(ハムスターみたい……)与えたハンバーガーをちまちま食べる姿は、正にそれだった。頬袋ならぬ頬を膨らませて――「……おなかいっぱい」まだ2口しか食べていないそれを見て、俺は愕然とした。「もしかして嫌い?」「……すごくおいしーけど、入らないですよ……」 #twnovel #Chrys
2012-05-19 20:31:13「……お腹すくよ」「……そんなに食べたら爆発しますよ」多分破裂の間違いだろうが、ハンバーガー2口で満腹になる彼とセット2つで腹八分の俺のどちらが一般的なのかはわからなかった。取り敢えず残りは引き取って、待ってましたとばかりに頬張った。 #twnovel #Chrys
2012-05-19 20:34:01例えば他のひとがその言葉を呟いたとして 例えば君ではない誰かがその歌を歌ったとして 僕の胸を穿つのは君のその声で 心臓に楔を打つのはあなたのその旋律で #言葉 #Chrys
2012-05-19 22:34:41どうだっていいんだ君のことなんか ぶっちゃけなんかめんどくさい 構わないから構わないでよ 心配するふりなんかしてくれなくていい 僕らにはそれぞれ大切なひとがいて帰る場所があって それ以上なんて望んでないから 僕に何も望まないで #Poem #Chrys
2012-05-19 23:40:47今、今日が今日になりました。昨日は昨日になり明日は明日のままで、でも明日になれば今日は昨日になる。毎日その繰り返し。だけど一日たりとて同じ日はなくて、すべては刻一刻と変化していく、目には見えなくても。変わりゆく様を感じ取りたいと願う零時。 #0poem #Chrys
2012-05-20 00:12:53@sousakuTL 死ぬか生きるかは問題ではない。生きるしかないんだから。邪魔するヤツは片っ端から始末してやる…。「…どけ!オレはこんなとこで立ち止まっている暇はねーんだよ!!」目の前の敵を血祭りにし、ボクは前へと進む。 #Chrys #書き出し #twnovel
2012-05-20 01:24:16何度夢見て起きても、まだ君には届かない。夢の中でも現実でも、僕は君には届かない。そんな君に僕は憧れているのか、嫉妬しているのか。そんな気持ちを知ってか知らずか、君はいつもの笑顔。むさ苦しいはずの男子校で、君だけそんな爽やかで優しいのは…ズルいよ。 #書き出し #BL #Chrys
2012-05-20 01:36:42僕がもう何も手につかないこと、とっくに分かっているんだろ? 君が一言発すれば、それで僕は楽園にも落ちるし地獄にも堕ちる。もう一息、あと一息。お願いだから焦らさないで。さあ早く、君の言葉でとどめを刺して。 #締め #Chrys
2012-05-20 09:43:41「初めて眺めたけど、走馬灯ってあまり面白くないね」呟くと、途端に頭をはたかれた。「ひどい!僕、死にかけたのに」「アホ!何が死にかけたや!ぴんぴんしとるわ!」「あれ?走馬灯は?」「頭打って気絶したくせに夢見ながら寝とったんやろ。おめでたいやっちゃ」 #Chrys #twnovel
2012-05-20 11:09:01寝台の 僅かに残る 温もりが 昨夜のあなた 思い出させる #tanka #jtanka #Chrys #arhm http://t.co/GGbkIU3U
2012-05-20 14:13:08大事にする方法がわからなくて、閉じ込めた。アイツは泣くでも怒るでもなく、ただ笑って俺の事を赦した。「きっと僕が貴方でも、同じ事をするから。その時の貴方もきっと、僕を赦してくれる」言われて俺も堪らず、笑った。 #Chrys #twnovel
2012-05-20 14:26:11いつか消えてしまうなら今この場所で君の前で僕を消してやる。忘れられないような方法で君に僕を刻み付けて。だってどこかで君に知られずに消えてしまうなんて耐えられない。僕の居た意味、僕の居た記憶を君だけが持っているのだから。忘れないで、僕を。 #Chrys #twnovel #書き出し
2012-05-20 15:01:59「さあ、行こうか」さらりと言って彼は笑った。それはまるで遠足にでも行くような軽い口調で、思わず顔を見上げる。だって、相手は剣の達人が五人。とても勝ち目があるとは思えない。だが頭に温かい手がのせられた。「大丈夫だ。心配すんな」それだけで安心できた。 #twnovel #Chrys
2012-05-20 17:32:54よし、撮影準備完了。それじゃ、撮るよ。静かに告げた俺の声に怯える君の姿がしっかり映る様に、覆い被さった。何処を見るべきか迷って不安そうな君の瞳は、僕で一杯にしてあげよう。だから我慢しないで、いつもの魅力的な君でいて。 #書き出し #twnovel #Chrys
2012-05-20 18:24:05@sousakuTL いつか消えてしまうなら…伝えておきなきゃ…。こんなアタシでも君は側にいてくれたよね、ありがとう…。…アタシやっぱり…君が、大好きみたい…。 #Chrys #書き出し #twnovel
2012-05-20 21:23:33君の言葉はまるで天気予報のように僕の胸の中の空を晴れたり曇らせたりする 例えば僕が泣いていたら君の心には雨が降るのかい そしたら傘を差して濡れないように守ってあげる そしたら君は僕のぐしゃぐしゃな顔を見て笑ってくれるに違いないから #0Poem #Chrys
2012-05-21 00:03:07待っていた。百年以上。太陽の影に封じられたかの人を助けられる日を。太陽が完全に金の環となったその瞬間、白いたおやかな手が現れる。手を伸ばす。しっかりとつかみ、僕は君を引っ張り出す。「お帰り。遅くなってごめん」腕の中の君を強く抱き締めた。 #Chrys #twnovel #金環日食
2012-05-21 08:22:02「薫風吹きすさぶ」「馬鹿。それを言うなら寒風だろ?」「でもこの時期は薫風だよ。しかもこの吹き方ったら」あいつは尻尾を一振り。ここは廃墟のビルの上。確かに風は激しい。「屁理屈」「どうせもう人間はいないんだからいいの」人真似あやかしはにやりと笑った。 #Chrys #twnovel
2012-05-21 12:43:16「……何か、俺のフェラさせてるみた」軟骨つくね棒を食べている彼女にそう言ったら、間髪入れず回し蹴りが飛んで来た。「言うと思った」何事も無かったかの様にそれを頬張るので、本当に予想してたのだろう。「サーセン……」(続く) #twnovel #Chrys
2012-05-21 18:23:58謝ると、串が飛び出てどう攻めようか悩みつつ彼女は。「これは喋らないから途中で言葉責めしないし、食べ終わってからも私の事を悦ばせてはくれないよ。それでも、自分のみたいだと言い張る? それとも、フェラだけで満足?」……皆さん、これは襲うべきでしょうか。 #twnovel #Chrys
2012-05-21 18:27:51背中合わせの僕らはいつも視線の先に互いを探す。気配はするのに姿は見えない。後ろを振り向けばいいのに、それには気づかない。永遠に僕らは前だけを見て互いを求め続ける。永遠に。 #Chrys #twnovel
2012-05-21 20:05:17「華やかなばかりの徒花といつまで陰口を叩かせておくのです?」不機嫌な声音を隠そうともしない側近に彼は苦笑した。「実際、身の丈に合わぬ金と屋敷を持った若造だし」金にあかせた硝子の杯で酒を飲み干す。「復讐するまでは軽んじられるくらいでちょうどいい」 #Chrys #twnovel
2012-05-21 21:48:49@sousakuTL 願わくば、この狂った物語に終焉を。…かなりのダメージを受け立っているのがやっとだった。「…アイツ、無事に逃げたかな?」自分より年下で我が強くてそのせいで、周囲と衝突して…。「…げと、憎めないんだね…」 #Chrys #書き出し
2012-05-22 00:00:19どちらが夢でどちらが現でも構わない、と君は笑う。僕はどちらの世界の者として、認識されているのだろうか。怖くて聞けなかった、もしかしたらどちらにも存在してないかもわからなかったから。 #Chrys #twnovel
2012-05-22 09:33:27