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惑星協会フリードマン博士の "The Hayabusa Adventure " http://bit.ly/dlm2EY ご本人より日本語訳とネット掲載の許可を頂きました。当方多忙にためボランティア翻訳者求めます。一部分でも可。どなたか奇特な方おられますでしょうか。

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thgrace @thgrace

太陽電池で動く推進系は良く仕事を果たし、ハヤブサは2005年9月イトカワとランデブーするに至った(計画当初の目標は小惑星Nereusだった).@ShinyaMatsuura

2010-06-22 17:58:42
thgrace @thgrace

イトカワは、小惑星でも比較的地球近くまでくる軌道ー実際に地球軌道を横切っているのだがーを持つので地球近傍小惑星と分類される.@ShinyaMatsuura

2010-06-22 18:00:35
thgrace @thgrace

がしかし、はやぶさが到着したときはおおよそ30億キロメートルものかなたにイトカワはあった.この距離になると、地球からの通信しても往復で0.5秒ほどかかってしまう.@ShinyaMatsuura

2010-06-22 18:02:16
thgrace @thgrace

ごめん、0.5秒のはず、ないわな(笑) 30分ですね.@ShinyaMatsuura

2010-06-22 18:02:58
thgrace @thgrace

到着してからはすごかった.最初の、高解像度近接撮影が今では有名になったじゃがいも状の物体をとらえていたからだ.@ShinyaMatsuura

2010-06-22 18:05:10
thgrace @thgrace

JSPECのはやぶさ運用チームは、一個目の小型ロボットをイトカワに向けて出発させたが、これはイトカワにはたどり着かなかった.イトカワへの着地も試みてイトカワに近づいたが、初回は成功とは言えなかった.@ShinyaMatsuura

2010-06-22 18:08:50
thgrace @thgrace

しかしその後の二回目の着地は成功だった.はやぶさは30分ほどもイトカワ上にとどまっていたらしい.しかしサンプルは得られただろうか? サンプル採取装置は弾丸を撃ち込む機構を持つのだが、これは完全には動作しなかった.@ShinyaMatsuura

2010-06-22 18:13:22
thgrace @thgrace

それでも小さな粒か、すくなくともダストはとらえることができた可能性はある.この着地を試みる前にハヤブサはイトカワに向けて二つ目のカプセルーそれにはみんなの名前が書きこまれている−が放出し、いまもカプセルはイトカワにある.@ShinyaMatsuura

2010-06-22 18:16:59
thgrace @thgrace

以上は2005年年末のことであった.地球への帰還作業はそのあとすぐ始まったのだが、まずリアクションホイールが壊れ次に推進薬の漏洩が起きた.@ShinyaMatsuura

2010-06-22 18:19:37
thgrace @thgrace

地球への帰還可能性は潰えたかに思えたが、それはJSPEC運用チームがすばらしいアイデアを思いつくまでのことだった: つまり時を待つこと.2006年初頭に地球へ帰るよう計画通りに出発するかわり2007年4月まで待つこととしたのである.@ShinyaMatsuura

2010-06-22 18:23:31
thgrace @thgrace

2007年4月にすればはやぶさにとって地球へ戻りやすくなるからだった.そして2007年、はやぶさにはそもそもあるエンジン四つのうち二つしか正常に作動するものがなかった.この状態で壊れかけたはやぶさは帰れるのだろうか? @ShinyaMatsuura

2010-06-22 18:27:02
thgrace @thgrace

二つのエンジンは動いたーしばらくは.それも地球への軌道がとれるようになるまでは.2009年末、さらにエンジン一つが壊れ再び状況は絶望的になった.@ShinyaMatsuura

2010-06-22 18:28:53
thgrace @thgrace

しかしJSPECのメンバは壊れかけたエンジンを組み合わせ、正常に作動するエンジン一基を整えることに成功した.このはやぶさのジェットコースタライドにも似た状況はE. Lakdawallaのblogを参考にしてほしい.@ShinyaMatsuura

2010-06-22 18:31:30
thgrace @thgrace

はやぶさは地球に帰ってきた.かれのこれまでの航跡と比較すれば、再突入と着地はほぼパーフェクトだった.カプセルは無事回収されている.@ShinyaMatsuura

2010-06-22 18:33:38
thgrace @thgrace

そのカプセルはこの長い旅路が始まった場所ーJSPECがあるJAXA相模原キャンパスへとまもなく戻る.そこでカプセルは間違いなく多数の観衆ーネット上の人々も含めてーの目前で開けられることになる.@ShinyaMatsuura

2010-06-22 18:38:38
thgrace @thgrace

わたしはシェイクスピアが間違っていてほしいと思う: My falcon... ←今手元にテキストがない(泣) @ShinyaMatsuura

2010-06-22 18:46:12
thgrace @thgrace

カプセルになにものかがはいっているならば、それはすなわち地球届いた初めての小惑星のサンプルとなる.@ShinyaMatsuura

2010-06-22 18:49:12
thgrace @thgrace

万が一そこになにもなかったとしても、このすばらしいミッションが達成されたことが損なわれることはないし、将来のサンプルリターンミッションーとても大切な火星のそれも含むーにつながる大きな経験が我々に残るのである.@ShinyaMatsuura

2010-06-22 18:53:59
松浦晋也 @ShinyaMatsuura

今、@ thgrace さんが、どんどん翻訳をTLに投げています。翻訳希望を送ってきてくれた皆様、とりあえずは thgrace さんのTLに注目し、彼が力尽きたところから始めてもらうと、みんなの労力の重なりが少なくなると思います。よろしくお願いいたします。

2010-06-22 17:21:03
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

まあ、途中まで訳しちゃったから書くか。

2010-06-22 17:24:58
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

私が初めてMUSES-C計画(はやぶさの名で知られる計画の本来の名称)を聞いたとき、不可能な夢物語だと思いました。サンプルリターンは大変困難で、ソ連が惑星表面からロボティックに成功したのが唯一の例です。

2010-06-22 17:09:36
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

成功するためには天体へ接近し、周囲を回って科学的調査する運用をし、着陸し、サンプルを採取し、地球を目指して飛行し、最後には再突入して着陸、という個々のミッションを全て成功させなければなりません。

2010-06-22 17:09:50
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

しかし日本の宇宙機関にはこれらに成功した前例はなく、唯一の惑星探査例は火星を目指したものの軌道投入に失敗した「のぞみ」だけでした。そのうえ、宇宙空間で太陽電池の電力により連続して小さな推力を発生させる、新しい宇宙飛行推進技術を用いようとしていました。

2010-06-22 17:10:00