百合厨と独占厨と『恋愛嫌い』について

あままこ(天原誠) @amamako

「（→で示されるような）百合厨」に当てはまる身として、今週初めからずっと考えていて、罪悪感や背徳感に萌えているという部分も確かにあるんだけど、一方でそうでない、ほのぼの百合も別に嫌いではないの。背徳感百合もほのぼの百合もそれぞれ魅力があるhttp://t.co/eF3sEod6

あままこ(天原誠) @amamako

前回は「背徳感に萌えるんですか？」と問われたから萌えると言ったけど、別に背徳感だけに萌えるわけじゃない。女の子同士が付き合うことが常態化して、それに何の違和感も持たれないような世界観の百合作品も、それはそれで萌えるのだ。http://t.co/FrPjXNSq

あままこ(天原誠) @amamako

じゃあ何が許せないかというと、やっぱり元記事に書いてあるように、「性的描写」と「男性キャラ」に関しては、拒否反応を示さざるをえないのだ。まぁ、性的描写はケースバイケースなのだが、男性キャラは、やっぱり百合厨として許すことができないのだな。

あままこ(天原誠) @amamako

性的描写は、なんか「痛さ」を感じさせるような描写がとても苦手なのだが、それはまぁ別の問題っぽい（ヘテロのポルノでも「痛い」描写は苦手だし）置いておく。で、問題は男性キャラ。いやまぁ、男性キャラでも、ほんとただの置物として、物語に全く関与しない分には良いのよ。

あままこ(天原誠) @amamako

しかしそれが普通に女の子たちとイチャイチャするようになるとやっぱりムカツクし、あまつさえ恋愛関係なんてものに発展したら、やっぱり「可能性を生み出しただけでアウトなんだよ！」と叫びたくなってしまうのだ。

あままこ(天原誠) @amamako

それが正義かどうかと言われれば。絶対そんなことはないのだが、しかしそれでも、そう叫びたくなる欲望はあるし、それを止められるほど正義に殉じられない。それは明らかに克服すべき弱さなんだが、しかし少なくとも今の僕はその弱さは克服しきれていない。

あままこ(天原誠) @amamako

話を戻す、で、何でそういう男性キャラを百合厨が嫌うかといえば、それはもうとっぽい氏の分析通り、その根底には「（自分以外の）男性嫌悪」がありhttp://t.co/eF3sEod6

あままこ(天原誠) @amamako

その点で百合厨と独占厨はやっぱり同じ穴のムジナなのだ。そりゃまぁ、セカイ系と決断主義ぐらいの違いはあるだろうけど、逆に言えば、その程度の違いでしかない。http://t.co/iQrKDoNB

あままこ(天原誠) @amamako

そして、そのような男性嫌悪は、実は自分のヘテロ中心主義を守るための防御反応でしかないと、みやきち氏は論じているhttp://t.co/SlTMLhWs http://t.co/P4w99MfD

あままこ(天原誠) @amamako

そしてここで百合厨は重要な選択肢を迫られるわけだ。自らのヘテロ中心主義に裏付けられた百合萌えを貫くか、そこから脱却し、「レズもバイもオーケー」という文化相対主義に移行するか。

あままこ(天原誠) @amamako

言い換えるなら、僕がずっと問題にしている、面白原理主義と正しさ原理主義、みやきち氏的に言えば、足を踏んだままにするか、そこからどくかhttp://t.co/omwsewfl

あままこ(天原誠) @amamako

多分、フォロワー10人に聞けば、10人中9人が、そこから足をどけろと言い、1人は足を踏んづけたまま相手と殴り合えと言うだろうと思うのよ。

あままこ(天原誠) @amamako

そしてどちらからもこう言われるのだろう、「悩んでないでさっさと足をどけろ、お前はもう足を踏んでいるんだから」と。

あままこ(天原誠) @amamako

言葉に出来ない様な思考が頭の中をぐるぐる回るが、しかし言葉に出来ない思考なので当然ツイートはできず、一人悶々とする。

あままこ(天原誠) @amamako

→のまとめを見ると本当に「考えたくない」という感想が多いのよね。これこそがまさしく、みやきち氏の議論の正しさと、そして正しさ故の（百合厨の）救いのなさを象徴しているといえる>「たった7組」か？「7組もいる」のか？ http://t.co/wk4iYmfx

あままこ(天原誠) @amamako

さっきの腐女子萌えの話はあれだけふぁぼられRTされたのに、今話している百合厨の原罪の話は全くRTされないし反応も来ないという……自分がどーでもいいと思ってるところに反応が集まって、自分が真に意見を聴きたいことには全然意見が集まらないというのは、ネットの常ではあるけどね……

烏蛇 @crowserpent

「百合厨と独占厨と『恋愛嫌い』について」をトゥギャりました。 http://t.co/dAD37phk

あままこ(天原誠) @amamako

男子百合厨の百合男子の存在がややこしい理由の一つに、彼ら(僕ら)が二重の意味で「招かれざるもの」な点にあるんだよな。まず、別にレズビアンではないという点で、作品のキャラクターの性的指向とはかけ離れている点、そして第二に、百合とはあくまで女性たちの文化が元祖であるということ。

あままこ(天原誠) @amamako

男性向けレズポルノとは全く違う文脈、まぁ僕もよく知らないのだけれど、少女小説で描かれた少女たちの「エス」という絆が、百合の先祖なのであり、そして今もって、百合雑誌の主なターゲットは女性であり、男性オタクとはあくまでその文化の収奪者であるわけだ。

あままこ(天原誠) @amamako

まぁ、それを言ったら、現代のオタク文化自体、少女漫画的内面描写を収奪した上に成り立っているものなのだけれど。しかしそこでは少なくとも男性文化への同化が図られ、そしてその結果として、現在のオタク文化は先祖こそ同じであれ、少女漫画とは異なる独自の文化となっている。

あままこ(天原誠) @amamako

ところが百合においては、その様な同化と差異化が成されておらず、オリエンタリズム的に女性たちの百合文化をそのまま男性たちが収奪する構図が出来てしまっているわけだ。だから、問題が噴出するのは、ある意味当然なんだよね。

あままこ(天原誠) @amamako

つまり、ここには三つのプレイヤーが居るわけだ。一つ目はレズビアンとして、「私たちの物語」を女性の同性愛においては描くべきだとする立場。二つ目はレズビアンとは自認しないで、文化として百合文化を形作ってきた女性たち。そして三つ目が、その様な百合文化を横から収奪する男性百合厨。

あままこ(天原誠) @amamako

みやきち氏はもろ一つ目の立場であり、そしてとっぽい氏もその一つ目の立場に賛同する立場として、両者は三つ目の立場を「百合厨」として批判するわけだ。そして僕はそれに対して三つ目の立場としてそれについて考え、発言していた。

あままこ(天原誠) @amamako

しかしここでは二つ目の立場が無視されてるんだよね。二つ目の立場からすれば、そこで批判する百合厨なんていうのは、真の百合の担い手ではなく、百合文化を横から収奪するものにすぎないわけで、それが、「百合厨」として百合の代表みたいに思われるのは、やっぱり腹が立つ。というか、腹を立てて当然

あままこ(天原誠) @amamako

→におけるniyari_niyari氏は、まさにその二つ目の立場からの疑問であった。niyari_niyari氏以外にもこの種の疑問・反発を覚えた人は一杯居たわけで、そこは僕の説明不足としか言いようがないと反省する。http://t.co/lwHFfwmZ