【ATARU】テレビドラマ制作の裏側

『ATARU』 劇場版ご視聴感謝 @ATARU_tbs

今日もロケです。７話の決定稿も出来ましたし今日は九話の打ち合わせです。頑張るしかないにゃあ。さて五話のクイズのヒントは役名と食べ物です。録画を見直さなくてもよい頃合いのクイズにしました。視聴率が全てではありませんが、視聴率がアタルの未来を変えます。ご支援くだチョコザイ

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僕が視聴率にこだわってしまうのは、また、この仲間でこのドラマを作りたいからです。今日、脚本家の櫻井さんと話していてATARUが発進すべきメッセージはまだまだ、たくさんあるなあと思いました。チョコザイ君に語ってもらうことで伝えたいメッセージがまだまだあります。#アタル

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テレビドラマは、テレビ局にとって儲かるコンテンツではありません。安くて視聴率の取れるトークバラエティーの方がテレビ局の経営にとってはお得です。では、なぜ、ドラマやドキュメンタリーをやるのか。それはテレビ局やスポンサーに、社会に還元すべきテーマがあるからです。僕はそう教わりました。

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もちろん、娯楽も大事です。下品なことも含めて娯楽なので、そういうものも放送します。でも「面白ければ何やってもいいんだろ」と考えている人たちばかりではありません。みんなそれぞれに胸に問いかけながら放送物を作っています。人それぞれだから、基準に差はありますが何も考えていない人はいない

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スポンサーの方たちは番組のプレゼンに行った時、視聴者の反応を僕たちに問いかけてくれます。番組のスポンサーは作り手の一部であります。昔、オレンジデイズという番組で、柴咲さんが妻夫木君を呼び止めようとして携帯電話を投げて壊れてしまう、というシーンがありました。(続く)

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でもスポンサーに携帯電話の会社が入っていました。でも、どうしてもそのシーンは携帯電話を投げないと成立しないシーンでした。プロデューサーの僕は、営業の仲間の力を借りて携帯会社の宣伝の方に直談判に行きました。携帯会社の会議室に行くと担当の方が出てこられました(続く)

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その担当の方の手には、そのシーンの入った台本が握り締められており、相当読み込まれていたのでしょう。台本がボロボロでした。僕は、どうしても携帯を投げないとこのシーンが成立しません、と説明しました。しかし、その担当の方は「植田さん。あなたの言うことは僕も判ります。でも・・」(続く)

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「植田さんは、この携帯電話を開発している人たちの気持ちを考えたことがありますか。みんな寝ずに、お客様にも少しでも使いやすくと考えて、一生懸命作られている大切な製品です。それが投げられて壊れて、開発者たちはどう思うでしょうか」と問いかけられました。僕は黙ってしまいました(続く)

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「黙られては困ります。僕はこの台本のシーンを読んで、このシーンには携帯を投げないと二度と二人が会えないかもしれないと思う登場人物の気持ちが判ります。携帯が壊れてしまう切なさも入っています。このシーンを変えられないという脚本家さんの気持ちがわかります」とおっしゃられました。(続く)

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「植田さんは、この作品に関わる責任者なら、その作品を支えているスポンサーの気持ちも常に考えてくださいね」とおっしゃられ、そのシーンはふがいない僕よりも作品を大事に考えてくださったスポンサーのおかげで成立しました。オレンジデイズの中でももっとも素晴らしいシーンの一つです。

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その方以外にも、視聴率はよくないけどいい作品だとおっしゃってスポンサーが打ち切りを拒否した作品も少なくありません。視聴率がよくない時、担当の方は社内の会議などで提供している番組を守るために責められることもよくあると聞きます。そりゃそうです。だからこそ視聴率にこだわりたいのです

『ATARU』 劇場版ご視聴感謝 @ATARU_tbs

テレビって視聴者がそこまで考えなくていいんですけれど、いろんな人の思いが支えてくださって番組が出来ています。犯罪に使う道具もなるべく形を変えて開発者の方が嫌な気持ちにならないようにと考えています。どうでもいいことかもしれませんが連続して呟いてしまいました。ごめんなさい。