『歸國』と脚本家倉本氏を語るisako134氏のツイート

長くなった上日を跨ぐので、こちらでまとめてみる。 追加があれば随時更新。
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MUNEGASHI Isako @isako134

TBSの倉本脚本ドラマ見てたら「貧幸」という言葉が戦前には存在していたが今の日本にはない、という設定でセリフが書かれていたが、この言葉は脚本家による造語だった。去年や今年の毎日新聞で触れられている。

2010-08-15 02:10:22
MUNEGASHI Isako @isako134

「携帯でメールを打ってばかりで小学生が歌を歌わなくなった」といったセリフがドラマにある一方で、CMタイムではガッツ石松らが出るプリペイド携帯、手話による動画通話を行うカップルが出るiPhoneG4のソフトバンク携帯CMが流れているので妙な気分。

2010-08-15 02:27:58
MUNEGASHI Isako @isako134

「とにかく今の日本は豊かで便利になったが、戦争を経験した年寄りは病院で無理やり延命されたり老人ホームに入れられたりしてしまい、戦争の記憶が直接ない者たちの心は貧しくなった」と現代の日本を描かれてもなあ。「不便な生活で心を豊かに」と始めた取り組みが終わってしまったことでなおさら。

2010-08-15 02:59:19
MUNEGASHI Isako @isako134

せめて「キャスティングありきのドラマ制作」を批判するなら、故郷から逃げるシーンでは火垂るの墓の兄妹と同じくらいと思われる年齢差のはずだったのが、成長すると60代と30代間近のキャストになっちゃうのはちょっと。去年の大河ドラマの木下藤吉郎じゃないんだから。

2010-08-15 03:06:02
MUNEGASHI Isako @isako134

余命幾ばくもない少女が「約束を守るから」と老女の延命装置を止めるシーン、少女が行ったと病院側にわかることもなく彼女自身ももうすぐ命を失うことで「医者が躊躇したことを行った美談」になっちゃってるんだけど、明るみになったら「少女による殺人」になってしまうだろうし、どうなんだろこれ。

2010-08-15 03:26:04
MUNEGASHI Isako @isako134

とりあえず、昨日のTBS特番ドラマで描かれた・言及されていた現代の子供は「受験勉強に専念させられる子供」「うつむいてばかりで歌を歌わなくなり今では携帯でメールばかり打っている小学生」に対し、「老女の意思を尊重して延命装置を切ってあげた余命幾ばくもない心優しい少女」がいたわけで。

2010-08-15 03:33:33
MUNEGASHI Isako @isako134

感想書いたブログ読んできたけど、確かに「戦後しばらくしてから小学校の音楽教諭となり昭和60年頃には定年迎えて1995年(今年から15年前)に失明した」はずで「嫌なものは見なくて済む」と言ったはずの人が「今の小学生はメールばかり」と言うのは変だ。

2010-08-15 03:49:30
MUNEGASHI Isako @isako134

普段は世界ふしぎ発見にグループ全体でスポンサーをしているはずの時間帯なのに、日立グループからは日立建機しかスポンサーがついてなかったのは、携帯電話批判だのコンピューター用いての経済アナリストの仕事をしていた登場人物を叩いてた内容のため、グループ全体でのスポンサーは難しいからか?

2010-08-15 04:27:05
MUNEGASHI Isako @isako134

あと、auでの日立ブランドの携帯だけでなく、日立の家電のCMにも嵐が起用されたことも関係あるんだろうか。ジャニーズ関係のCMも見かけなかったような。(味の素がスポンサーだったにもかかわらず)

2010-08-15 04:36:48
MUNEGASHI Isako @isako134

明日からのゲゲゲの女房は『総員玉砕せよ!』がらみの話になるから、それである意味口直しできると思いたい。今回出たドラマでの「たった3日の結婚生活で妻の裸婦像を描いていたがいてもたってもいられなくなり(以下略)」って役はあんまりなもんで。

2010-08-15 04:46:50
MUNEGASHI Isako @isako134

補足を断片的に。味の素は小栗旬出演のCMなら流してた。富良野塾の脚本家養成としての成果ってどんなんだっただろう。八千草薫のぴったんこカンカンゲスト回で久々に柳生博を見られたのは特番ドラマのある意味唯一の収穫だった。(柳生氏は現在の八ヶ岳での生活を優先し連ドラ出演を断っている。)

2010-08-15 08:00:23
MUNEGASHI Isako @isako134

でも母が朝7時に見た、フジ・ボクらの時代の水木夫妻+荒俣宏座談会のほうがもっと面白そうだったのでノーマークだったのは痛かった。武良家三兄弟が全員ご健在だというので驚いた。90・88・86とどれだけ丈夫なんだ。

2010-08-15 13:10:12
MUNEGASHI Isako @isako134

昨日の倉本ドラマへの違和感は戦争を経験して生き残っていた人が、延命装置につなげられていた、独り身のまま暮らし盲目になった、老人ホームで暮らしていた、ラジオ番組投稿者の父は一年前に没しており生前は孫に戦争の話をすると嫌がられていた、ととにかくネガティブな描写ばかりだったのもある。

2010-08-15 13:17:00
MUNEGASHI Isako @isako134

母方の祖父は従軍歴があり、現在も元気(というか去年久々に会ってもマイペースぶりが通常営業だわ体力あるわで安心したが)である。しかし自分からは戦争時代の話はしなかったし、弟がかつて夏休みの宿題で話を聞いたときにしか直接することはまずなかったと思う。

2010-08-15 13:21:20
MUNEGASHI Isako @isako134

昨日のドラマ話続き。大沢悠里がTBSラジオで年輩向けの深夜番組をしている設定になっていたが、実際に本人が担当している番組は平日午前中であり、作中のラジオ番組は恐らくNHKラジオ深夜便がモデルなのだろう。でもラジオ深夜便はNHKFMのアニソン三昧の後にゲーム音楽特集もしたりした。

2010-08-15 17:07:18
MUNEGASHI Isako @isako134

延命装置を止めた少女は「病気で長期間入院しているため現在の日本の教育とは距離を置いており、戦争を経験したお年寄りの心が理解でき純粋無垢にしてもうすぐ死ぬ」と美化されたのがどうにも。もし病気が治る設定ならこのことを抱えて生きることになるが「すぐに天国で再会できる」と割り切った。

2010-08-15 17:22:29
MUNEGASHI Isako @isako134

英霊として南の海に留まっていた者、長年日本でさまよっていた者、英霊の資格を失ったとして海に帰れなくなった者、天国へ行ける者、地獄へ行く者(これは直接の描写はなかった)がいることを説明されていたので、その辺でも頭混乱した。原作はサイパンと昭和30年の日本の往復だけだそうだけど。

2010-08-15 17:28:33
MUNEGASHI Isako @isako134

1956年『姿なき一〇八部隊』の内容。 http://www.entermeitele.net/roadshow/sakuhin/?id=24719 『サイパンから来た列車』の映画化作品。

2010-08-15 20:51:50
MUNEGASHI Isako @isako134

戦時中の日本人が現代の日本にタイムスリップする、というドラマならTBSでは2006年9月に『僕たちの戦争』を森山未來の一人二役で放送した。 http://www.tbs.co.jp/boku-sensou/ 同じ場所で戦時中と現代の若者が互いの時代にタイムスリップする内容。

2010-08-15 21:00:28
MUNEGASHI Isako @isako134

倉本ドラマに関しては、@ProdigalSon_JP氏のブログでの批判を参考にした点が大きいんだけど、氏が「少國民」世代のうち評価している山中恒氏は『少年H』批判をし、藤子不二雄A氏の『少年時代』は空襲を避けるため高岡から疎開した実体験から原作に共感して描いたんだっけか。

2010-08-16 06:42:52
MUNEGASHI Isako @isako134

殴られたことを理不尽と感じたか(『総員玉砕せよ!』はNHKによる一部ドラマ化しか見てないが、戦地で「理不尽にしょっちゅう殴られた」ことを強調していた)、人間が正しく育つためには殴られる必要がある、と描いてしまうかの差か。ちなみに石原慎太郎の息子Y純は「親父に殴られたことはない」。

2010-08-16 07:08:39
MUNEGASHI Isako @isako134

21日のNHK・思い出のメロディーに『ばくさんのかばん』のばくさんにして『名探偵ポワロ』吹替の熊倉一雄氏がゲゲゲの鬼太郎OPで登場するのか!すげー。同日夕方にはアリエッティ制作ドキュメントの再放送も。

2010-08-16 10:49:38
MUNEGASHI Isako @isako134

倉本ドラマが気味悪いのは、老いて延命装置につなげられていた妹が少女に装置を止めてもらったことと、戦死して「英霊」となった兄がその資格を失ってまで妹の死に冷たい甥を殺害した上にその霊に説教したことを含めて、両方の殺人に対しても妹自身の霊が肯定したのか「ありがとう」と言ったこと。

2010-08-16 10:57:12
MUNEGASHI Isako @isako134

終戦記念日関連で戦争を扱ったドラマで、ここまで殺人を肯定的に描いた作品ってたぶん初めてなんじゃないかって気がする。普通逆だろ。秋吉の描写も『姿なき一○八部隊』では墜ちてしまった息子に遭遇する場面があるそうだが、先日のドラマでは彼の家族の描写は親などの写真を故郷で見たのみである。

2010-08-16 11:05:48
MUNEGASHI Isako @isako134

そもそも「英霊」になれる基準や、天国へ行ける基準(延命装置を外された妹はもう行ったらしく、「兄」に殺された甥は殴られて説教かまされてから行った模様、装置を外した少女は行けることが確実っぽい描写になっている)がわけわかんない。死んでから「目が覚めて」真人間になるというのがどうも。

2010-08-16 11:12:21
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