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スプートニクはとてもよかった。自分の書きたいことが大部分ここに書かれてしまっている気がしたがあきらかにこの力量は自分にないためなんというか、もうへこみすらしなかった。ああそういうことなんだよな、白旗、ブラヴォ!って感じ。
2010-06-17 04:53:49とは言え昔読んだ時よりあらが目立つなーとは思った。一場面の描写は見事なんだけど場面と場面の切り替えがわざとらしいんだよな。しかしそれを忘れさせる美文ってやっぱっりすごいとは思う。
2010-06-17 05:02:25イアン・マキューアンは自分のさっぱりした静かな文体が嫌で、変えたくて、ソール・ベローの小説を片っ端から音読したり書き写したりしているうちに、全部暗唱できるほどになったそうだ。
2010-06-17 05:09:30でもだから書かなきゃいけないと思う。自分の中で何よりも大事にしてきたから、一番幼くてみっともないところだから、その自意識がなくなるまで。どうでもいいことなら肩ひじ張らずに書けるから、それなりにいい文章が書けるけど、でもそれじゃどうしようもない。意味がない。
2010-06-17 05:10:49しかし俺はぶっちゃけると文体云々とか細かい部分よりも、小説で最も肝要なのは構造だと考えていたりする。複雑なプロットのダイナミズムに飲み込まれる快感は何にも変え難いものである。
2010-06-17 05:14:26@khiguchi0205 抑制が利いてさっぱりした文体というのもなんというか、密度か少ないわけではなくて、きめ細やかなんだけど薄い布とか空気みたいな感じがするんです。そうじゃなくて、駄目なのは粗くて、ダマのできているケーキの生地みたいな感じというか、スポンジというか。
2010-06-17 05:17:25渡辺直己によると、小説というジャンルの特権性は描写にあるそうだが、ぶっちゃけ描写とかだるいしつーか嘘乙とか思ったりする。小説の特権性は言葉さえ使っていればあとは何をしても構わないということで、それ以上でもそれ以下でもないでしょうjk
2010-06-17 05:18:18だからさー、ダイナミックなプロット開拓するやつと細部をチューニングするやつが組めばええよ。向き不向きはあるから。
2010-06-17 05:21:52@YuFUKUSHIMA 分かります。ただ、なんていうか、一貫性さえあればそれでいいとも思っていて、あえてだまになったざらざらした文体で200枚書き切っていたらそれはそれで大したもんとかも思うんですが。バロウズとか超雑な感じですけど、あれはあれで独特のリズムがあったりしますしね。
2010-06-17 05:24:42あら。 RT @Artoross: ツイッタで難解なテクニカルタームを文字通りに"並べ"て思想や批評を語る人が本当に多い、そのことに愕然とする
2010-06-17 05:26:07RT @UCI_LAMNE: だからさー、ダイナミックなプロット開拓するやつと細部をチューニングするやつが組めばええよ。向き不向きはあるから。
2010-06-17 05:26:08或るタームには複雑な背景があり、どれを選択するかで、意味は微妙に異なる。その微妙な異なりが最終的に大きな違いになるのだ。であるが、140文字の制限があるツイッタでは、そうした背景をタームに付与することが難しい
2010-06-17 05:26:58