Cold Color's 140 Story 2nd

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「ん……」「……！、いちのせ」「ひじり、かわさん……」「起こしてしまったか」「……いえ、大丈夫ですよ……いま、何時です？」「3時半だ」「……また、眠れないのですか」「さっき目が覚めて……」「……うそ、つき」「……」「そんな憔悴した顔をして……」

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「すま、ない」「……そういう時は眠ろうと思わない事も大事だと言います…ほら、おいでなさい」「……！」「眠る、のではなくて……目を閉じて……」「ん」「私の鼓動が聞こえますか？……それを聞いて……ずっと抱きしめていますから」「……ん……」

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トキヤさんにだきしめてもらってても寝れないの だから辛いの でもトキヤさんの腕の中では目を閉じていられるの まどろむことができるの トキヤさんのパジャマきゅってつかんで心臓に耳をあてて鼓動をたしかめるの

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真斗くんが眠れないの知ってるの こんなことしても抱きしめても眠れてないこともわかってるの でも何かしてあげたいの 真斗くんがきゅってトキヤさんのパジャマをつかんだときにトキヤさんすこしうれしいの 額と髪にいっぱいキスしてあげるの

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「な、……何をしているんです！？」「！っ、ごほっ」「これは…っ、吐き出しなさい、早く！」「っう、あ」「……口を開けなさい…！逃げないで！」「んぐっ」「指、噛んでもいいから……喉の奥、入れますからね？」「ん、っ、う、あ」「…早く、吐きなさい！いいから！」

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@tnppnt0212 「ここは春は桜、秋は紅葉の名所として名高いのだそうですね。…貴方のほうが詳しいですかね、よく来ていたのでしょう、昔」「……」「聖川さん」「……」「……一体、なんだと言うのです？聖川さん、あなたは何が気に入らないのですか？！」「…」

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@tnppnt0212 「何を見ても何を聞いても何の反応も返さない……！一体何がしたいんです！私はどうすればいいのですか！！？教えてください、聖川さん！」「……」「聖川さん、ねえ！聞いているんですか！？聖川さん！」「……」「……もうどうしたらいいのです……？」

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@tnppnt0212 「……」「助けて…助けてください……聖川さん……」「す、…まない…」「……いえ…謝らねばならないのは…私です……」「……」「取り乱してすみません、行きましょう、……」「……」

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@0h_true 食べ過ぎですよ聖川さんさあ私と運動しましょうか、え？外になんて行きませんよ寒いでしょう？家の中で出来て効率的でかつあなたも私も満足できる運動があるんですよ摂取カロリーの分だけ繰り返しますからそのつもりで、ではまずお風呂にどうぞ、…いえ？代謝を良くするだけですよ？

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一年。人の体と、言葉を得て、私と彼は一年を生きた。足を使って彼に近づき、腕を絡めて、体を抱きしめ、額を合わせ、目で見て見つめ合って、唇で、キスをする。それが人間の愛の交わし方だという。私と彼は、それを、誰にも教わらぬままに知っていた。

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海に還る日のことを考える。あと三日。満月の夜に私と彼は海に還る。背中からすうっと、青の中に溶けていく。水は私たちを拒まない。腕は、足は失われる。鰭になる。声は無くす。今のように抱きしめ合うなんてことは、愛してると囁くことは、もうできなくなる。だから今だけ、今だけは。

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夜の部屋はカーテンの色と相まって、水の中のようだ。私と彼は体を重ねる。帰る日のことは、言わない。けれど知っている。だから、つい、激しくなる。意識を手放す瞬間に、水の中にいるような気がする。彼は私にそう言った。私も、その感覚を知っている。戻るだけ、もとに還るだけ、どうして寂しい？

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こんなに惹かれているのに、どうして私はあなたと触れ合うことができないのでしょう？触れたところで指先に触るのは、鏡の冷たい感触だけ……ねえ、私はあなたに出会って、変わることができました。少しだけ、人と話すのが好きになった。それはあなたのおかげなんです。

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トキヤ、それは違う。俺は何もしていない。もしもお前がそれを、……人と話すことを、厭わなくなったのなら。それはお前自身が、そう変わろうと努力をしたからだ。俺は、ただお前の心に寄り添っただけ。鏡の向こうから、お前に声をかけただけだ。

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惹かれる、などと、言ってくれるな。俺は、お前に触れることは叶わない。この鏡一枚は、決して超えてはならない一線。だから、惹かれるなどと……困らせるようなことはどうか、口にしないでくれ、トキヤ。

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「やっぱお風呂っていいよねー！足伸ばせるの、サイコー！」「あ、そ、そう、だな」「マサ…女の子じゃないんだからそんな厳重にタオル巻かないでよ、他に俺しかいないんだよ？」「いや、しかし」「…おりゃ」「！！！！！！！！」「うおわっ…マサ、色白っ！細！」「一十木！！タオルを返せ！」

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「やだ、って言ったら…どうする？」「え」「俺もっとマサの裸とか…見たいけど？」「…な、な、な」「真っ赤になっちゃってー、恥ずかしいの？」「当たり前だ！！！」「ね、じゃあもっと恥ずかしいことしてもいいでしょ？」「は？！」「触らせて…って、もう触ってるけど」「ひ！」

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「プールなんて、あの水球の時以来ですねぇ～」「そうだな、…」「真斗くんはぁ、確か泳ぐの、あまり得意ではなかったですよね？」「…うむ」「そうですかぁ、僕、教えましょうかぁ？」「…！」「他の生徒さん、まだ来てないみたいですし。先に着替えちゃいましょ？」「あ、ああ…」

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「わー！！真斗くんやっぱりかわいいですー！！！」「し、四ノ宮、その…なぜ俺の水着を…おまえが持っているのだ…」「だって、こっちのピヨちゃん柄の方がかわいいじゃないですか」「んなっ」「これは返しません！真斗くんそれ着るか、裸で授業か…どっちがいいですか？」「四ノ宮！」

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ぱーん！「！！！！！」「…おいテメェ」「…！ま、まずい」「裸で俺の前に立ってるってことは…そういうつもりってことで、いいんだよな？」「…へ？」「安心しろよ…綺麗な肌に傷をつけない程度に、可愛がってやるから…せいぜい恥じらえ」「…ふ、あ！っ！？しの、み…」「いい反応、だな」

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「わりー！また授業長引い……っておい！聖川！？……なんでお前マッパなんだよ！」「来栖か……いやその、学園長に『最近の収録はたるんでイマース、褌締め直して頑張りなサーイ』と言われてな」「だからって本当にふんどし締めることねぇだろ……」「俺の意思ではない……断じて……」

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「っ……その、寒い、よな？聖川……」「……いや……寒くはないが……」「いや寒いだろ？寒いよな？寒いはずだろ？」「……しつこいな、寒くn」「寒いよなそうだよな！優しい俺様が上着貸してやるから着てろ！できるだけ肌を隠して着た方がいいな、うん！」「……来栖」「いいから！！頼む！」

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「あー……疲れた、ただいまー」ガチャ「っあ、じ、神宮寺」「……！？聖川、なに、してんの？足元のそれ……女物の服だろ」「別に、俺のものではない！こ、今度の実習で使うというので……」「ふうん……そっか」「お、おい、神宮寺？」「下着もちゃんと履き替えるんだ？……入念だね……」

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「ちょ、何を！」「どうせ脱ぐんだろ？……続きは俺にさせてよ、レディ……」「っ！」「脚にかかったままの下着……扇情的だと思わない？クラクラしそうだ」「お前は……頭が湧いているのか？！」「お前にだけだよ、こんな事をするのは、ね……おいで聖川、可愛がってあげる」

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「雨に降られて、とはまた災難ですね、お風呂沸かしておきましたよ」「すまないな」「いえ…」「どうした？」「シャツ……脱ぎにくそうですね？」「あ、ああ……随分濡れてしまったからな」「手伝いますよ……」「っ、一ノ瀬」「こんなに……肌が透けていますよ、聖川さん」