5/11 #同題ssBSR まとめ 「お題:行列」

#同題ssBSR 5/11のお題分のまとめです。 ざっとまとめただけです。誰でも編集可能ですので、追加・削除などご自由にどうぞ。 作品冒頭にある【 】内はCP表記です。ただし、全ての腐要素のある作品に記されているとは限りませんので、地雷のある方は注意。→http://j.mp/Kcy03q 続きを読む
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なつね @natsune06

【親鶴】「やっと私の預言が凄い物だと分かったんですか?」ふふんと誇らしげに出迎えた鶴の字に、俺は声を大にして否定する。「どんなもんか試しに来ただけだ!」わざわざ行列に並んでまでやって来たのは鶴の字に会いたかったから…だなんて、口が裂けても言える訳がない。<行列> #同題ssBSR

2012-05-12 20:39:36
@myura3037

<題:行列>三成「秀吉様、昼は行列のできるラーメン屋に入りましょう!」秀吉「半兵衛が『待つのは嫌いなんだ』と申すゆえ無理であろう。豊臣は三食ファースドフードが基本ぞ…」そんな物ばかり食べているから病気になられたのでは?と三成は言いかけた。#同題ssBSR

2012-05-12 21:40:23
マツハナ* @matsuhanaa

【武田軍】先頭は巨大な戦斧、次が二本の朱槍、続いてそれぞれの得物が青空を突き刺し進んでいく。彼等の勝鬨は耳に目に暑苦しい。叫ばれた名と共に振り返る視線の多くが己を殿に留め、他人事でいさせてはくれないのだけれど。<お題:行列>#同題ssBSR

2012-05-13 00:12:08
ひよ子ちゃん @shiotanumauma

【毛利】戦場で銃と足軽の数の差を補うのは、策をおいて他ならない。この季節、暑さと疲労に敵方が隙を見せるはず。その一瞬を、待つ。じりじり、じりじり、日輪との距離が近い。額を汗が伝った。足元を蟻の群れが行く。その隊列を乱さぬ様、ただただ静かに耐え忍ぶ。【行列】 #同題ssBSR

2012-05-13 00:45:25
@AK_SSS

【乱世の英雄】唯一つの頂に向かって、人は列をなしてそれを仰ぐ。道を探しては頂に昇らんと欲し、導き手を捜してはその地に辿らんと望む。否、そは愚なり。ただひとり、常にその先頭を駆ける者こそ頂に至る者なり。叫ぶべし、我は道を指し示す導とならんと。<行列> #同題ssBSR

2012-05-13 02:35:10
深芭 @hukaba_pivoine

川の前に、長い長い線が出来た。年寄り、赤子を抱いた女性に男性…皆纏っているのは死に装束。未練があるのか、それとも無いのか。下を向きそろそろと動く線をじっと見つめ、あの人を探した。…良かった、まだ来ていない。(行列) #同題ssBSR

2012-05-13 02:54:08
種 一@刀の筋肉勢美味しい @tanehajime

【行列/東軍】立ち並んだ狐火。無数の焔が揺らめき音なく近寄ってくる様は、いっそ荘厳だった。家康が立ち上がり、傷だらけの拳に光を浮かべてそっと手を差し出せば、狐火は自ら光に触れ、同化して消えていく。「この行為に意味はあんのか」「さぁ…だが、望まれるならば続けるさ」 #同題ssBSR

2012-05-13 12:19:41
閑井嵩 @syusizu

【行列】甘味屋に行列。それだけなら気にもとめないが、ふと、ここに刑部が好む甘味がある事を思い出した。小生は黙って列に並んだ。これで機嫌を取れば鍵を寄越すやもしれん。さすが小生知性派だ。列は長く、かなり待ちそうだが、まあ良い。売り切れないことを祈るのみだ。 #同題ssBSR

2012-05-13 13:00:52
種 一@刀の筋肉勢美味しい @tanehajime

【行列/元就】立ち並んだ怪火。これを人魂と名付けた者の気がしれぬ。人は死ねば何も成せずに消え行くのみ。未練たらしく世をうろつく惰弱が、未だ人であるなど痴がましいにも程がある。「失せよ。もはや貴様らに価値などない」輪刀を振るえば鬼火が消える。最後に消えた焔の色は、 #同題ssBSR

2012-05-13 13:53:12
@AK_SSS

【蒼紅】暗闇の中行列を作る蝋燭の炎が、一つ吹き消された。「・・・もう止めませぬか?」「怖いなら怖いと素直に言えよ、真田幸村?」「そうではありませぬ!!」一話目の怪談話で、既に頭の上から夜着を被って言い合う二人を眺めて、彼らの保護者は溜息を吐くのであった。<行列> #同題ssBSR

2012-05-13 19:25:16
@AK_SSS

【伊達主従】畑の畝が何処までも伸びている。その上を列を成して青々とした葉が並んでいた。政宗は土手に座り、小十郎の畑仕事を眺めていた。小十郎曰く、適度な間隔こそが野菜を上手く生育させると言う。きっと秩序ある世とはこの畑の如く、美しく穏やかなものなのだろう。<行列> #同題ssBSR

2012-05-13 20:59:11
@8739_03

【転生小政】後日ではダメだと言い張る主に、では後ほどと席を立つ。彼の要望を満たすためならばどれほど長い行列だろうと苦ではない。だが。「政宗様?」カフェで寛いでいてもらうはずの主は、当然と横に居た。「…これなら、隣に並んでも不自然じゃないだろ」わかれよ、と。〈行列〉#同題ssBSR

2012-05-14 01:17:35
小嶋 @kojima_mariko

【小政】「ほらな」一所を目指して歩く人の列をほら見たことかと政宗は満足そうに 指差す。夜空には満月。雨上がりに絶好の夜桜見物ができると考えるのは皆同じらし い。「政宗様」「ん?」「そちらでは人が多すぎます」そう言いながら小十郎は皆と は違う方へと歩を進めた〈行列〉#同題ssBSR

2012-05-14 21:44:37
くろす @blacklairen

収穫を終えた後小十郎が振り向くと、芋を盛った籠がない。驚いて探せば、城へ向かう小道の途中から芋が等間隔に並んで行列をつくっている。行進でも始めそうなそれを苦笑しながら拾いつつ進んでいくと、ぽくりと頭を叩かれた。遅い、とむくれる小さな主に従者は謝して笑った。 #同題ssBSR 行列

2012-05-19 13:24:37
@izr_5

とある者は照らす日差しのようにあたたかく、常に自然と人が集った。とある者は宵に灯る篝火のようで、その火を恐れた人は去り周りは常に静だった。前者が振り返ればそこには沢山の人、然し唯一求める姿はそこには無く。後者は振り返る事をしない。果たしてどちらが不幸か。【行列】 #同題ssBSR

2012-06-08 02:46:23
はるは国家試験まで18日 @bluebruise

【石田/転生】群れの中に生きる私を指差し誰かが笑っていた。あまりにけたたましく笑うので文句を言おうと思ったが何も言わなかった。するとさらに大きくなった笑声と共に言葉が聞こえたのだ。ようやく見えたその者の両目からは赤い涙が流れていた。「お前は二度死んだ」〈行列〉 #同題ssBSR

2012-06-17 02:37:31
@izr_5

【行列】「光秀、お前友達いないだろ」こんな変態に友達なんて出来ないよなー。馬鹿にして言えば光秀は無視しやがった。ムカつく。文句を言おうと開いた口は然し擦れ違いざまの光景で開いた儘止まった。光秀の後に烏が列を作っている。「……やっぱさっきの訂正するわ」「……は?」 #同題ssBSR

2012-06-24 00:03:24
祀之 @shino_1009

【瀬戸内】狐火が舞う中を粛々と進む列。「狐の嫁入り?」初めて見る光景に呟けば、「嫁入りではない。元就様が安芸へ帰られるのだ」と列の内から答えが返る。輿に乗る狐があまりに美しいから花嫁かと思ったと呟いて、鬼は彼らを見送った。数年後、安芸から土佐へ行列が。<行列> #同題ssbsr

2012-06-26 18:39:00
@madacco

【瀬戸内】カフェの行列は全く動かない。元親はパンをかじりながら、名物の分厚いホットケーキを待ち望んで一時間待っている。「どうして腹を空かせていられぬのだ……」食べるのが目的じゃないから良いんだよ。一人じゃ絶対に並ばない、隣で一緒に並ぶ毛利がいなければ。<行列> #同題ssBSR

2012-07-19 22:47:45
東露 @tooro_banbino

【毛利】鯨幕をただ遠くからぼんやりと見ていた。焼香の列には並べずにただ遠くから。「…毛利サン」ふいに腕を取られて見上げるとあ奴と同じ隻眼の男がいた。それ以上何の言葉も続かぬのに焦れて腕を振り払う。見上げれば晴天。…雨ならば泣けていたのだろうか?のう日輪よ/行列 #同題ssBSR

2012-11-17 10:47:22
ゆうま @hasko3

[光濃]「葬列のようではありませんか?」麗らかな青空の下、戦へ向かう軍勢に白い髪の男が笑う「縁起でも無い事を言わないで頂戴」と窘めれば年に合わぬあどけないような表情をして「葬列を歩くのは生きている者だけですよ」死んでいたら葬儀には参加できないでしょう?/行列 #同題ssBSR

2013-05-09 20:31:11
ゆうま @hasko3

「では花嫁行列のようと言えば良いでしょうかね」軍勢の行進を「葬列」と言った私に顔を顰めた従姉妹に。では縁起が良い事とはこういう事だろうかと考えて…。でも嘗て貴女の花嫁行列を歩いた私は、少しも目出度い気分では無かったなと…鬱とした気分と共に思い出す。/行列 #同題ssBSR

2013-05-10 19:38:31
うえち @d2oub3lock

【+南部】「…此処は?」灰に染まる空、淀んだ空気を掻き分けて進む人が列をなしていた。「亡者が羅閻に会いに行くのよ」思わず口を出た呟きにいらえが返るとは。「あれが、全部か」見知った顔、知らぬ筈がない。全て己が斬り捨てた者たちだ。「分かっておろう。罪も深きな」/行列 #同題ssBSR

2013-05-19 00:20:59
ナイチ @uzy_com

【捨て駒】虫が列を成して行く。五分の魂とはよくぞ、言う。あれは実に正しい、目的に忠実な雑念のない行為である。「貴様等に心など要らぬ。」冷厳たる主の言葉に我々は自らの五分の魂を確かめる。列を成して虎口へ向かうは主のため、国のため。…左様、これは実に正しい。<行列>#同題ssBSR

2013-05-20 18:36:06