#twnovel 誰でも良かったの、そう君でなければ。涙を流して、少女は湖面に立つ。僕は、君で良かったよ。この村では百年に一度、龍神に贄を差し出す。身寄りのない子が選ばれるのは当然のこと。そしてそんな僕と仲良くしてくれたのは、君だけだったから。 @ASUKA_GOTO #書き出し
2012-05-12 23:24:14いつの間にかパレードの中心にきていた。どうしたものか、早く出ないと巻き込まれてしまう。おい、ちょっと止めろ、俺に触るな、担ぐな、胴上げするな、わっしょいわっしょいじゃねぇだろ! 降ろせ、降ろせよ! 止めろ! やめ……。 #書き出し
2012-05-12 20:37:195/8 0:00~ #書き出し でお題がそれ以前のもの
ぱぱ、おほしさまとって。まま、えほんにでてくるけーきやいて。かわいい娘のかわいい願い事に自然と顔がほころぶ。お星さまでもなんでも取ってきてあげるよ。でもね、ケーキは難しいんじゃないかなぁ。と、彼女の方を何気なく見ると、彼女は持っていた泡立て気とボウルを振りかぶった。 #書き出し
2012-05-08 18:53:28今夜、猫が1匹、あなたのところにやって来ます。油断はいけません。あれらは魔法猫なのです。 しっぽの筆で、夜や悲哀や、季節など実に様々なものを描きます。貴方の所に来るのは、ちょいと扱いが難しいけれど、本当に綺麗に、希望を描くんです。 @1_dark #書き出し #twnovel
2012-05-12 01:39:02今夜、猫が1匹あなたのところにやって来ます。占い通り猫は現れた。驚いて声をあげようとして自分も猫になっていると気付く。迎えに来たよ。聴こえた声に涙が出た。あなたに、出逢う前から、アタシ恋してた。 @1_dark #書き出し @katasumi_86 #締め #twnovel
2012-05-12 10:59:21「黙れ、お前たちの声は空気を汚染する」低い、だが耳に心地よい声が男たちを制した。「声には言霊が宿る。欲望に彩られた声は聞くに耐えぬ」「何!?」男たちが一斉に襲いかかる。その時、ただ一言「眠れ」と低い声が響いた。それだけで静寂が訪れた。 #書き出し #twnovel #Chrys
2012-05-08 21:42:32絵画とはただ見るだけのものではない。住める絵画が大人気だ。「この絵に住みたいんです」それは訳あり物件だった。「その物件、幽霊がでるとの噂が」値段に惹かれ入居して即退去という例が続いてた。「いいんです」契約は成立した。#書き出し 幽霊は彼女だった。彼女の描いた絵に、共に住める幸せ。
2012-05-09 18:31:36