菅原大輔&原田勝之レクチャー「陸前高田の木造仮設住宅」@豊橋技科大(2012年5月7日)
明日は、東大阪市役所からの名古屋国立豊橋技術科学大学での特別講義。講義となるとなかなか緊張しますね。声をかけてくださった松島先生の期待に答えつつ、楽しみながら想いをお伝えしようと思います!
2012-05-06 14:18:26@ynbr います!もし来られるのであればちょうど良すぎるタイミングです。今からアナウンスしますが、陸前高田で仮設住宅を建てられておられる、菅原大輔さん、原田勝之さんのレクチャーがあります!
2012-05-06 15:35:43デザイン論レクチャーシリーズ2012 菅原大輔+原田勝之 「陸前高田の木造仮設住宅団地」-地場産業×建築家- 2012年5月7日(月) 14時40分〜16時10分 豊橋技術科学大学 D2-704 http://t.co/xW85BeZC
2012-05-06 19:00:28レクチャーがあるのでそのまま参加させてもらいます。実況します!デザイン論レクチャーシリーズ2012 菅原大輔+原田勝之 「陸前高田の木造仮設住宅団地」-地場産業×建築家- 2012年5月7日(月) 14時40分〜16時 http://t.co/VqJcT5jH #tyhs12
2012-05-07 14:39:31菅原:建築アートディレクターと名乗っています。地場産業の住宅メーカーと一緒に仮設住宅を作った。建築を作って環境を作って行こうとしたものです。/原田:建築家です。よろしくお願いします。 #tyhs12
2012-05-07 14:45:36菅原:陸前高田の隣にある住田長産業とやったことを紹介します。地方の持つ技術力の高さを生かし求められるデザインをいかに設計設営して行くのかを考えました。 #tyhs12
2012-05-07 14:47:35▽菅原、原田両氏が協同した「住田住宅産業」は岩手県気仙郡住田町の第三セクター方式の住宅会社。
▼住田住宅産業株式会社 http://www.joho-iwate.or.jp/homepage/sumita.html
▼住田住宅産業株式会社|産業|住田町 http://www.town.sumita.iwate.jp/sangyo/jyutakusangyokk/index.html
菅原:当事、全体で14000棟の仮設住宅が求められた。この発注先の内訳は全国のメーカーが10500、地方には3500だけだった。 #tyhs12
2012-05-07 14:49:19菅原:半島の山にあるキャンプ場に立てることが求められた。ここでは地元メーカーに103棟の設営が求められ、60棟が住田産業が受注。ここでは仮設住宅群の都市開発的なマネジメントを行った。 #tyhs12
2012-05-07 14:51:43菅原:この地は森林・林業日本一で山作りから住宅産業まで一括したシステムを持っている。林業に対して関心が高く、気仙杉や大工が多い。#tyhs12
2012-05-07 14:53:26菅原:アジアは災害が多いのでそれにむけて11年1月に木造仮設ユニットの開発をし始めた。震災直前に企画の大枠が定まっていた。これをもとに震災後11日目に住田町内に第1棟を完成させた。町長責任の元、実施が行われた貴重な例だと思います。 #tyhs12
2012-05-07 14:56:09菅原:住田産業は非常事態建設、電気がない時に材料の政策、建物の施工ができる環境を日頃から用意をしていた。壁はパネル、屋根は在来と、構法まで考えられている。大工二人で一日で二棟建てられるシステム。 #tyhs12
2012-05-07 14:58:47菅原:仮設だけでなく、移築さらにチップとして使用できるまでのサイクルが考えられていた。こうした技術力やサービスをもった地元産業と何をしたか。インフラがない中で何を行うのか。 #tyhs12
2012-05-07 15:00:06▽木造応急仮設住宅建設に先鞭をつけた住田町のリアルタイムの動きを、次のTogetterでたどることができる。
▼岩手県住田町の試み:被災者のための木造仮設住宅建設プロジェクト(2011年3月) - Togetter http://togetter.com/li/116610
菅原:もともと敷地がオートキャンプ場のため、電気水道ガスが用意されていた。しかし、既存のものを使うと中間管理をする必要があり、さらにのちに直す必要がある。行政はそこに人材を派遣するだけの余力がなかった。 #tyhs12
2012-05-07 15:02:23菅原:プレハブの仕様だと井戸を掘ったり排水設備をいれたりと土地に手を入れないといけない。いかにあるものの中から作って行くことができるのかを考え、ここでは既存受水槽を利用した。 #tyhs12
2012-05-07 15:04:58菅原:インフラのデザインの他、建ち方のデザインも提案。駐車場一台、インフラとの距離、コミュニティの保持。住宅を敷地に対して斜めに配置することで視線が抜けすぎない、小さな庭が生まれコミュニケーションが生まれる。 #tyhs12
2012-05-07 15:08:26菅原:周りの住宅を意識しながら建てていくことで新設でありながら集落のように仮設住宅団地が立ち上がって行った。庭に机をおいたりと余裕を持って生活している人もいる。 #tyhs12
2012-05-07 15:10:27菅原:非常事態建設、何もないことを地に足をつけて考えていた。建物の終わり、地球環境を考えている。地場産業の木造仮設、新しいマーケットを未来に作り出していく。地域ならではのアイデアと技術がここにはあった。 #tyhs12
2012-05-07 15:13:25菅原:我々がしたことはデザインができる、ハードでソフトを構成する。外部の視点で評価ができる、地域の特色をより最大か。すべてやらない、地域をエンパワメントする。 #tyhs12
2012-05-07 15:14:59菅原:まとめると、つながりのデザインをしたのではないか。地域に点としてある特色を以下に結びつけ、最大化できるのかが今求められているデザインではないかと思います。 #tyhs12
2012-05-07 15:17:01菅原:震災以後、奇をてらったことをするだけでなく、状況からデザインのスタイルだけでなくその対象を変化させることが必要。環境を総合的にデザインする職能に戻っているのではないかと考えています。 #tyhs12
2012-05-07 15:18:56松島:どこで住田林業と結びついたのか。/原田:四月の中旬にtwitterで知りました。その後、がれき撤去のボランティア後、直接見に行った。/菅原:千葉の大工さんとがれき撤去に行き、木造仮設住宅を見て、話を伺った。 #tyhs12
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