『当事者』『傍観者』英語でどう表現すればいい?

「当事者感覚が欠けていることがひそかな悩みだったワタシ。現代アートが大好きで、ひとからは『天然』『ふしぎちゃん』と呼ばれていました。でもこのTLを拾って以来メキメキと責任感が出てきて、部屋の片付けも即売会の会計もできるようになり、近所のオバサンからも『シッカリしてるわね~』と秋波を送られるようになりました」 ―― 感謝のつぶやきが続々。 「viewカウントを稼げる話題を渉猟している人」とは異なる立場でいたいと思っているので、自分が流れに参加していないTLをまとめることには踏み込まないでいたのですが、初めて『傍観者』の立場からTLをまとめてみました。この話題は残したい! 単に飜訳上の単語選びの問題でなく、アイデアと議論が尽くされているいい流れです。 カテゴリーが「カルチャー」→「社会学」ってのはどうなんだろな。 続きを読む
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Kajiya Kenji 加治屋健司『絵画の解放 カラーフィールド絵画と20世紀アメリカ文化』発売中 @kenji_kajiya

【訂正】『アンフォルム』は、seeing を動物的視覚 と人間的視覚に分けて、後者を beholding と呼んだ。翻訳103ページ。いま思うに、後者は「観る」と訳すべきだった。

2012-05-10 14:46:32

"Stakes is High"(1996) -- De La Soul

鷲田めるろ @meruro

@kktnk @oqoom @kenji_kajiya 平川秀幸『科学は誰のものか』では、「当事者」の対として「統治者」を挙げ、ガバメントからガバナンスへという合意形成の方法の変化を論じていました。この場合、「当事者」はstakeholderに近いでしょうか。

2012-05-10 11:59:10

平川秀幸 [1964- ] 科学哲学・科学社会学者。大阪大学コミュニケーションデザイン・センター 准教授。
http://spysee.jp/平川秀幸/1026992/

Kajiya Kenji 加治屋健司『絵画の解放 カラーフィールド絵画と20世紀アメリカ文化』発売中 @kenji_kajiya

@meruro @kktnk @oqoom stakeholderは、組織における当事者、利害関係者という理解でしたが、もう少し広い文脈でも使うということでしょうか。

2012-05-10 12:29:51

【ここまでの登場人物】

[当事者サイド]

  • performer
  • (person) in charge of
  • (person) involved in
  • practitioner !!NEW!!
  • stakeholder !!NEW!!

[傍観者サイド]

  • beholder
  • bystander
  • audience

"すしバーソング"(1998) -- 少年ナイフ

kosuke_saito @saitk75

@kktnk: 【performerとそれを見つめるbeholderの境界】はじめまして、寿司を握る職人と客を結ぶカウンター、軸を拝見の際の扇子、厨房とテーブル席を行き来しサーブする人、人間を動物達が視にくる動物園、、、あ、言い回しは(別に例えるでなく)語彙の汎用の話でしたね。。

2012-05-10 12:36:55
田中功起 koki tanaka @kktnk

@saitk75 ありがとうございます。挙げている例、そのとおりですね。僕は、でもその境目って実は曖昧だと思っていて、それをなんとかうまく見せられないものかと思っています。

2012-05-10 15:46:26

"Spectator"(2011) -- Logic Peoples Army

ハートブレイクハートブレイク @queequeg

シェクナーのEnvironmental Theatreではaudiencespectatorを使い分けていたなあ。spectatorていう語の能動性傍観者性、意志性と偶有性のバランスは気になる。

2012-05-10 13:17:47

シェクナー、リチャード [Richard Schechner, 1934- ] パフォーミングアーツ研究者。ニューヨーク大学芸術学部(Tisch School of the Arts )教授。
http://en.wikipedia.org/wiki/Richard_Schechner

【ここまでの登場人物】

[当事者サイド]

  • performer
  • (person) in charge of
  • (person) involved in
  • practitioner
  • stakeholder

[傍観者サイド]

  • beholder
  • bystander
  • audience
  • spectator !!NEW!!

"Participation Mystique"(1980) -- 坂本龍一

Kajiya Kenji 加治屋健司『絵画の解放 カラーフィールド絵画と20世紀アメリカ文化』発売中 @kenji_kajiya

@oqoom @kktnk あと、participantという言い方も見ますね。そこから派生して、participatory audienceとか。

2012-05-10 10:48:59
田中功起 koki tanaka @kktnk

@kenji_kajiya @oqoom participant、そうですね、これは今のアートのテキストの中でよく出てきますよね。participatory artみたいな言い方もあったような。

2012-05-10 10:50:12
Shinya Watanabe 渡辺真也 @curatorshinya

@kenji_kajiya @meruro @kktnk @oqoom 当事者という言葉、私も随分迷いましたが、以来the participantsという言葉を使っています。今の所、それで問題は発生していませんので、お勧めします。

2012-05-10 15:53:04
田中功起 koki tanaka @kktnk

@curatorshinya 例えばプロジェクトに参加してもらう場合、performeraudienceもともにparticipantですね。the participantsの対義語はこの場合、どうしますか?

2012-05-10 15:55:30
Shinya Watanabe 渡辺真也 @curatorshinya

@kktnk PerformerAudienceもあえて分類せずに、the participantsとしてひとまとめにしたら面白いかもしれません。また、もしも対義語としての傍観者を強調したいのであれば、私であればthe non-participantsと言うと思います。

2012-05-10 16:10:06
田中功起 koki tanaka @kktnk

@curatorshinya そうですね、むしろねらいはその分類しないところにあるので、その意味ではthe participantsという言い方はそれを統合するからいいかもしれません。その上でさらにnonを使うのもありかもですね、参考になりました。

2012-05-10 16:13:43

【登場人物】

[当事者サイド]

  • performer
  • (person) in charge of
  • (person) involved in
  • practitioner
  • stakeholder
  • participant

[傍観者サイド]

  • beholder
  • bystander
  • audience
  • spectator
  • non-participant

[特別参加]

  • participant(二役)

[いい仕事]

  • 寿司職人