第二回エピソード人気投票結果
◆ボンド◆ユカノはこのエピソードにおいてはまだまだ受難の時期だ(彼女が地に足をつけ歩き出すのは後半戦からとなる)。状況に流される者は受難し続ける定め。いずれ自ら運命に爪を立てねばならない……ブラックヘイズのあの呟きは、ニンジャスレイヤー世界の根底に流れるインガを象徴している。◆
2012-05-09 23:53:18◆ボンド◆ニンジャスレイヤーの激しいイクサと、その苦い帰着にも当然注目して頂きたい。バスター・テツオという得体の知れぬ存在が巻き起こした嵐の中、ニンジャ達が切結び、己の運命、生死を定めてゆく。ニンジャスレイヤーはそのメイルストロームの中を決断的に突き進むのだ。◆
2012-05-09 23:59:56◆3位◆スリー・ダーティー・ニンジャボンド◆230票◆2部◆ニンジャスレイヤー◆ジェノサイド◆フォレスト・サワタリ◆
2012-05-10 00:00:09◆ボンド◆まずやはり、ダーティーな三人のヒーローを並び立たせたかった。それも、ただ闘わせるだけじゃなく……無理矢理に旅をさせたかったというのがあるね。手綱を握るのは芯の強い女性だ。ロードムービーめいたシチュエーションだね。コンフリクト、そしてケミストリーに期待した◆
2012-05-10 00:03:58◆ボンド◆フォレストはキョートのような社会では到底生きられぬ男。だが、彼には雑草めいた楽観があり、事態をどうにか切り抜けようとする。ジェノサイドにも彼なりの人生観がある。我らがニンジャスレイヤーは言うに及ばずだ。三者とも、生き方は違えど、みな、説得力のある矜持を持つ。◆
2012-05-10 00:07:03◆ボンド◆そうなると、やはり、「お前達は、どうなんだ?互いに一緒に旅をして、どう思った?今後君たち自身は、何か考えるか?」と、訊いてみたくなると言うものだ(笑)。最後の終わり方は賛否両論だろう。だが、僕はこれがベストだと思ったんだよね。今もそう思っている。なかなかだ。◆
2012-05-10 00:08:38◆2位◆スワン・ソング・サング・バイ・ア・フェイデッド・クロウ◆279票◆1部エキストラ◆ヤモト・コキ◆シルバーカラス◆ウバステ◆
2012-05-10 00:08:51◆ボンド◆このエピソードにニンジャスレイヤーは登場しないが、「インストラクション」に関しては、ドラゴン・ゲンドーソーとニンジャスレイヤーのやり取りを再話めいて補強する役割にもなっている。ニンジャはいかにしてカラテをモノにするのか。それを語る話でもあるね。◆
2012-05-10 00:12:43◆ボンド◆インストラクションとはすなわち、次代へ伝えると言う事だ。人は死ぬが、教えは伝わる。インストラクションを通じ、人は死後も永遠に生き続けるのかもしれない。それは……どうだね?ある意味サイバーパンクめいていないかね?カギ・タナカの行いは、おそらく彼自身の魂を救った事だろう。◆
2012-05-10 00:18:32◆1位◆リブート、レイヴン◆317票◆2部◆タカギ・ガンドー◆シキベ・タカコ◆コケシ・ソイチ◆??????◆
2012-05-10 00:20:03◆モーゼズ◆天狗の話とも被るが、僕は完璧ではない不恰好なものが奮闘する様や、老いや挫折で一度力を失ったものが再び力を取り戻す物語などに強い興味を抱くらしい。「ダークナイト・リターンズ」、「夜はグリーンファルコンを呼ぶ」……ブラッドの奴ならこんな時、何か神話を引き合いに出すだろう◆
2012-05-10 00:22:46◆モーゼズ◆この物語も実際そうだ。タカギ・ガンドーという男の死と再生の物語でもあるし、フジキド・ケンジという男が人間性を再構築するステップのひとつでもある。サイバーパンク的な意味も持たせたかったので記憶と自我の関係性についても盛り込んだ。ミーミー、物語、永遠性……などなど◆
2012-05-10 00:27:16◆モーゼズ◆僕は本来、完璧な物語が苦手なんだ。少し穴があったほうがいい。でもブラッドの「スワン~」を読んで熱気に当てられ、柄にもなく自分も何か美しいエピソードを書きたいと思っていた。そんな時、ガンドーが受話器を取るあのシーンがニューロンに浮かび、そこから前後に話を広げていった◆
2012-05-10 00:30:29◆モーゼズ◆いろいろあるけど結局のところ、僕はタカギ・ガンドーとシキベ・タカコが大好きなんだ。もちろん、コケシ・ソイチもね。シキベは「Well...」とか「Ah...」とかを常に会話に挟む、ぱっとしない女の子を表現してみたつもりだ。初めて描くキャラだったが、うまくいったと思う◆
2012-05-10 00:32:23