「なぜ事故は防げない ~京都・亀岡 10人死傷事故~」書き起こし・ほぼ完全版

5月11日にNHKで放送された「かんさい熱視線」を文字起こししています。 進行:野村優夫アナ ゲスト:大嶋実弦(弁護士)
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冒頭のVTRが流れます

とし @toshihiro36

<ナレーション> 先月23日、集団登校していた子どもの列に車が突っ込み、10人が死傷する事故が起きました。運転していたのは無免許の18歳の少年。ブレーキを踏んだ跡はなく、夜通し遊び続けた末の居眠り運転でした。2年生の小谷真緒さん(7)、人を笑わせるのが大好きでした。

2012-05-12 05:31:09
とし @toshihiro36

<ナレーション> 3年生の横山奈緒さん(8)、活発で勉強をいつも頑張っていました。子どもたちに付き添っていた松村幸姫さん(26)は妊娠7カ月、お腹の子の命まで奪われました。事故を防ぐ手だてはなかったのか。現場は交通量が多い上に、ガードレールもない通学路。

2012-05-12 05:37:07
とし @toshihiro36

<ナレーション> 学校も保護者も危険だと気付いていましたが、有効な対策は取られていませんでした。通学路でなぜ痛ましい事故が起きたのか。その背景に迫ります。

2012-05-12 05:41:10

ここからスタジオです

とし @toshihiro36

野村優夫:悪質な運転による交通事故が立て続けに起きています。こちら、この1カ月に起きました事故です。京都・祇園で起きた事故のあと、主なものだけでもこれだけあります。京都府の亀岡市・愛知県・千葉県・徳島県で起きた事故では登下校中の生徒の列に車が突っ込み子どもや親が犠牲になりました。

2012-05-12 05:48:40
とし @toshihiro36

野村:事故を引き起こした運転手の責任は、強く問われなければなりません。一方で、この亀岡の事故現場では、以前から通学路を車が猛スピードで突っ走り、道幅も狭く歩道もないために、保護者から危険だという声が上がっていました。

2012-05-12 05:52:59
とし @toshihiro36

野村:この事故を受けまして、平野文部科学大臣は緊急のメッセージを出しました。子どもの安全を守ります学校と、スピード制限や通行止めなどの規制を行います警察、それにガードレールなどの道路整備を行います道路管理者は、一層連携して通学路の安全確保に努めるようにというものです。

2012-05-12 05:58:00
とし @toshihiro36

野村:ところが取材を進めていきますと、現場で安全を確保しようとしましても、そもそも通学路というのはどういうもので、どんな安全基準を満たさないといけないのか文部科学省がきちんと示していないために、通行の規制や道路の整備ができないという実態があるということがわかってきたのです。

2012-05-12 06:01:48

VTRが流れます

とし @toshihiro36

<ナレーション> 事故が起きた府道402号線です。平行して走る国道の抜け道として利用され、1日の交通量は5000台に上ります。しかし道幅は6mほど、ガードレールはほとんどありません。緑で示したのが402号線、事故は子どもたちが通う安詳小学校のすぐ近くで起きました。

2012-05-12 06:08:46
とし @toshihiro36

<ナレーション> この府道では事故が相次いでいました。わずか9キロの区間で過去5年間に起きた人身事故は160件、2人が亡くなっています。

2012-05-12 06:11:01
とし @toshihiro36

住民の声: 「やっぱり、ここの道は危ないなというのは前からあったんです」 「道幅も狭いし、怖いなと常々思っているんです」

2012-05-12 06:12:52
とし @toshihiro36

<ナレーション> 安詳小学校では教師が毎日校門の前に立ち、危険な車を止めるなど注意を促してきました。通学路をより安全にするには、ガードレールの設置や通学時間帯に車を通行止めにするといった対策があります。しかしガードレールを作ると、道幅が狭くなるなど不便になる場合があります。

2012-05-12 06:21:58
とし @toshihiro36

<ナレーション> 学校では近隣住民の理解が得られないとあきらめていました。

2012-05-12 06:23:23
とし @toshihiro36

安詳小・湯浅校長:速度を落とすとか全面通行止めにするとかいろんな対策が考えられていますけれども、そういうことを学校とPTAだけでできるのかというと、それはなかなか難しい。

2012-05-12 06:26:17
とし @toshihiro36

<ナレーション> この道をめぐって、住民の理解を得ることが非常に難しいことを示す出来事がありました。6年前、道を管理する京都府の土木事務所は、道路の側溝にフタをして道の安全性を高める工事を始めました。このとき関係する住民全員の了解を得るまで、大変な苦労があったといいます。

2012-05-12 06:31:07
とし @toshihiro36

<ナレーション> 溝がなくなってふたの上を車が通れるようになると、家の屋根や門柱にぶつけられる恐れがあると反対されたのです。

2012-05-12 06:33:51
とし @toshihiro36

土木事務所・川嶋所長:やっぱり町の中でやるので利害関係者がすごく多くて…地域の合意を得るという部分が、交通安全事業の一番の難しさかなと思っております。

2012-05-12 06:37:04
とし @toshihiro36

<ナレーション> 今回の事故のあと亀岡市の安全対策協議会では「ガードレールの設置をしてはどうか」との意見も出ました。これに対し土木事務所では側溝にふたをしたときに、住民の意見の調整が難しかったことを考えると、道幅が狭くなるガードレールの設置はさらに困難だとしています。

2012-05-12 06:43:24
とし @toshihiro36

<ナレーション> 住民の了解を得るにはどうしたらいいのか。小学2年生の娘を持つ母親です。去年、地区の会合で「安全性を高めるための対策をしてほしい」と要望しました。

2012-05-12 06:46:23
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