心臓を与えた可能性があるわけです。カイアスがノエル君に自分を殺すよう仕向けたように、エトロはカイアスに混沌の心臓を与えることで自分を殺すように仕向けたのではないでしょうか。

2012-02-22 22:29:14
黄金の米菓子 @OK_1111

カタストロフィの際に時を巻き戻したのも世界を守りたかったのではなく、歴史が変わることでユールが未来を視て若くして死に、それによってカイアスが更に自分を憎悪するようにと考えてのことだったのではないか。それに不可視の混沌が世界を覆えばカイアスは自分を殺さないため、エトロは死ねません。

2012-02-22 22:31:03
黄金の米菓子 @OK_1111

ただ世界、ひいては人を守りたいという想いも少なからずあったはずで、ヴァルハラにきたライトニングに力を与えたことや最後の人類だったノエル君をヴァルハラに招きライトニングと引き合わせ、結果として未来を変える旅に送り出したこともエトロの中にそういう想いがあったからだと思われます。

2012-02-22 22:33:17
黄金の米菓子 @OK_1111

しかし同時にエトロはノエル君がカイアスを殺せる唯一の存在であることを知っていたわけで、ライトニングの存在でカイアスが直接自分を殺せない場合にカイアスがその命を絶つためにも必要不可欠な存在だとわかっていたはずです。

2012-02-22 22:35:18
黄金の米菓子 @OK_1111

エトロにとってノエル君とセラ先生の旅はふたりがパラドクスを解決し歴史が変わることでユールが未来を視て命を落としカイアスの憎しみを増大させ、加えてノエル君が誓約書に相応しい十分な実力をつけ、カイアスを殺した場合に混沌の心臓を受け継がないようにするためのものだった可能性があるのです。

2012-02-22 22:37:12
黄金の米菓子 @OK_1111

さまざまな状況から考えて、エトロは自らの死を望んでいたと思われます。実際のところはわかりませんが、その可能性は極めて高いと言えるので、ここではそう仮定してみます。では何故エトロは死を望んでいたのか。可能性として最も高いと思われるのは、エトロの親であるブーニベルゼへの復讐です。

2012-02-22 22:39:44
黄金の米菓子 @OK_1111

クリスタル神話の動画を見る限り、エトロは虐げられた存在であると言えます。エトロは「愚かだった」と説明されていますが、パルスやリンゼには力を与えたのに、ムインに似ているというだけで自分を恐れ、何の力も与えてくれなかったブーニベルゼに対して憎悪の念がなかったとは言い切れません。

2012-02-22 22:42:06
黄金の米菓子 @OK_1111

力を与えられなかったせいもあってエトロは孤独で、たびたび自傷行為を行いました。その結果として人が生まれ、エトロはそれに親しみを覚えます。それは親が子供に対して抱くのと同じ愛情だったはずです。ブーニベルゼにもエトロに対してそういう感情があったのかどうか、それはわかりません。

2012-02-22 22:44:20
黄金の米菓子 @OK_1111

しかし実際にブーニベルゼはエトロに力を与えませんでした。混沌、つまりは心を宿していたエトロはパルスやリンゼより遥かに「人間的」だったはずで、自傷行為を繰り返したのも寂しさのせいであったり、ただただ死にたかったためなのではないかと考えられます。

2012-02-22 22:45:28
黄金の米菓子 @OK_1111

ヴァルハラから可視世界の全てを視て、時に不可視の門を通じてライトニングたちを助けた際も、力を使うことで死に近づきたかったという気持ちがあったのではないかと思います。

2012-02-22 22:46:49
黄金の米菓子 @OK_1111

不可視の門を通じて可視世界に干渉するたびにエトロは力を失います。黙示戦争の時にラグナロクになったファングの力を封じヴァニラともどもクリスタルにしたことや、カイアスをクリスタルから戻しルシから人間にしたことでエトロ自身もそれを知っていたと思われます。

2012-02-22 22:48:22
黄金の米菓子 @OK_1111

しかしエトロは力を失っても死ねなかった。あるいは生まれてからほとんどずっと孤独だったことから、最期は自らの血から生まれた人の手によってその命を絶ちたかったのかもしれません。エトロはオーファンと同じように人に滅ぼされるのを待っていたとも言えるのです。

2012-02-22 22:49:54
黄金の米菓子 @OK_1111

全てはブーニベルゼに対する復讐のためで、自らの血から生まれた人の死をヴァルハラから視て、その苦しみを知っていたエトロは自らが死ぬことでパルスやリンゼに力を与えていながら自分には何の力も与えてくれなかったブーニベルゼに同じ苦しみを与えようとしたのではないかと、僕はそう考えました。

2012-02-22 22:51:13
黄金の米菓子 @OK_1111

あるいは死をもってしてでも親であるブーニベルゼに振り向いてほしかった、自分のことを気にかけてほしかった、そういう想いがエトロにはあったのかもしれません。

2012-02-22 22:52:13
黄金の米菓子 @OK_1111

あくまでこれは1つの可能性でしかなく、裏づけは何もありません。ただ僕はクリスタル神話の設定に野島一成さんが関わっていることが以前から気になっていて、野島さんといえば7、8、10のシナリオを書いた中心人物なわけで、何かしら探偵小説的なギミックがあるのではないかと疑っていたのです。

2012-02-22 22:53:49
黄金の米菓子 @OK_1111

それにこれはエトロが「人間的」であった場合の話であって、13でサッズが言っていたように「ファルシは人間を道具としか思っちゃいねえんだ」というのであればエトロもファルシなので更に突き詰めた解釈ができますし、その解釈だと怖いくらいにエトロが13でのオーファンの立ち位置にくるわけです。

2012-02-22 22:55:30