横溝正史関連雑文集成2

迷宮の扉、悪魔が来りて笛を吹く、迷路の花嫁などの読書録やドラマ・映画関係のつぶやき、尼崎の横溝酒場のことなど。
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カルヴァドス @cornelius0321

@mokugyo_note こちらこそ。全身黒い服着てますので声かけてください(^^)/ 防寒対策した方がいいかもです。

2012-02-17 21:12:45
カルヴァドス @cornelius0321

明日、尼崎の横溝酒場に行くけど、ものすごく寒くなるという天気予報。

2012-02-17 21:01:11
カルヴァドス @cornelius0321

映画版『悪魔が来りて笛を吹く』に出てくる悪魔人形って、顔が美禰子役の斎藤とも子とそっくりに見えるんだけど、彼女をモデルにして作ったのだろうか?

2012-02-08 23:52:46
カルヴァドス @cornelius0321

①念のため、フォローしておくと、「蝙蝠と蛞蝓」がなければ、全部「由紀子」で統一できたのにというのは、児嶋都さんの「蝙蝠と蛞蝓」がつまらないということでは決してない。

2012-01-26 02:37:42
カルヴァドス @cornelius0321

②「蝙蝠と蛞蝓」のように、横溝の短編には、ユーモアあふれるものも多いので、ユーモア作品で1冊作るのが、出版社の「編集」センスってもんではなかろうか、といいたいのだ。

2012-01-26 02:37:30
カルヴァドス @cornelius0321

③児嶋都さんの画風は、ご本人のオリジナルなのか、誰かにインスパイアされたのものなのか、私にはわからないけど、楳図先生とか丸尾末広氏なんかの画風に似ている気がするし、退廃的な少女絵なんか、四谷シモンの人形的な感じもするので、私は好きだ。

2012-01-26 02:37:19
カルヴァドス @cornelius0321

サスペリアの「金田一耕助の冒険」、惜しい!「蝙蝠と蛞蝓」がなければ、全部、「由紀子さん」が登場してるのに。由紀子という名前は、横溝作品最多だったと思う。いっそ描き下ろしで「悪魔の降誕祭」なんかを加えていれば…。

2012-01-25 04:14:39
カルヴァドス @cornelius0321

①風邪ひいて家で休養しているあいだに、市川崑の『女王蜂』『病院坂の首縊りの家』を再見。前面に押し出されているわけではないので気付きにくいが、市川作品の金田一シリーズには「若者たちによる可能性」も見出せる。

2012-01-24 22:15:15
カルヴァドス @cornelius0321

②原作とは多少の時代設定のズレがあるものの、「若者たちによる可能性」とは、「戦後民主主義の社会を自分たちの手で切り開いていくという決意」といってもいい。

2012-01-24 22:15:04
カルヴァドス @cornelius0321

③『犬神家の一族』では、珠世(島田陽子)と佐清(あおい輝彦)の「語られないその後」に、おそらく再生の可能性があるだろう。原作では小夜子(川口晶)の産む子供の処遇がきちんと書かれているので、それを補って想像してみるのもいいだろう。

2012-01-24 22:14:52
カルヴァドス @cornelius0321

④『悪魔の手毬唄』では、文字通り、泰子との結婚を反対された歌名雄(北公次)が、「日本は民主主義になったんじゃ!結婚するのに、親の承諾は要らんのじゃけんの」とリカ(岸恵子)に反論している。

2012-01-24 22:14:40
カルヴァドス @cornelius0321

⑤この結婚が実現することはなかったが、磯川警部(若山富三郎)に引き取られることによって、また別の、歌名雄の将来の可能性が垣間見える。

2012-01-24 22:14:30
カルヴァドス @cornelius0321

⑥『獄門島』の未来は、早苗(大原麗子)と了沢(池田秀一)に託されている。若い二人による網元と寺の再生。早苗が鐘を鳴らす最後の場面は、権勢によって結びついていた嘉右衛門と了然とは違う形で、これからは網元と寺が寄り添っていくという島の暮らしが見える。

2012-01-24 22:14:17
カルヴァドス @cornelius0321

⑦『女王蜂』では、東小路のおばさま(高峰三枝子)が奇妙な形で自分と智子(中井貴恵)を結びつけようとしたことを詫びに来た多門連太郎(沖雅也)が、「自分の意思で」、智子に交際を申し込む場面がある。ここに若者たちの新しい物語の始まりを見て取っても間違いではないだろう。

2012-01-24 22:14:06
カルヴァドス @cornelius0321

⑧『病院坂の首縊りの家』も、法眼家の将来を託された小雪(桜田淳子)、戦災孤児という境遇をたくましく生き抜く黙太郎(草刈正雄)や妙ちゃん(中井貴恵)らの世代によって新しい物語がこれから紡がれていくことが、最後のお茶の場面で示唆されている。

2012-01-24 22:13:55
カルヴァドス @cornelius0321

⑨『八つ墓村』では、よそ者の金田一を警戒する村人を、典子(喜多嶋舞)だけが、たしなめる。原作とは異なるが、この映画の典子は、「村の因習にとらわれずに人を見る目を持っている」あるいは、「村の外部の生活を知っている」ことが感じられる。

2012-01-24 22:13:41
カルヴァドス @cornelius0321

⑩そして何より、金田一(豊川悦司)自身が若い。この作品にのみ流れる主題歌『青空に問いかけて』の歌詞「答えを知らぬ君にできるのは、ただ明日へと青空に問いかけること」は、直球ど真ん中と言っていいほど、「若者の歌」「青春の歌」だ。

2012-01-24 22:13:25
カルヴァドス @cornelius0321

⑪ミステリー作品としての評価は別にして、市川映画の『八つ墓村』は、ほとんど「青春映画」だと思う。あるいは、ミステリーに名を借りた「青春映画」とでも言おうか…。

2012-01-24 22:13:14
カルヴァドス @cornelius0321

⑫青春映画は、葛藤しながら親たちの世代の乗り越えてゆく若者たちの姿を描く映画だ。だとすると、金田一シリーズは、「屍になった親たちの世代を乗り越えてゆく若者たち」の青春映画だ。

2012-01-24 22:13:00
カルヴァドス @cornelius0321

⑬親たちが、どのような経緯で、屍(しかばね)になったのか、そしてまた、どんな屍になったのかは、とても悲惨ではあるけれど…。<この話題終わり>

2012-01-24 22:12:46
カルヴァドス @cornelius0321

ふと思い出した。「金田一耕助の推理ゲーム」というのがあったな。実家の押し入れに眠っているはず…。 http://t.co/WtihxivE

2012-01-05 23:03:17
カルヴァドス @cornelius0321

昔、リリーフランキーが、市川さんの金田一シリーズには「さびしい怖さ」があると評していたのを思い出した。 そう、ただ怖いだけでなく、どうしようもなくてやりきれないほどの淋しさが、観客の心に響く…。

2012-01-04 03:04:32
カルヴァドス @cornelius0321

①『獄門島』の原作では、分鬼頭の妻の名が「お志保」さんなのに、市川映画では「巴」に変わっているのは、声に出して「お志保さん」と言うと、アクセントや滑舌によっては、「和尚さん」に聞こえてしまうからではないかと思う。

2011-12-23 22:54:06
カルヴァドス @cornelius0321

②「和尚さん」に聞こえてしまうと、絶対にマズい。原作では、お志保は巴屋という第三の網元の娘なので、映画で巴さんになっていても、原作のエッセンスは引き継いでいる。

2011-12-23 22:53:49
カルヴァドス @cornelius0321

ここ数日、江戸川乱歩と横溝正史を再読しているが、乱歩の長編には伏線が回収されていないものや、トリックがあまりにも奇想過ぎるものがあって、読んでいて少々苦しいものもあるが、横溝正史は、論理に破綻がなく、文章も唸るほど巧みだ。とりあえず今はこれだけつぶやいておこう。詳細はまたいずれ。

2011-12-16 23:23:49
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