B-CASに関する白田総統との会話

発端から会話の流れをまとめて、私の連続ツイートは最後にまわしました。誤りの指摘は歓迎です。
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flat/京山和将@昼夢堂 @flat_ff

暗号文はもとより公開情報のため、隠すことができない。そのためにアルゴリズムを隠したが、それは解析か流出で破られるのは目に見えている。

2012-05-19 07:10:41
flat/京山和将@昼夢堂 @flat_ff

通常の暗号は、送信者が盗聴者に対して秘匿しつつ受信者に開示するために使われる。ところがDRMなどは、送信者が視聴者に対して秘匿しつつ再生アプリに開示するために使われる。この用途で暗号を使うこと自体無茶があり、せいぜい時間稼ぎでしかないというのが私の見解。

2012-05-19 07:13:32
flat/京山和将@昼夢堂 @flat_ff

使われている暗号が破られるというのは、鍵を持ってないのに解読できると言うこと。それができていたら、MULTI2を使う全てのシステムが破られることになるけどそうじゃない。今回は鍵を自由に作れることがわかって、これは暗号が悪いのではなく鍵の管理や生成の問題だろうと思う。

2012-05-19 07:20:49
flat/京山和将@昼夢堂 @flat_ff

DRMとは視聴者を「盗聴者」として見ているシステムだが、「受信者」たるアプリも視聴者に送っている以上時間稼ぎにしかならない。内部で使用する暗号に穴がなくとも、方式に穴ができやすいと言うか、方式自体が穴である。

2012-05-19 07:25:56
flat/京山和将@昼夢堂 @flat_ff

あと、量子コンピュータがあれば既存の暗号はほぼ全滅します。だけど実現性は不明です。ですので作れないことを前提に現代の暗号があります。その暗号の強度と、鍵の管理に不備があることで特定の方式が破られるのはイコールではありません。

2012-05-19 07:30:28
flat/京山和将@昼夢堂 @flat_ff

森井教授@神戸大「現在暗号が破られたと言われている場合のほとんどは、暗号そのものの突破ではなく鍵管理の不備です」 細部は違ったかも

2012-05-19 08:06:32