井上達氏「放射線の「確率的影響の意味」に関する島薗進氏の呟き

井上達(国立医薬品食品衛生研究所・毒性学)「放射線の「確率的影」の意味」『科学』5月号掲載の文章に関する宗教学者 島薗進氏の呟きをまとめました。3つだけなのですが、こういうことの積み重ねが、「知見を増やす」ことにつながるのだと思います。
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島薗進 @Shimazono

1放射線による発がん以外の健康影響はなぜ軽視された?井上達(国立医薬品食品衛生研究所・毒性学)「放射線の「確率的影」の意味」『科学』5月号。米と比べ日本の放射線による白血病リスク研究は極少。このように確率的な発がんやがん以外の影響は、本邦では政治的に切り捨てられてきた。

2012-05-09 08:47:40
島薗進 @Shimazono

2井上達(日大医)「放射線…」『科学』5月号。非発がん影響はメカニズムの理解が難しいが「ヒトでは明らかに心臓や肝臓に影響が現れることが知られています。子どもの場合は…わかるので被曝との関係が明らかになりますが、成人では体質の問題などとして、葬られてしまったきらいがあります」。

2012-05-09 08:48:09
島薗進 @Shimazono

3毒性学の井上達氏は日本では放射線健康影響を安全性の問題として問う姿勢が乏しかったと手厳しい。世界の原子力安全研究と比べて「日本ほど、原子力の安全性の専門家を置き去りにして、開発に邁進したルーズな国はなかった」のでは、と。「放射線の「確率的影響」の意味」『科学』5月号。

2012-05-09 08:48:30