〔第二回〕お題『殴り合い、晩酌、手探り』http://t.co/s7e7A3no 参加者11名(名前敬省略) 作品は以下より提出順↓ 参加ありがとうございます。
2012-04-08 12:39:51殴り合いの喧嘩は嫌いじゃない。手探りで心の内を探るより傷つかないから。哀傷に満ちたお前の瞳を救ってあげられるかもしれない。そう思うんだ。喧嘩の後の二人でやる晩酌はいつもより賑やかになる。お前の笑顔が見られるのなら、こんな痛みどうってことない。だから、またやろうな。また、笑おうな。
2012-04-08 00:08:57ラブホの廊下でガチの殴り合いなんて、俺らも懲りないな。端からだと、男二人が女を取り合う修羅場に見えたことだろう。疲弊しきってから縺れるように部屋に入り、二人してベッドに倒れ込む。「…お前、せめて晩酌くらいは付き合えよ」手探りの気配に、息を吐く。「土方の奢りならな」
2012-04-07 21:48:06去年の今頃か。呟く銀時はいちご牛乳を晩酌に飲む。返事を望んでいる様子はなかったが自然と口にしていた。昔は殴り合いの喧嘩が常だった関係。俺もマヨボロ吸いながら思ってたんだ。惹かれてからもあーだこーだと手探り状態で。当時は真剣だったが思い返すとバカだなと、笑うタイミングは同じだった。
2012-04-07 19:07:53そういや、一緒に酒飲んでは殴り合いの喧嘩してたよな。縁側で夜桜を肴に二人で晩酌をしながらふと昔話をする。なんやかんやにケリがついて始めた二人暮らしも、手探りだった頃があった気がする。隣の頭に見付けた白い毛をぷつりと抜いて、共白髪と言ったら、お前は元々白かったけどなと笑われた。
2012-04-07 08:39:59今日も今日とていがみ合いからの殴り合い。ふと気づくと夕方になっており、辺りには誰もいなかった。「腹減ったし帰ろーぜ」「……」「晩酌付き合ってやるからさァ」「……」ピクリと反応する肩を見て思わずガッツポーズ。喧嘩ばかりでまだまだ手探りの恋は、それでも確実に変化の兆しを見せている。
2012-04-07 03:36:37目が合えば互いに罵り合い殴り合っていたあの頃は、何もかも分からない事だらけの手探り状態で、今になって思えばやっぱりあいつでよかったなって、そんな思い出話を肴に今夜は晩酌にでも誘ってみようか。巡回中の背中を見送りながら瞳孔が開いた顔を思い出す。買物袋の重さも苦にならないってもんだ。
2012-04-07 03:07:58表出ろや!上等だコラァ!晩酌の最中、負けず嫌いの口論に火が点き殴り合いに発展するのは日常茶飯事。好きなんだよ死ね!いや俺の方が好きだくそったれ!「「…え?!」」な、なんだお前もか、え、俺ら両想い?二人で顔を赤らめて酔いに霞む視界、手探りでそっと抱き寄せた肩は店の置物の狸だった。
2012-04-07 03:04:58恋愛とはすなわち価値観のぶつかり合いだ。手探りで妥協点を探す日々はひどく辛く、そして楽しい。今日も殴り合いの喧嘩で疲弊した体。何処かで休みてぇなと思えば、こいつも同じことを考えていたらしい。「ちょいと晩酌でもどうですか、土方くん」くい、と猪口を傾ける仕草に、思わずにやりと笑った。
2012-04-07 01:28:32一向に減らない書類に溜息をつく。捗らないのは、千々に乱れた心のせいだ。『チッ…』軽く舌打ちして、痛む拳を軽く握る。漸く手探りで掴んだ、白無垢の心。その手で殴り合いをして、初めて罪悪感を覚えた。しかし、和解の言葉は未だ知らない。拳の傷が癒えたら、上等な酒を理由に晩酌にでも誘おうか。
2012-04-07 01:22:49意見が合わないとわかっていても一緒に晩酌をするのも、結局ケンカになって殴り合いにまで発展するのも、すべてはこいつを知りたいと思う欲なのだろう。雑で痛々しい手探りかもしれないが、それだって楽しいんだから仕方ない。土方も、そう思っててくれりゃあいいんだけど。なんて、絶対言わないけど。
2012-04-07 00:30:10【第二回お題配信】 @blacxweetさんより『晩酌』『殴り合い』『手探り』を使って、似てる二人の140文字作文を書いてください。 #niteru2_odai http://t.co/s7e7A3no
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